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白黒神の勇者召喚陣  作者: 三価種
6章 エルフ領域
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アイリの登場人物紹介 6章終了後の家族編

 …題名通りだよ。ネタバレとかメタ発言があると思うから注意してね。…尤も、この注意自体が既にメタなんだけどね。



 …後、いつも通り謎時空だよ。でも、説明するのは題通り6章終了直後のわたし達の状態だから、安心してね。

 …じゃ、始めるよ。…とはいえ、前の後書きでも言ったけれど更新しなきゃいけないところだけ…基本的には攻撃能力とかだけになるかな? そこを説明するよ。



 …あ。そうそう。全員、魔力増えてるし、戦闘技能も向上してるよ。…各々の項目で言うのもなんだから最初に宣言しておくね。



『森野習』『清水四季』


 …お父さん(森野習)お母さん(清水四季)は、攻撃面はそんなに変わってないよ。



 …お母さんがファイルから出した紙にお父さんがペンで字を書いて魔法を発動といった基本は勿論、他の部分──既にある紙と同じ紙を書こうとしたら必要魔力が増えること。何回か使えば紙は消えちゃうこと。紙を確実に一枚消費する代わりに、犠牲になった紙にある魔力と後から込めた魔力量で威力が倍加する触媒魔法が使えること。触媒魔法使用後は同系統の魔法がしばらく使えない──と言ったことは変わってないからね。



 …でも、最初期に比べると「剣が増えた」よ。これによって、お父さんは剣とペンの双剣? 使い、お母さんは剣とファイル(盾)の一般的な片手剣使いになったよ。



 …それに、一度で紙が消える代わりに長持ちする『壁』を作ることが出来るようになったり、魔法が想像に依存するから、想像の範囲…というか解釈を拡大して、攻撃、回復魔法の幅を広げたりはしてるよ。



 …触媒魔法の冷却期間は劇的に改善してるよ。最初は再使用までに5日で、同系統魔法を使うと使用魔力倍加(時間により回復)とかあったけれど、今は、再使用までの冷却期間は2日で、魔力倍加は無くなったよ。



 …それと、二人とも一人でもある程度魔法が使えるようになったよ。お父さんはペンの先から「インク」として、お母さんはファイルから「書くモノ」として、何か別の物を出せるよ。



 …例えば、お父さんなら火や水を。お母さんなら岩板とか油を出せるよ。…この出せる出せないの基準は二人の認識によるよ。お父さんが「書くのに使える」と認識すればペン先から出せるよ。…同様に、お母さんが「書かれるのに使える」と認識すればファイルから出せるよ。



…ただ、魔力消費はいつもの紙に比べると結構多いみたいだから、余裕があるなら紙を使って済ませることの方が多いね。



 …戦闘面はこんな感じだけど、一番大きい変化として『二人が正式に結婚した』ことがあるよ。…婚約かも知れないけれど、結婚でいいよね。…やっと二人が気持ちの上でも『夫婦』になってくれたよ! …書類の上では4章終了時には『夫婦』だったり、最初期から既に対外的には夫婦だったりするけどね。



 …後、4章末と比較すると娘が二人、息子が一人増えたよ。



 …それとお父さんもお母さんも、わたし達を出来るだけ頼ることにしてくれたみたいだよ。…「過保護は止め、色々なモノにできるだけ触れられる機会を作りたい!」ってことみたい。…二人の顔とかを見る限りなかなか難しそうだけど。



 …わたし達も頼ってくれてうれしい反面、どこまでが過保護かって境界を探す二人が好きだったりするから困るんだよね。



『アイリ』


 …わたしだね。変わったのは呪い関係とシャイツァー…だけど、前紹介したのは4章末だったね。



 …むぅ。…一部4章末のと被るだろうけど、該当しそうなところは軽く流すから許してね。



 …わたしは最初、呪われていたけれど2章でそれが取れたよ。この時に『呪■■■鎌 カ■■■・■■イズ』になって、呪いへの耐性を手に入れたよ。ついでに呪いもある程度斬れるようになってたみたい。それにこの時に完全にお父さん達に心を開いたよ。



