4-2
この状況を、なんと言えばいいのだろう。
上宮回廊を多くの政務魔術師達が行き交っていた。
「侵入者はなおも上宮に向かって侵攻!」
「征伐部隊からの反応が返って来ません!」
「敵の魔術はいまだに何かわからないのか!?」
「円卓賢人を早く集めろ!」
この王宮は、マギという世界において、最高にして最大、最強にして最奥の地だ。
六大陸の中心に位置する王海の中心に浮かぶ島。それ全てが王宮だ。
海中には常に魔術による網が張られ、それに触れたものは一瞬で海の藻屑になる。
王宮外縁には高い壁がそり立ち、その壁の上には魔方陣を組み込むことで竜の鱗すら紙のように貫く弩が無数に配置されている。
さらにどうにかその壁を越えても、警務魔術師の精鋭が外壁から下宮までの間で目を光らせているし、さらに下宮内には征伐部隊の隊舎がある。
征伐部隊は特化能力のみで言えば円卓賢人にも迫ろうかという魔術師の部隊だ。仕事こそ汚れ仕事ばかりだが、それでも実力は折り紙つき。
実質、征伐部隊の巣に紛れ込んだ侵入者が下宮を抜けられることはありえない。
だがこの時、侵入者は既に下宮を抜け、中宮の手前まで迫っていた。
現在侵入者は下宮と中宮の間にある第二壁に阻まれている状況だ。
第二壁には、特定の魔力波を身にまとわない限り、近づいただけで吹き飛ばされてしまうという凶悪な魔方陣が壁一面に刻み込まれている。
「第二壁、突破されました!」
だが、それも今しがた突破された。
「どうやって……?」
思わず呟く。
第二壁は、古代遺物から抽出した魔方陣を転用している。現代の魔術師ならば《金》が十人集まってやっとその威力を相殺できる、という代物だ。それだって、無傷で突破にはさらに二倍の数を必要とするだろう。
《金》二十人というのは、それだけで小さな城くらいならば簡単に落とせるほどの戦力だ。
しかし、だというなら、これはどういうことだろう。
侵入者は……一人。
そのたった一人が、よもや《金》二十人にも及ぶ力を持っていると言うのか。
もしそうだとすれば、侵入者は円卓賢人と同格か、それ以上の能力を持つことになってしまう。
「馬鹿な……」
王宮に刃向かうような魔術師がそれほどの力を?
信じられる話ではなかった。
「おお、シュレヴィルム様!」
不意に、僕の呟きを聞きつけた初老の政務魔術師が一人、駆け寄ってきた。
「状況は芳しくないようですね」
「は……申し訳ありません」
僕の言葉に慌てて政務魔術師が頭を下げる。
「いえ。責めているわけではありません。どうやら……相手の性質が悪すぎるだけのようですから」
「はい。王宮の歴史上こんなところまで侵入を許したのは、私がまだ生まれてもいない頃、反逆領主共が結託し襲撃してきた時以来でございます」
確か、その時は敵の魔術師が五千近くいたと聞いている。
それが、今回は一人、か。
やはり舐められない敵だ。
「ですが第十席の貴方様が来て下されば、もう安心でしょう」
第十席。それは僕のことだ。
王宮に仕える政務魔術師の中でも十番目に優れた者。
それが僕――シオン=ティエン=シュレヴィルム。
「いえ、そうでもありません」
