178話 追尾
「…どうやってカレンを止めるの?」
アイリが俺らに聞いてくる。さて、どうしよう。カレンは今も矢に乗って真っすぐエルフ領域に突き進んでいる。
最悪、クアン連峰に近づく前に捕まえられればいいが…、道中に他の街があった場合、マズイ。
早く止めないといけない。だが、手段が…。全力で叩き落すのは論外。魔力切れにさせるのもかわいそう。叫ぶのはさっきからやってる。のに、止まってくれない。
たぶん聞こえてない。もしくは、聞こえていても気が動転していてダメなんだろう。あ。なら…、
「音を増幅させてみる?」
「よさそうですけど…」
けど?
「カレンちゃん。落ちそうですねぇ…」
何で…、ああ。音量調節が難しいからか。鼓膜破いてしまいそう。やりすぎたら、気絶させちゃうかもしれない。そうなったら落ちるだけ。非常によろしくない。
「となると、物理的に止めるしかねぇんじゃね?」
だね。
物理的…ね。話題が戻ってきてしまったな。網でも投げるか? …でもなぁ、網とはいえぶつかると痛そう。あの子の速度は結構あるし。
「お父様とお母様の世界で捕まえる際に使用する道具で、今回使えそうなものはないのですか?」
「ん?俺らの世界ね…」
それこそ、さっきまで考えてた網が一番有名だけど。魚や獣、虫に、不審者。何であれ使える時は使って捕まえる。
「あ。にっくき奴を捕まえるアレはどうです?」
「にっくき奴…?ああ。あいつか」
台所とか水回りとかで出るアレ。何故か知らないけど、手を洗った後に手を拭こうとしたらよく顔と同じくらいの高さにいる。びっくりするからやめてほしい。
代わりにじっくりじわじわ下の方、逃げられないところに出てきて欲しい。そうしたら容赦なくスプレーで殺すから。
盛大に脱線した。カレンを止めないといけないのに…。ええと、アレを捕まえるってことは、台所の隅とかに置く家的な罠だろう。…ホウ酸団子もあるけど、あれは殺すだけだし。
「要するに、ねばねばしたやつ使うってことでいいよね?」
「ええ。そうです。とりもち…でしたっけ、それはどうでしょう?」
名前は定かじゃないけど、ねばねばしたやつをカレンの後ろからピタッとくっつけて、それが伸びながらカレンの速度を減衰させていってあげれば…、痛くなさそう?
「よさそうだ。ありがとね」
「いえ、こちらこそです。よろしくお願いしますね」
「任された」
さっと書…くその前に、
「皆もありがとね」
「ありがとうございます」
子供達にお礼を言っておかないとね。子供たちは俺らの言葉を聞いて、「気にしないで」と言うようにニッコリ笑ってくれた。
いい子達だ。さ、今度こそ書こう。
馬車の中は馬車の中だけど、馬車に載せたルナのシャイツァーの中。全く揺れないから物凄く書きやすい。
あ。でも、ただのとりもちだと、カレンに追いつけるかどうかが微妙だ。でも、速くしすぎるとカレンに当たった時の衝撃がえげつないことになっちゃう。
……ああ、矢に当ててしまえばいいのか。矢ならカレンは痛くないはず。
矢にくるくる魔法を巻き付かせて、ついでにカレンの腕も固定してしまえば完全に止められるはず。そうなると…、よし、書けた!
『飛行とりもち』
…相変わらず魔法の名前が雑だ。まぁ、気にしても仕方ないよね。さ、シャイツァーのドアを開けて、御者台の後ろから狙いを定めて…。
…あ。これじゃダメだ。偏差射撃せねば。少し前を狙って…よし。着弾地点修正完了。当たらなければ最悪、誘導する。紙に魔力を流したままにしておけば出来るはずだ。
「いくよ!」
「はい!」
手を繋いで、魔法名を一緒に唱える。
紙からひゅっと鞭のようにしなりながらとりもちが飛んでいく。とりもちはしなり、伸びて、カレンとの距離を着実に詰めていく。
カレンの丁度真上に来た時ぐらいに、とりもちが下へ向きを変えはじめ、矢にぺとりくっついた。そのままカレンの手を矢に巻き込んでぐるぐる。
よし! 徐々に減速させて…。
「めー!」
え? どうしたのルナ。俺らが怒られてるの?
