1話 転生失敗?
話の構造がいまいち掴めないでしょうが1話です。
ご安心を。私もどうなるかわかっていません……
目を覚ましたらそこは戦場だった。
炎の矢が放たれ、雷が落ち、突風が放たれ、竜の咆哮が轟く戦場だった。
周りでは槍を持って戦う戦士(真上に下級戦士というタグが見えている)が前方に突撃している。
俺は成すすべもなく立ち尽くしていた。
そして俺は……
気づいたらさっきの空間にいた。
「ごめん。渡し忘れたものがものがあってね。」
そしてさっきの女神がいた。
「ええと……状況が……」
「はいはい。今度こそ簡潔に言うから。」
「つまり、財布とスマホを渡すために空間……を歪めて? 俺を殺した? は?」
「ごめんごめん。けれどこれ以外の方法が思いつかなくて……」
「女神だからってそんなことが許されてるんですか……」
人の命を簡単に……。いや、この命を作った人だけども……。
「ま、まぁ貴方の体は壊れやすいし……」
「ん? それってどういう……」
「ま、まぁ、これから素敵な異世界ライフが始まるんだから! ほら! 送るよ! 能力の詳細はまた後で見て! ほら!」
女神のテンパり具合が半端ない。
ということを考えている間にまた頭の中に何が入ってきて……
気がついたら森の中にいた。
周囲は木、辺り一面の草、そして切り株の上に黒いスライムピョコピョコと……ん?
スライムがこちらを見ている……
別に仲間になりたくてこちらを見ている訳ではないようだ。
ってか8体くらいのスライムが来てねえか?
今俺がどんな状態なのかを順を追って説明する。女神、見ておけ。これが説明だ。
まず、スライム(lv32)が複数体集まって大きなカラフルなスライムになった。赤や黄色が混ざってドス黒い色になっている。
そして、そのスライムが突進してきた。胸の辺りに。
肋骨の骨という骨が砕けた……感覚がした。
……俺の今の体には骨がないみたいだけど。
そして今、俺は空中にいる。風が気持ちいい。
視界に時速18kmという数値が見えている。 これは何なのかという疑問と女神の言った『壊れやすい体』という単語が頭の中を回っている(物理)。
うん。自分で言ってて意味がわからない。
ごめん女神、貴女の説明の方がわかりやすかったのかもしれない……
地面に着いたのはそれから数分後のことだった。
といっても地面と接触した訳ではない。何故か浮いている。地面から十数cmのところで。
……なんで?
地に足がつかないとは確か言っていた気がするけど、これの事だろうか?
と、考えていたらさっきからの経験上何が怒る訳で……
ほらきた。今回は緑色のスライム(lv1)がやってきた。
けれども今回は敵意があるわけではないみたいだ。
ピョンピョン嬉しそうに俺の周りを回っている。
そして俺の真下の魔方陣もクルクル周りだした。
……いたんだ。
ということで、何故かスライムがついてきました。
……本当にこのスライムは何なんだろう?
……ここからどうなっていくんでしょうかね?
私も正直わかっていません。
絶対に波乱になる気がします。
ちなみに文章は主人公の一人称視点となっています。そこのところのご理解をよろしくお願いします。(遅い)
次回、文法[剣と魔法の世界でシュパッ]