表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王  作者: 秋雨
14/38

暗闇の中で

――――――時は過ぎて2グループの終わりごろ。

「じゃ、俺そろそろ行くわ」

「おう」

「がんばってください」

「負けたら許さないからね」

「わぁってる」

ガネルは席を離れ、グラウンドの隅にいった。

〔次は3グループの予選です!〕

〔3グループの選手は集まってください〕

放送が入ると生徒が集まってくる。

〔いいですか?《強制転移》!〕


「さ~て、どんな場所かな・・・・・・って暗っ!」

ガネルがいる場所は、とてつもなく暗く、周りがぜんぜん見えない。

〔ここがどこだかわからない方のために説明します〕

〔ここは洞窟の中だよ!な~んにも見えないと思うけど、それは自力でがんばって〕

〔それでは、開始!〕

予選開始の合図が響く。

「この暗闇、どうしよっかな・・・・・・」

しばらくうなって考える。

「そうだ!―火よ。我が手に集い玉と成せ―《火の玉》」

ガネルの手にソフトボールぐらいの火の下級魔法、《火の玉》が現れる。

それがあたりを照らしてくれ、足元や周りの様子がわかった。

「いや~、こうすれば早かったのに、何で気付かなかったんだろうな」

『バカだからでしょ』

いつ来たのか、ガネルの頭にはバースが乗っかっていた。

「なんだと!?」

『文句ある?バカにバカって言っただけ』

バースが来て早々と口喧嘩が勃発した。

「バカバカ連呼するな!」

『ガネルだって言ってるじゃん』

「うるさい!」

周りは静かなのに、ここだけはにぎやかだった。

そのうるさい声が届いたのか、1人の男子生徒が来た。

「おい!そこのお前ら!!俺と勝負しろ!!」

「うるさい!!」

苛立っていたガネルは、持っていた《火の玉》を男子生徒に投げつけた。

「うわっ!あちっ、あちちちちちちちっ、あっちーーーーーーーーぃっ!!」

男子生徒は叫びながらどこかに行ってしまった。

頭に火がついていたから髪はチリチリになっているかもしれない。

『ひどいねぇ、いきなり攻撃するなんて』

「しょうがないだろ。反射だよ、反射。《火の玉》」

話をしながら、さっきと同じ大きさの《火の玉》を詠唱破棄で出した。

詠唱破棄は詠唱するより威力あるし便利だけど、詠唱してするより魔力を消耗します。

詠唱して使う魔法の魔力消費量を1とすると、詠唱破棄の魔法は1と2分の1。

詠唱して使う魔法の魔力消費量を2とすると、詠唱破棄の魔法は3という感じ。

詠唱して使う魔法の魔力の半分が上乗せされるってわけです。

おわかり頂けましたか?え?魔力の無駄使い?そうですね。

なぜさっき詠唱破棄したかというと・・・・・・・・、気分ですね。

『反射、ねぇ。まぁ、僕もさっきの奴気に入らなかったし、いっか』

いいのか?いいのだろうか?

「さっさと次いこうぜ」

『そうだね』

そしてガネルは順調に倒していき、本戦進出決定となった。


「ふ~、だるかった」

予選を終えたガネルが戻ってきた。

「お疲れです」

「順調にいったわね」

「順調すぎてヒマだった」

「なんだよ。俺、がんばったんだぞ。なあ、バース」

同意を求めたガネルだったが、

『Zzz』

バースは気持ちよさそうに寝ていた。

「寝んなよ!」

怒鳴ってみるが、バースは起きない。

「ったく・・・・」

バースを起こすのはあきらめて椅子に座った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