「カレンおねーたん。めー!」
だよね。俺らじゃなくてカレンか。理解してくれているようで何より…。って、カレン、とりもち切ろうとしてる!?
「カレン!落ち着け!」
「カレンちゃん!ひとまず戻ってきてください!」
あ、ダメだ。聞こえてない! ものすごく慌てた様子で必死に切ろうとしてる。無理やりにでも引っ張るか…?
「…仕方ない。最終手段を使うね」
「「アイリ(ちゃん)?」」
どうするんだろう? 口にした言葉の通り、本当に使いたくないみたいで、ものすごく辛そうな顔をしているけれど…。
「…本当に、やりたくない手段なんだけどね」
ボソッとアイリが呟いた。そして…、
「カレン!お父さんとお母さんが縁切「にゃー!?」…戻っておいで」
…あぁ、そりゃあ、使いたくないよね。この子らにとって縁を切るとか最大級の禁句。言うのすら嫌だろう。当然ながら、その効果は尋常じゃない。まさに最終兵器。
現に今も、カレンは抵抗をやめるどころか、一直線に戻ってき…ぐえっ。思いっきり突っ込まれた。
「ごめーん!おとーさん!おかーさん!許してー!」
どっちの「ごめーん」かわからん。でも、いつものように声は間延びしているが、顔と声色が必死。今にも泣きそう…、というか泣いてる。
「大丈夫」
「カレンちゃんが…、皆が私達を嫌わない限り、それはありえませんよ」
カレンの頭を撫でる。ああ、もう、綺麗な顔なのにぐちゃぐちゃじゃない…。ほら、落ち着いて…。
…ルナも来たかな? 期待するような目でじっとこっちを見てる。撫でよう。
一瞬だけ「抱っこしてよ」みたいな不満を示したけれど、手が触れると霧散。嬉しそうな声をあげてにへっとルナが笑う。綺麗な顔と無邪気な笑い方。この歪さが少し悲しい。
「どーたの?」
「ん?何も。ないよ」
「ですです」
誤魔化すように四季が抱っこする。それだけでルナはご機嫌になる。
危なかった。気づかれてしまうところだった。…たぶんこの気持ちは気づかれない方が良い。この子が悲しんでいないのに、勝手に同情するのは良くないはずだから。
カレンの頭押し付けが酷くなってきた。…さっきのダイブの痛みも引いてないから少し痛い。そんなにアレを言われかけたのがショック…だよねぇ。そもそも、「縁切る」って言葉自体が冗談でも言わない方が良い言葉。
大人なら兎も角、子供ならなおさら。何の後ろ盾もないわけだし…。
「…え?」
「アイリちゃんもおいで」
四季がルナの抱き方を変えて、アイリを引っ張ってきた。最終手段を使ったせいか若干傷心みたいだったしね。無理やりだけど、その方がいいだろう。自分からは来ないだろうから。
俺もアイリを撫でる。…いつも通りの無表情がちょっと崩れ、大人しく飴を頬張ったまま撫でられている。
ガロウとレイコも巻き込むか。二人だけ蚊帳の外は寂しい。全員巻き込むなら、降ろしてしまっても不満は出ないよね。俺も四季も降ろして全員を腕の中に。
「ちょっ…」
ガロウだけ声をあげたけれど、すぐに諦めて抱き寄せられた。そのまま7人で固まって戯れる。
「ブルルン…」
何やってるの…。そんなセンの声が聞こえた気がした。
______
「で、何で突然飛び出したの?」