しかしその僕が首を横に振ると、政務魔術師の表情が驚きに歪んだ。
「これは、僕のような若輩には些か手に余る敵かもしれません。情けないことですが」
「そんな――」
「情けなくなどはないさ。相手の力量をきちんと理解するということはな」
政務魔術師の言葉は、背後からの声に遮られる。
振り返ると、そこには円卓賢人の証である黒地に金糸で円卓の紋章が縫われたマントを羽織った男性が立っていた。
「第三席……」
円卓賢人第三席、グルミール=スィリイ=アデリヒム、その人だ。
「名前で呼べといつも言っているだろう、シオン。相変わらず堅苦しい奴だ」
「性分ですので」
僕の返答に肩をすくめると、第三席はちらりと僕の傍らの政務魔術師に話しかけた。
「回廊から政務魔術師を退避させろ。俺とシオン……それと、」
くいっ、と。第三席が顎でとある方向示す。
そちらに視線を向けると、そこにはアミュレ=エイグイト=オーグ――第八席が立っていた。彼女は鋭い視線を中宮の方へと向けている。
「アミュレの三人がここで敵を迎え撃つ」
すると政務魔術師が首を傾げた。
「ですが、敵は恐らく中宮で倒されるものかと……」
中宮は王宮で最も巨大だ。その中は、政務魔術師の領域である。政務魔術師は各々の仕事を中宮で処理し、そしてそこで生活している。
本来、政務魔術師というのは、戦闘向きの役職ではない。文字通り、政務をこなすための魔術師達のことなのだ。
だが王宮の政務魔術師は、世界に七百万いる政務魔術師の中でも、より優れた者達のみを集められている。
その実力は、ほぼ全員が《赤》ないし《銀》の能力を持っている。
王宮政務魔術師というのは、警務魔術師にも決して劣らない魔術師なのだ。
それが約千人。
常識的に考えて突破できるようなものではない。
だが……、
「いや。敵は、中宮では止まらない」
第三席はそう言い切った。
†
人気のなくなった回廊で、第八席が僕に口を開いた。
「怖いか?」
「……何故です?」
「お前は円卓賢人になって日が浅い。本格的な戦闘も初めてだろう。それになにより、子供だ」
子供……その評価は、新鮮だった。
今年で僕は十五歳になる。
この歳で円卓賢人になるのは極めて異例だ。現第一席ですら円卓賢人になったのは十八だったらしい。
神童、と呼ばれることは会っても、子供と呼ばれることは少なかった。
「怖くはありません。ですが、不安はあります。果たして僕の力が相手に届くのかどうか……」
「子供め」
ふっ、と第八席が鼻をならした。
だが、不思議と不快なものは感じない。
「円卓賢人ならば自分の力に自信を持て。でなければ、貴様の背後に連なる数万の魔術師達までもが惑うことになる。先陣を切る覚悟がないのであれば、今すぐ円卓賢人の席を外れることだな」
そう言う第八席に、僕は少なからず感動を覚えた。
ああ、この人は本当に人の上に立てる人なのだ、と。
「……肝に銘じておきます」
「相変わらずシオンはお堅いねえ」
頭に手が置かれた。
見ると、第三席がにやりと笑んで、僕の頭を乱暴に撫でた。
「や、やめてください、第三席!」
「いーや。せめて俺のことを名前で呼ぶようになるまで止めないね」
そんなこと言われても……!
