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偉大なる先人たち

 これから、ミステリー史に残る偉大な作家たちの特徴を調べてみたいと思います。その際に、彼らの作品をいくつか紹介いたしますが、メイントリックのネタバレには、決して踏み込まないように配慮いたしますから、まだその作家が未読の読者の皆さまも、どうか心配なさらずに、先へお進みください。

 いわずもがなですが、先人たちの偉業を勉強することは、これから書こうとするミステリーの方向性を見出すための、とても有力な手段です。先人たちとて、決して完全無欠な作品ばかりを書いていたわけではなく、同時期作家のトリックを参考にしながら、試行錯誤を繰り返しつつ、時にはミスを犯しながら、星の数ほどの名作が生まれてきたのです。

 ミステリーの歴史を大雑把に振り返ってみますと、1920年ころから1950年ころまでの欧米作家が活躍した『本格黄金時代』があり、1980年から2000年ころの日本の新鋭作家が一気に花開いた『新本格派時代』、そして現代のバラエティに富んだミステリーへと、受け継がれています。

 とくに、『本格黄金時代』の作品は、これからミステリーを書こうとする人たちにとって、教科書のようなものです。そうはいうものの、その全部を読もうとすると、それだけで三年くらいはあっという間に浪費されてしまうでしょう。やはり、行き当たりばったりでも、まずは自分なりに文章を書いてみることが、一番大切であることは間違いありません。

 そこで時間を節約したいあなたのために、ここでは先人たちの業績を完結にまとめて紹介することで、少しでも手助けになればと思っています。


 さて、偉大なる先人たちの話ですが、わたしはここでは、本格黄金時代の作家を紹介していきたいと思います。いわゆる、ミステリー史において原色ともいうべき作品群です。

 ここでの記載フォーマットは、次のようにいたします。


 作家名:

 作家活動期間:

 発明品:

 好きな作品:

以下、コメント。


 『作家活動期間』は、作家が作品を排出していた時期のことであり、作家の生存期間ではありませんのでご注意を。『発明品』とは、その作家が初めて導入した技術テクニック、または、以前から存在した技術かもしれないけど、その作家の作品によって、多くの人々に知れ渡り、スタンダード化した技術です。今では当たり前の技術をあらためて再確認していきましょう。

 『好きな作品』は、その作家が書いた作品の中で、わたしが個人的に気に入っている作品を挙げてみました。あくまでも個人的な意見ですので、ご配慮を。

 それでは、どうぞ――。


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