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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

聖女の首を拾ってしまった


 夜の道で、女の生首に躓いた。
 それは言う。
「お腹減りました」と。

 定食屋「まだい」の娘、未韋成子は、雰囲気ミステリアスな中学二年生。賢そうな外見に反してノーテンキかつ勉強嫌いで、口癖は「ウチ継ぐから」。
 学校から帰り、夕食タイムの手伝いをほぼ終えた閉店間際の夜、幼馴染で金持ちの沐美が来た。店の存続との交換条件として彼女との援助交際を求められ、成子は思わず殴ってしまい、そのまま家を飛び出す。
「やっちゃったな」
諦めて、点滅する街灯だけを頼りに、とぼとぼと帰路に着く。
 雑草だらけの悪路。地べたのそれに、成子は気づかなかった。運悪く足を引っ掛け、転けてしまったその時から、彼女の日常は狂い始める――。

 アルファポリスでも投稿します。
序章:聖女の首を拾ってしまった
女の首でコケてしまった
2021/07/28 17:26
一章:聖女が日常に組み込まれてしまった
鼻笑いされてしまった
2021/08/02 18:01
二章:聖女の非日常に組み込まれてしまった
吐いてしまった
2021/08/26 17:06
戦ってしまった
2021/08/27 17:16
三章:聖女のいる日々に満足してしまっていた
 
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