 …その後6章になってエルモンツィ戦で、シャイツァーの鎌が一本からカクとリピの二本になり、名前が『呪断結幸双鎌 カクトぺ・リピイズ』になったよ。…これはわたしの呪いに対する嫌悪感と、意地でもお父さん達について行くっていう気持ちの具現だと思うよ。



 …6章終了後のわたしの戦闘方法は二本の鎌を用いたもの。…二本の鎌を振るうのが基本で、鎌の大きさをキーホルダーサイズから…最大はわかんないけど、ある程度大きさを自在に変えて薙ぎ払うとか、投げた鎌を『死神の鎌』で操り、死角から切り裂く…とかできるよ。



 …シャイツァーの能力は対呪い、対瘴気に特化してると思うよ。わたし自身に呪いや瘴気の影響は出ないし、周囲にそう言ったものがあれば鎌で切断して消滅させられるよ。ちなみにこれに魔力消費はないよ。…じゃなきゃ途中で呪いを撃退できることに気付くよ。



『セン』


 …宿屋兼馬屋で買った赤い目を持つ白馬だよ。…馬屋で買ったけど実は魔物。でも、『ズィーゼ』に「同胞(はらから)」とか言われていたから、ただの魔物ではないのかもしれないね。…主食はお父さんとお母さんの魔力。



 …戦闘方法は変わってないかな? 馬としての脚力と聖魔法を利用した戦い方をするよ。



 …敵を足で蹴り飛ばし、聖魔法をギュッと固めた角で突き穿ち、体当たりしながら聖魔法をばら撒いて幽霊とかの不死者を蹂躙。そして、聖魔法でわたし達の傷や呪いを癒す…そんな感じ。



 …センが何を言っているかは皆、何となくわかるよ。…ルナだけはちょっと微妙かもしれないけれどね。…でも、完全にわかってるっぽいのはお父さんとお母さんだけだね。



『カレン』


 …ハイエルフ。本来は無性のハイエルフなんだけど諸々の事情を考えて女の子扱い。だから、お父さん達の次女になるよ。わたしからすれば一番目の妹だね。



 …この妹も変わったのはシャイツァーだけだね。…エルフ領域に戻ったけれど、「ここに留まれ」とか言われることもなく、無事についてくることが出来ているしね。



 …6章でシャイツァーに名前がついたよ。名前は『越弓 ユヴァ―ゲ』。カレンのどこからでもお父さんやお母さんを守りたい。そんな思いの具現だよ。



 …この子はもとから太い矢、細い矢、鋭い矢等々の種々の矢を魔力から作り出し、撃ちだすこと。相手を『ターゲッティング』し、そいつを自動追尾させること。矢の起動を捻じ曲げること。それに、矢をその場で停止させること。…等々の弓使いとしてかなりの腕前を持ってたよ。



 …これらを組み合わせれば単体の敵なら矢でぐるっと取り囲んで同時に襲撃させる…といった普通の弓矢では出来ないことも可能だよ。…後、矢を掴んで飛ぶとかいうよくわかんない移動方法も出来るよ。



 …おまけに弓や矢を近接武器として使えば、ある程度の近接戦闘も可能だったよ。



 …こっからが『越弓 ユヴァ―ゲ』になってからの力…、更新部分になるかな?



 …ユヴァ―ゲになってからは「境界を越える力」がついたよ。これを使えば、別次元にいる相手や別世界にいる相手に「境界を越えて」矢を突き刺し、それを起点にこっちに引きずりこんだり、お父さんとカレンの間に距離があっても、その距離を「越えて」攻撃を防いだり、相手に突き刺した矢を次元の隙間に縫い付け、行動阻害したり…と言ったことが出来るみたいだね。



 …グッと利便性が上がってるね。でも、ただ一つ欠点? みたいなものがあるよ。…他が強すぎてあってないようなものだけど。



 …それは「敵の内部に直接打撃を与えられない」ってことだよ。口をカパッと開けている鯨みたいなやつなら、口に矢を撃ってあげればいいから別だけど、外殻カチカチ、中身やわやわ…みたいな敵では、外殻を無視して、直に中を攻撃! みたいなことはできないみたい。