「やめないか、グルミール。それだけシオンが礼節を重んじているということだ」
「相変わらずアミュレも生真面目だねえ。シオンほどじゃないが」
「お前が不真面目すぎるだけだ」
ため息を吐いて、第八席が腰の後ろに手をやった。
そこには黒塗りの剣がかけられている。それも、鞘の大きさからみても刀身の厚さは小指ほどもあり、幅は掌が置けるほど。長さに関しては第八席自身の身長ほどもある。
彼女はそれを固定していた金具を外すと、剣を片手で構えた――と言っていいものか。剣を持つ手はだらりと下げられ、剣尖はそのまま地面に先端を付けている。
剣、というのは魔術師とは縁遠いものだ。本来ならば騎士や傭兵などが使うような野蛮なもの。
だが第八席は、彼女が最も得意とする魔術の特性上、剣という武器を好んで使う。これで彼女が円卓賢人でなければ、剣などというものを使うことに対して様々な批判を投げかけられたところだろう。
しかし彼女は円卓賢人。それに誰も文句など言えるわけがない。
「それよりも、来たぞ」
第八席の言葉に、僕と第三席は身構えた。
回廊に面する庭園に、その姿を見つけることが出来た。
最初に感じたのは、その身を包む黒。この夜の闇の中でも際立った漆黒のローブ。
……反逆者が黒を纏うなんて。
黒というのは、極めて高貴な色だ。
円卓賢人のマント然り、この王宮の外壁の色然り、黒は限りなく上位の色であり、軽々しく身につけていいような色ではない。
何故ならば、黒は魔術の極地の色だからだ。
即ち、《黒》。
王宮――ひいてはこのマギという魔術の世界に刃向かう者にはおおよそ不釣り合いな色だ。
侵入者は、さらに顔も黒い仮面で隠していた。鋭く切り抜かれた目には、青い瞳が覗いている。
驚いたことに、その侵入者の身体つきはローブの上からも分かるくらいに細く、そして身長は低かった。
僕も同年代に比べて発育が悪いという自覚はあるが、その僕よりも細く低いなんて……。
まさか、子供?
……今は、そんなことを気にしている場合ではなかった。
『円卓賢人か……』
男か女か、大人か子供かも分からない不可解な声が仮面の下から聞こえた。
何らかの方法で声を細工しているのだろう。
侵入者に、第三席が一歩を踏み出した。
「慢心が過ぎたな、侵入者。円卓賢人三人を相手に生き残れるなどとは、思うな?」
その言葉が終わると同時、第三席の脇を駆け抜けるものがあった。
第八席だ。
彼女はあの大剣を軽々と持ち上げ、さらには目にもとまらぬ早さで侵入者に斬りかかっていた。
――強化魔術。
それが第八席の魔術だ。
その文字の通り、身体を強化する魔術である。
だが、これを使いこなせる魔術師は少ない。そもそも、使おうと思う者すら稀だ。
そのわけを説明するには、魔力についての知識が必要になる。
魔力というのは空気中に存在する無限の力だ。無限、といっても、もちろん魔術師が扱える魔術は一定だが。
優れた魔術というのはつまり、どれだけ魔力を自分の思うがままに掌握し、制御できるかにある。
その点で言えば、第八席のそれは異常の域だ。
強化魔術というのは、まず体内に魔力を取り込む。
その時点で、強化魔術を試みた魔術師は内部から破裂し、死亡する。
魔力とは極めて繊細なものであり、人間の身体はそもそも魔力を収めるように出来ていない。
だから、普通は人間の身体に魔力など取り込めるわけがないのだ。
それでも、それを力ずく……いや、技術ずくで可能にしてしまったのが、強化魔術なのである。
それは薄氷の上を歩くのと同じくらいに危険なことであり、一歩間違えれば簡単に自爆してしまう。
第八席は、そんな魔術を、むしろ薄氷の上で軽快に舞踏でもするかのように使いこなしていた。
「終わりだっ!」
一瞬で侵入者の懐に潜り込んだ第八席が、剣を横薙ぎに振るう。
そしてその剣が振り切られ……侵入者は、刀身の上に立っていた。
「な……!」
『慢心が過ぎた、か』
どこか軽い口ぶり。
『そうだね……慢心が過ぎたよ、円卓賢人』
次の瞬間――、
ガンッ!
と、第八席の剣が地面に落ち、侵入者はその直前に軽く跳び、地面に着地していた。
……なんだろう、今のは。まるで第八席が、剣の重量を支えきれなくなったように見えたけれど……。
第八席の表情は……焦燥。
なにが起きたのか分からない、という顔だ。
「馬鹿な、魔力が……!?」
『慢心が過ぎたよ、貴方達は。古い魔術師がたった三人で私に挑むなんて』
次の瞬間、第八席の身体は崩れていた。
「ぐ……ぁ」
侵入者の身体から雷撃が放たれ、それに襲われたのだ。
「馬鹿、な……魔力の、動き……は……」
言葉を言い切ることも出来ずに、第八席が気絶する。
……まさしく、馬鹿な、だ。
第八席が何を言いたかったのか、容易に想像することが出来た。
魔力の動きを感じなかったのだ。
魔術を使うのに魔力の動きを感じないなんて、ありえない筈なのに。
『だから慢心だって言うんだよ』
気付くと、侵入者は僕と第三席の目の前に立っていた。
この速さ……まさか、侵入者も強化魔術が使えるとでもいうのか!?
