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プロローグ
目を覚ますとそこはただ真っ白で空気の動きさえ感じることが出来ない空間だった。
「やったーーー!!!!!」俺は思わず今まで生きてきた中で一番大きな声で、しかも両手を天高く挙げ叫んでしまった。まるで月蝕がきっかけで超強力を身につけた小太りメガネさんみたいにw
「長かった」まるでため息を吐くように、それでいて安堵したような小さな声でつぶやいた。
後は女神か天使かそれともドジっ子な精霊が目の前に現れて、俺にチートスキルを授けてもらうだけだ。
体感時間で10分だろうか、まだ俺にチートスキルを授けてくれる方は現れない。
おかしい 俺の知る情報では、すぐにでも誰かが現れるはずだが・・・
しかしどれくらい待っても現状は何も変わらない。
「オイ!」「誰かいないのか?」
・・・