「世界樹に関係しているってのは私達、推測できていますけど…」
さて、さっきまで戯れていたけれど、カレンも落ち着いた。気分を切り替えて、飛び出した理由を聞こう。
センは俺らが遊んでいる間も進んでくれていたから、もうしばらくすれば──少なくとも今日中には──麓までいけるだろう。
「えーとねー。ボクも詳しいことは分かんないー」
…そっか。わかんないのか。
「でもー、世界樹がボクを呼んでるってのはわかるのー!」
「言われるまで気づかなかったのに?」
「ガロウー。それはー、初めてのことだったからだよー!」
確かにそうだ。初めてだったらわかんないよね。緊急地震速報も何かわからなければ「何かの危機を伝えようとしている」ことぐらいしかわからないだろうし。
世界樹って聞いてカチッとはまる何かがあったんだろう。
「それで、何で飛び出した?」
「カレンちゃんが飛び出すなら相当な何かがあったんでしょうけど…」
「あー!そーだったー!」
思い出したかのように立ち上がろうとするカレン。だけど、
「「ステイ(です)」」
俺らの腕の中にいりゃ飛び出すのは無理だよ。先に説明をだね…。うわっぷ。
「おとーさん!おかーさん!世界樹をー、助けてー!」
カレンが全身で俺と四季の顔にダイレクトアタックかましてきた…。ん? 「世界樹を助ける」? 聞き間違い?
「「世界樹?」」
「そー!」
あれ、世界樹であってるの? となると…、
「「助けがいる(んですか)??」」
こっちが間違いなの?
「いるのー!」
カレンは力強く頷いた。マジか。「世界樹を助けて」であってたのか。
…確か世界樹ってラーヴェ神が作ったんだったよな。ついでにエルフも。そんなものがカレンに助けを求めてる…、うん。厄ネタ確定。しかも特級。
「カレンは行きたい?」
飛び出していったから愚問だけど…、一応聞いておこう。
「うんー!」
即答された。わかってたよ。この子は俺らがついて行こうとついて行かなかろうと、行くってことぐらい。さて、となると…、どうやってついて行こうかな。
「だからー。一緒に来て欲しいのー」
「「勿論」」
カレンの問いに間髪開けずに答える。ついて行く方法を考える前にカレンが頼んでくれたのは非常にありがたい。
後は、皆の意思。確認せねば。
「皆も、いい?」
「おそらく、危険で、死んじゃう、かもしれませんが」
二人でルナにもわかるように、一語一句はっきりと区切りながら聞く。
四季の言葉は脅しも入っていたけれども、子供たちは皆、それを聞いてなお頷いてくれ、さらに馬車の前の方からも嘶き声が上がった。
「ありがとー!」
カレンが嬉しそうに破顔すると、子供達がカレンを囲んでじゃれだした。シャイツァーである家の中で、目的地もまだまだだろう。そのままにしておいてあげよう。
だけど、どのあたりまで来たかは確認しておこう。御者台に行こう。ドア開けて…、あ。アイリに気づかれた。
…気づかれたなら仕方ない、アイリには御者台に行くことを伝えておくか。口パクで。
頷いてくれたね。じゃあ、行ってくる。家から出て御者台へ。
「ブルル、ブルルゥッ!」
座った瞬間、センが鳴いた。「かなり近づいたよ!」かな?