 …時間をかけて良いなら、異次元に縫い付けて餓死…とか出来そうだけど、それは置いといてね。



 …上記のことが出来ない理由は敵を「越えて」しまうからみたい。外殻も中身もひっくるめて「越えてしまう」らしいね。…カレン曰く「そーゆー敵ならー、レイコのでばーん!」らしいよ。



『ガロウ』


 …狼系獣人の男の子で、お父さん達からすれば長男でわたしからすれば一番目の弟だよ。



 …でも、ガロウは4章時点から大きく変わったか? と言われると変わってないんだよね。加入は3章、4章で強化。そこで紹介だったからね…。



 …被るだろうけど、軽く戦闘方法に触れておくね。…この弟のシャイツァーは『輸護爪 ガディル』だよ。ガロウの4章当時のわたし達に不足していた「移動」を補い、レイコやお父さん達を護りたい。そんな思いの具現だよ。



 攻撃はシャイツァーである爪を振るって相手を切り裂くことが主…なんだけど、このシャイツァーの本領はそっちじゃなくて『護爪』と『輸爪』というこのシャイツァーが使える魔法みたいな「爪」にあるよ。



 …『護爪』『輸爪』という両爪は合わせて10本までしか展開できないという制約はあるよ。あるけれど、その分使い勝手がいいよ。



 …『護爪』は頑丈な爪。味方に向かって撃ちだし、周囲を滞空させて盾に…ということは勿論、敵に向かって発射することで攻撃!みたいなことが出来るよ。…後、移動に使えるよ。遅いけど、防御力がいるときに便利だよ。



 …『輸爪』は移動に特化した爪。…足場代わりになる爪といえるね。…ガロウ、もしくは乗ってる人が爪の挙動操作ができて、結構早いよ。…燃費もいいし、安定して飛べる。そんな事情からお父さんとお母さんの魔法や、わたしの『死神の鎌』を使った方法、カレンの矢を掴む方法、といった空中移動方よりもよく使われているよ。



 …というか、ガロウが使えるようになってからはわたしとお父さんたちはそんな移動方法をしてないと思うな。…カレンは別だけどね。あっちの方が早かったり、あの跳び方をカレンが好きだったりするからね。



 …欠点は『護爪』に比べて脆いこと。完全防御できるならあんまし気になんないけど、気には止めておいた方が良いよ。



『レイコ』


 …狐系獣人の女の子で、お父さんたちからすれば三女。わたしからすれば二番目の妹だよ。



 …この妹もガロウとおんなじ理由であんまり書くことがないよ。



 …でも、ちゃんとある程度は書いとくね。



 …レイコは獣人領域で神獣と呼ばれる種族だったよ。だから色んな制約──過剰なまでの保護ともいう──があったよ。でも、お父さん達やリンヴィ様が頑張って「神獣」なんて概念を破壊したよ。



 …これでレイコは神獣扱いされなくなったはずだよ。…リンヴィ様は無理。功績がありすぎる。…だからレイコはガロウより二人に懐いてるよ。



 …攻撃は彼女が持つ魔法が主体だよ。その魔法はトラウマを乗り越えることでちゃんと扱えるようになった『|蒼凍紅焼拓《ガルミ―ア=アディシュ》』だよ。



 …傍から見れば大量の魔法球を飛ばすだけに見えるよ。でも、その魔法球はレイコが焼きたいものだけ、凍てつかせたいものだけを焼き凍らせることが出来るという恐ろしいもの。



 …だから、例えば「大軍がいて、その中心に将軍がいる場合」なら、周りの歩兵には魔法が当たっても何にもなかったのに、将軍にだけは当たると凍てついた…とか出来るよ。



 …それにさっきカレンのところで言ったみたいに「外は硬いけど中が柔らかい敵」なら、外殻に当たっても魔法は発動せず通り抜け、内部に命中した瞬間、炸裂。内側から焼き殺す…とか出来るよ。



 …だからレイコはお父さんたちが苦戦した『シュガー』に対してかなり優位に立てるよ。



 …後、レイコはそんな光球だけじゃなくて、幻影の光球も飛ばせるよ。この幻影は近くで見ても区別がつかないぐらいの精度があるよ。



 …だからこの幻影を混ぜることで相手の攪乱を狙えるよ。普通でもかなり厄介だけど、レイコの場合、輪をかけて相手は酷いことになるよ。



 …幻影は誰に当たっても無害で、光球はある人には有害だけど、別の人には無害なんだよ?



