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猫屋敷  作者: ツヨシ
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私は大きく古い日本家屋に一人で住んでいました。


一人で住んでいる訳は、子供が二人とも県外に行ってしまって主人と二人で住んでいたのですが、その主人が亡くなってしまったからです。


子供たちは盆と正月には顔を見せますが、それだけです。


寂しさに耐え切れなくなった私は、猫を飼うことにしました。


もともと私は猫好きだったのですが、主人が猫アレルギーだったので、飼うことができないでいたのです。


私が相手かまわず片っ端から声をかけると数匹の猫が集まりました。


それでも満足できずに声をかけ続けると、見知らぬ人がやってきて猫を置いていくようになりました。


中には県外の人もいました。


どうやら誰かが「この老婦人はいくらでも猫を引き取ってくれる」とネットに流したみたいで、それが拡散されたようなのです。


私はネットなどまったくやりませんのでよくはわかりませんが、猫を置いていったうちの何人かがそう言ったので、そうなのでしょう。


気付けば我が家の猫は、四十匹以上に増えていました。


近所の人も前は私の家を「田辺さんち」と言っていたのですが、今では「猫屋敷」と呼ぶようになりました。


それだけの猫がいると世話が大変だろう、と言われますが、私は猫が大好きですし一人住まいなので、まるで苦にはなりません。


むしろ猫の世話することに、幸せを感じていたくらいなのですから。


このまま猫に囲まれたままで余生を過ごしていくのだと思っていました。


そんなある日のこと、その日私は家の二階へ上がりました。

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