確かにかなり近づいた…と思う。山々がでかすぎてあんまり変わってない気もするけれど、着実に大きくなってる。
「「疲れてない(ですか)?」」
あれ? 四季の声が…。いつの間に…、って、ついさっきしかないよね。
「ブルルッ!」
俺らの問いに「ないよ!」と鳴くセン。そっか。ならいいか。
「常々言っていますけれど、無理はしないでくださいね」
「ブルルッ!ブルゥ、ブルルルッ!」
今のは「わかってるよ!でも、ありがとう!」だろうか。
「なら、いいです」
言いながら四季がセンを一撫で。撫でられたセンは気持ちよさそうな声をあげる。俺も撫でようかな…。
「それにしても、習君」
「何?」
浮かせかけた腰を下ろすと、撫でるのをやめた四季が俺の横に座って口を開いた。
「カレンちゃんが飛び出した時は焦りましたが…、捕まえてみたらストレートに助けを求めて来てくれましたね」
「だねぇ…」
置いて行かれたときは驚いたけれど…、捕まえれば俺らの機嫌を窺ったりせずに、すぐさま助けを求めてくれた。そのことが嬉しい。
チラチラ顔色を窺われるのは、信用されてないみたいで少し悲しい。何も言われないのはもっと悲しい。後者は、巻き込みたくないと思ってくれているんだろうけど。
どっちであれ、危険なのがわかってるところに子供を一人で行かせる気なんてさらさらない。
「もし危ないから一人で行く!」と言われちゃうと翻意させるのは難しかったはず。でも、それがなかった。寧ろカレンに素直に頼ってもらえた。そのことが嬉しい。
「…あ。習君。ふと思ったんですけど、カレンちゃんが私達が意地でもついて行くことを察してうだうだ言わなかった…なんてことはないですよね?」
うぐっ…。一瞬心をよぎったけどスルーしたのに…。
「ないとは言い切れないけど、ないでしょ」
としか言えない。おそらく大丈夫だけど。
「ないよー!」
カレンの声? …何で上から?
「とー!」
俺らが上を確認する前にカレンが降ってきて丁度、俺らの間に。何してるんだこの子…。
「ボクのことで内緒話ししてる気がしたからー、来たよー!」
むふーっと、胸を張るカレン。大正解。
「最初に飛び出しちゃったのは悪いけどー、あれもあれでー、おとーさんとおかーさんがついて来てくれる確信があったんだよー!」
…ということは?
「最初からー、頼る気満々だったんだよー!せつめーめんどーでしょーりゃくしたけどー!」
無茶苦茶するなぁ…。もしついて来てなかったらどうするつもり…って決まってるよね。最初に思った通り、一人で行ったんだろうな。
「だからー、おとーさん達の心配は的外れだよー!飛ぶほーが、速いと思ったけどー、センの方が速かったー!」
要は俺らがついてくるのは確実。だから先行したかった…。そういうことか。…信頼されてるのはわかるし、喜ばしいことではあるけれども、やっぱり重いなぁ…。
「あー、でもでもー、飛んでったのは悪いけどー、いちおー。位置は考えてたよー!」
位置…? ああ。「他の魔人の支配領域を通るかどうか」…かな? 特に人間と戦争している魔人の領域。
幸い? なことにリャアン様の領域は割と大きくて、かつ、シャルシャ大渓谷は北西から南東に口を開いている。だから、俺らがいた位置は魔人領域の東側。魔人領域西側に集中しているであろう、人間と戦争している領地は通らなくてもいい…と。
ふむ。確かにあの一瞬だったにしては考えられている気がする。だけど…、
「ですが、カレンちゃん。危険であろうエルフ領域に一人で行く気だったんですよね?」
四季が言ってくれた。「位置に配慮して危険なところは通らないようにしたよ!」とは言われても、目的地が推定とはいえ危険。その上、
「クアン連峰も突っ切る必要もあるよね?」
魔人領域側から行くならばどこを通ろうとクアン連峰は避けられない。滝まで行けば山はないかもしれないが、今度はカレンが避けたところを通る必要がある。
カレンは視線をフラフラ彷徨わせると、