 だから、敵軍がレイコと対峙した場合、「前の人が当たっても無事だからこの球は幻影」…だと思って当たったら死んだとか普通に起こせるわけで…。しかも、魔法で迎撃しようとしても幻影はもちろん、光球もすり抜けちゃうから意味がない。安心して突撃するとやっぱり死ぬ。…と相手を混乱させ、潰走に追い込む要素がギュッと詰まってるよ。



 …それを防ぎたいなら魔法自体をかき消すような魔法が必要だけど、初見ではまず難しいね。



 …後は、あ。あれがあったね。



 …わたし達と出会った当初からガロウとレイコは両思いだったよ。でも、どっちから告白したわけでもないから恋人ではなかったよ。…出会った当初のお父さんとお母さん状態だね。…それは今も継続中なんだけど。



 …今まではガロウもレイコも「お父さんとお母さんが進んでいないから」遠慮していたのか、怖気づいていたのか進んでいなかったよ。…どっちにしろ「二人が進んでいない」っていう最強の免罪符があったよ。



 …でも、お父さんがやっと告白して完璧にお父さんとお母さんが夫婦になった。これで免罪符は消えた…って、状況になったのが変わったところかな。



『ルナ』


 …公称皇帝疑惑のある魔族の女の子で、お父さんとお母さんの四女。わたしからすれば三番目の妹だよ。



 …5章で家族になったからもっと言う事がない…かと思ったけど、そうでもない? まぁいいや。いくね。



 …この娘のシャイツァーは家。…家の中にいる人の魔力を利用して、家の周囲に防壁を張ることが出来るよ。…その上、張った防壁で受け止めた攻撃に応じて、光線を逆撃として放てるよ。



 …尤も、家としての攻撃手段はこの光線しかないから、攻撃はほぼできないんだけど…、魔力の多いお父さんたちが家の中にいれば、家は異常なほど硬くなるし、隙を見て光線を放つとか出来るよ。



 …さらに、家の中にいても魔法が使えないわけじゃないから、魔法を撃ったり、鎌を投げたり、矢を放ったり、爪を撃ったり出来るよ。…まさに要塞だね。



 …唯一、移動できないって欠点があるけれど、ガロウがいれば『輸爪』で動かせるからそんなに問題にならないよ。…要塞が移動要塞になるよ。



 …6章では家に籠らずに家を使って戦うことを覚えたみたい。…家についてる煙突を持ち手に、家本体を打撃面として、家を槌みたいにして戦うよ。…シャイツァーの使い方が変なのはわたしの家族にありがちなことだよ。



 …わたしの鎌みたいに大きさを変えられるから、槌の長さを補ったり、打撃面を広くしたりとかいろいろできるよ。…けど、今のところ技術はそんなにないから、力と家の重さ任せの一撃だったりする。



 …後、家の内装はわたし達の想像と魔力に依存するよ。…外観は小さいのに中はものすごく広いってことは当然のように出来るし、それに伴って、台所の台の高さを変えたり、ベッドの数を増やしたりとか、電子レンジ?を出したり、食洗器?を出したり出来るみたいだよ。…普通に過ごすだけでも便利だね。



 …シャイツァーはこれくらいにするね。



 …他に変わったのは言葉をそこそこ覚えたことだね。…ちょっと活舌は悪いけど、喋ろうと思えば長文も喋れるみたいだし、逆にちょっと長くても理解でいるようになってるよ。



『コウキ』『ミズキ』


 …さすがに言う事がないよ。6章編を見直してくれると嬉しいな。



 あ、後、他の家族は、ルナ以外は4章末の家族編。ルナは5章末の人物紹介を見直してくれると、ここで言ってないことも言ってるよ。

 …いつも通りわたしが最後までやるね。



 …一個前の紹介に引き続き、修正かけたから後書きも短縮するね。もう誤字はないと思うけど…あったら教えてくれると嬉しいな。

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