「っ、気味の悪い奴め!」
第三席が放った炎が黒いローブを包み込む。
合わせて、僕も魔力を圧縮した弾丸を加速させ、侵入者に放った。
そして……魔術が消えた。
「「っ……!?」」
息を呑む。
なにをされたのか、全く理解できない。
ただ、魔術が消えたとしか言いようがない。
突如として僕らの行使した魔術が魔力になって空気中に霧散してしまったのだ。
『貴方達の魔術なんて、私には効かないよ』
「なにを、した……?」
『さあ?』
第三席の問いに肩をすくめると、侵入者はそのまま第三席の背後に回り込んだ。
「っ……舐めるな!」
しかし流石は円卓の第三席。
再び魔力もなく侵入者から放たれた雷撃を、魔力の壁で受け止めた。
その咄嗟の魔術の発動速度は流石のもの。
平凡な魔術師ならば、魔力の障壁一つ生みだすのにも第三席の倍以上の時間を必要とし、さらには強度も期待できるものは出せないだろう。
僕だって、もしあの攻撃を受けたら防御が間に合ったかどうか……。
そう思うと、背筋にうすら寒いものがはしった。
「シオン、怖気づくなよ!」
はっとする。
第三席の叱咤に、僕は慌てて魔術を行使した。
圧縮魔術で生み出した魔力の鎖を放ち侵入者を拘束。炎、雷、氷、風などの弾丸を放ち、さらには作用魔術で地面に働きかけ、岩の槍を侵入者の足元から突き出させる。
その間は一秒もない。
――僕には、得意な魔術というものがなく、そして苦手な魔術というものもない。
ほぼ全ての魔術を平均値以上の練度で使用出来るのだ。
その点においても僕は異質だろう。
魔術師と言うのは己の最も得意とする魔術を熟練させるのが一般的だ。僕のように満遍なく、というのは一部の例外を除いて有り得ない。
中途半端、とは円卓賢人になる以前にはよく言われた言葉だ。
だが、それでいいと僕は思っている。
僕の目標は、第一席、深淵の翁だから。
彼の大魔術師はありとあらゆる魔術を完璧に習得した、とされている。
そして、その魔術の集大成である黒の魔術は、ありとあらゆる羨望を集めている。
おこがましいかもしれないが、僕の目的はその第一席と同じ場所なのだ。
その為にも……僕はこんなところで負けるわけにはいかない!
僕の行使した魔術の数々が、侵入者へと襲いかかる。
――消滅。
「……馬鹿な」
僕の声は、震えていた。
あの魔術が全て、消えた?
そんな……。
「一体、何が……」
『面白いくらいに愚かだよね、貴方達は』
くすり、と不気味な声で笑って、侵入者は第三席に手を突き出した。まるで僕の攻撃など見えなかったかのように。
侵入者の手には、銀色の手套がはめられていた。
「っ、何故、だ……!」
第三席は、なにもしない。
いや。
「何故、魔術が行使できない!」
『凄く気になるんだけどさ、』
なにも出来ないのだ。
『なんで目の前にいるのに殴ろうとか、そういう考えが思い浮かばないわけ?』
「が、は……!」
侵入者の親指と人差し指がくっつく。と同時、手套から雷撃が放たれた。
なんだ……あれは!?