「ごめんなさーい!」
全力で俺らに対して頭を下げた。
「一回、カレンちゃんは謝罪しているので、謝罪は要りませんよ?」
「えー?でもー?」
「ああ、それは…、「危ないところに一人で行くな」って気持ちが蘇ってきたからだと思うよ」
「怖かったよー?」って言われる前に言っておく。
「なるほどー」
ほんとにわかってるのかな…。
「わかってるよー!すぐに否定できるようなー、いーわけは要らないー!ってことでしょー!」
ぷんぷんと少しふくれて言うカレン。ちゃんとわかってるね。ならば良し。
怒ってないのに、謎の言い訳をして余計に怒らせる…、そんな自爆技は不毛だからね。…大人でもやる人いるけど。
「とうたま。かあたま。クアン連峰。何?」
ん? ルナの声? …何でルナがそんなところにいるんだ? 危な…あ。アイリもいるな。
コクっと頷くアイリ。…危なくないようについてくれてるのね。それに、危ないってことも伝えてくれてると。ありがとう。
「何?」
ああ。ごめんね。
「クアンは、名前」
「連峰は、山がいっぱいある、ところですよ」
かなり雑だけど、今はこれくらいでいいはず。後でちゃんと教えよう。…連峰なんて漢字だったら「山の峰が連なっているところ」っていう字義そのものだけど。
「危ない、ところ?」
「危ないね」
「ですね」
補足説明は…、いいか。詳しくしても頭が混乱するだけ。
「山は、危ないよ」
だから、今はこれだけ理解してもらえればいい。
単純に山ってだけで危ない。低い山でも、道間違えて遭難&突然の雨のデスコンボが発生すれば普通に死ねる。崖から落ちればさようなら。危険生物もいるかもしれないし、突然のがけ崩れに巻き込まれるかもしれない。…と死ぬ要素は見えにくいところに転がってる。そして、実際にちょくちょく人が死んでる。
低山でもそれなのに、クアン連峰は高山。エルフ領域には高い山を何個も越えないといけないらしいし…。高山だから低酸素だとか、低気温とかの要素も重要になってくる。
「…それに、魔物の領域だったよね?」
「だったね」
リュレイさんのくれた本(自作)にも書いてあった。
「余計に、危ない、よね?」
「ですね」
四季の声を聞くとルナが飛び降りてきて、カレンを押し倒す。そして馬乗りになって、
「ねーたん。めー!」
カレンを怒った。
「わうー。ごめんよー!」
怒られたカレンも、心配されているのがわかるのか、ルナをギュッと抱きしめて頬ずりしだした。
「なあ。ルナがしたのって死体蹴りだし、十分危ないってことは言わない方が良いよな?」
「ですね。ガロウにしては気が利きますね」
「レイコが辛辣」
…同意を求めるような目で見られても困る。割とその通りだから。
普段の行動を振り返ってみて、ガロウ。割と要らない場面で爆弾を投げてくるのがガロウだよ? 今、ガロウが言ったことは的を射てるけどさ。
「…そういえばさ、リュレイの本によるとあそこには龍がいるんだっけ?」
「言い伝えみたいだけどね」
クアン連峰はもう少し。この距離で見ると山肌は荒々しいが、山頂の方は雪に覆われ白く滑らかそうに見える。
「お父様、お母様。あの山々は霊峰なのでしょうか?」
「どうだろうね?リュレイさんはそんなこと言っていなかったけど」
「何となく、厳かな雰囲気はありますよね」
霊的に何かある山なのかどうかはわからないけれど…、どことなく富士山のような気品みたいなものは感じる。
「ま、何でも大丈夫だろ!馬車は飛ばすし、父ちゃん達がいる。何かあっても何とかしてくれるだろ。な?」
あ。うん。そのつもりだけど…。何でフラグ立てた。回収しなければいいけど…。
「ブルルッ!」
「暗くなってきたよ!」かな? …そうだね。暗くなってきた。
「今日はこの辺りで野営しようか」
「ですね。丁度麓まで来ましたし。そうしましょう」
馬車を止めてもらって、野営準備。
今日一日、何事もなくここまでこれたけれど…、ガロウの言葉のフラグは回収しそう…。