表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうも、最弱テイマーです!  作者: 翡翠アマネ
一章:最弱は準備をする
1/5

01 転生先はハードモード!?


水晶は光らない。


(……え、これ……見間違い……だよね?)


父と母の顔をみた。

二人とも光らない水晶をみて愕然としている。


(えっと……マジか)



わたし、今の名前だとネイビーは転生者だ。

そして、前世の記憶がある。

確か昔の記憶だと、ネイビーは車道に飛び出した猫をかばい、死んでしまった。


それはさておき、この世界には魔法というものがあった。

絵本で読むような手から火を出す、雷を落とす、そんなことが当たり前のようにできるところ。

ネイビーが最初に魔法を使ったのは3歳のとき。

3歳で魔法を使って、両親に心配された。


ここでは5歳になると『ギフト』というものがもらえる。

なんと、神さまからの贈り物だという。

ギフトは多くて5個、必ず2個はもらえるらしい。

でも5個もらえる人は極稀だと言う。


ギフトの一つは役職。

その中でネイビーは『テイマー』という役職をもらった。

テイマーは動物や魔物を手懐けされることができる役職。更に役職では水晶の色でグレードが決まった。


赤は小さな動物をテイムできる。

青は少し大きい狼などをテイムできる。


ネイビーの役職はテイマーで【無色】だった。

なにもテイムできない、テイマーの中ではいわゆる『最弱』だった。


そしてもう一つの属性というものも【無色】。

つまり自分に適応した魔法がないのだ。

属性がないというのは戦闘でかなり不便だ。

相手の弱点をつけない。


「無理でしょ」


無意識に言葉を発した。

りんごが落ちるように、ほぼ自動的にだ。

さて、困った。

前世の知識をフル活用しても、この状況はどうしようもできない。

絶体絶命である。


完璧に神から見放された5歳児に一体どうしろというのだ。

とっとと現実の辛さを知れと言われているのだろうか。たった今現実の辛さを知りましたよ。


母に聞いた話では悪いことをしたら無色になるという。

この世界では未だに無色の者はかくにんされていない。


(今まさにここにいますよ!てか何なん!?わたし猫助けたよね!?)


どうすればいいのだろうと途方に暮れることしか今はできない。


職業も無色、属性も無色。

これから先、一体どうやって生きていけばいいのでしょうか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