『……これについては教えてあげるよ。何も知らないままの敵を倒したんじゃ、弱い者いじめみたいだ』
侵入者の瞳が僕を見た。
思わず身体が強張る。
『これはね、インドラっていうM・A社の――ああ、M・A社って言っても分からないか。とりあえず簡単に言えば、アースの武器だよ』
「な……アース、だと!?」
『そう』
アース。
その忌々しい単語。
魔術を貶める、野蛮な者達の世界のことだ。
その世界の異次元探査者……ストレイ・ワーカーとかいう連中は、機械というもので魔術でもないのに雷や炎を生み出すらしい。それだけじゃなく、マギの技術を卑しくも流用した武装を使うという話を聞いたこともある。
機械などというものは魔術を侵し穢すものであり、さらにはマギの技術を盗み用いるなど、度し難いことだ。
『親指がスイッチになっていてね。人差し指と親指を触れさせることで人一人気絶させるくらいの電撃を放つんだ。他にも、触れさせるのが中指なら人差し指の数倍、薬指ならさらに数倍、小指ならそのさらに数倍、って具合になるんだ』
僕は……アースの武器などを使うやつに、なんて無様な姿を見せているんだ。
歯も立たないなんて。
こんなことがあるのか?
僕だけじゃない。
円卓賢人が既に二人も倒されてしまった。
これじゃあ、まるで魔術が――、
いけない。
それ以上考えてはいけない、と自分の思考を停止させる。
『まあ、そういうこと。あ、ちなみにさっきから魔術を消してるのはアースの技術じゃないから安心していいよ』
侵入者が手を僕に向かって突き出す。
いけない……!
慌てて障壁を作ろうとして……魔力が集められない。
違う。集められないのではなく、集めた端から逃げてしまうのだ。まるで魔力が僕から逃げるかのように。
これは……どういうことなんだ。
『おやすみ、古い魔術師。これに懲りたら、少しは新しいマギの姿について考えてみることだね』
ばちん、と。
まるで蓋でもされたかのように。
僕の意識は閉じた。
†
「ふむ」
気配もなく現れたのは、おじいちゃんだった。
『なんだ……驚かさないでよ。もう少しで雷撃を撃ってたよ?』
「とりあえずその仮面を外してくれんか。そんな声で会話されるとワシゃ元気が出ん。娘の可愛い声を聞かせておくれ」
『他人から見たら絶対に孫娘って年齢だけど……養子だから関係ないか』
言いながら、私は仮面を外した。
空気が美味しい。仮面、息苦しかったな。
「とりあえず言われた通り回廊まで入ってみたけど……」
「どうじゃった?」
「手ごたえあったのは、そこの強化魔術のお姉さんくらいかな。あれで剣が普通の身体能力でも扱える軽さの剣だったら切り傷くらいはできてたかも」
「アミュレか……ま、そこは相性じゃろ。強化魔術は、お前さんとはちいと相性が悪いからの」
「うん。体内にある魔力はやりにくいよ。下手にやると、あのお姉さんの身体が破裂しちゃうところだし」
「そんな気遣いが出来るなんて、優しいのう」
「殺すなって言ったのはおじいちゃんでしょ?」
「どっちにしろ優しいお前さんは殺さないじゃろうて」
そうかな。
まあ、確かに人殺しは楽しいとは思わないけど。
でもだからって、そっちの方が簡単なら、そっちの選択肢を取る可能性だってあるよ。
「それはそうと……これからどうするの?」
「とりあえずお前さんはワシが追っ払ったことにする。それで騒ぎは一応の沈静化じゃ」
「信じてもらえるの、そんな言葉」
「ワシを誰だと思っとる」
おじいちゃんが豪快な笑みを浮かべた。
「円卓賢人第一席。深淵の翁。ウィオベルガ=オネ=アルアカーシャじゃぞ」
深遠翁の名前がやっと出せた。
基本、人物の名前はその時に即席で考えますけどね。