第8夜『遂に始まり!本格修行!』
第8夜『遂に始まり!本格修行!』
~前回のあらすじ~
予期せぬ真実を告げられたサーガ達。
そして金腕の部隊長たちも登場した。
いやー、キクノって子供いたんだね
てか、奥さんは誰なんだろう……
あっ、ソティスじゃないよ!
金腕「明日から、個別の修行にする」
金腕がいきなりそう言った
スカイ「それってどういう意味でしょうか」
金腕「ここの隊長達が修行をつけて
くれるんだ!つまり、これからが
本当の修行の始まりだ」
ブラウン「ワクワクするな!」
サーガ「わかります?ブラウンさん!」
ブラウン「楽しみですねサーガさん!」
スカイ「おばちゃん達の会話かよ」
ギャグティ「やっと地獄のトレーニングは
終わったのか~!」
ジェリー「やったぁー、死ぬ思いしない!」
金腕「………(はたして、そうかな?)」
サーガ「さよならー♪」
スカイ「部屋に戻るか~」
ジェリー「そうだね」
~部屋~
ギャグティ「みんなは誰の所に行く?」
ブラウン「お前は?」
ギャグティ「オレは、ハルさんの所に
行って、具現化を習う予定だ」
ブラウン「オレは、パールさんのところ」
スカイ「好きなのか?」
ブラウン「ちげーよ!加力を教わるんだよ」
スカイ「本当は?」
ブラウン「本当はね~………………って、
しつこいわ!」
サーガ「それで、スカイは?」
スカイ「オレは、カミヤさんの所に行く」
ジェリー「サーガは?」
サーガ「オレは、キッドに教わる!
兄弟だしな♪」
ギャグティ「そんな理由かよ……」
ブラウン「ジェリーは誰だ?」
ジェリー「ボクは、ハクさんの所」
サーガ「つーことは、全員決まった
みたいだな!」
ブラウン「明日から頑張ろうな!」
全員「オオー!」
~翌日~
金腕「みんな、選んだ奴らのとこに
行ってるな」
キクノ「お前はいいのか?」
金腕「何がだ?」
キクノ「気に入ってるんだろ?
サーガのこと」
金腕「まぁ、しばらくしてからな」
キクノ「そうか」
キッドの修行では体術をしていた
キッド「なっちゃいねぇな!」ヒョイッ
サーガ「くそっ!おらっ!」ブンブンッ
サーガはキッドに殴りかかる
キッド「魔力も使ってみろよ」
サーガ「どうやってだよ」
キッド「まさか!使えないのか?」
サーガ「いや、使えるけどさ、
今はどうやって使えと?」
キッド「全身に魔力を流して、動きに
合わせて、操れ!それだけだ」
サーガ「こうか?………………それっ!」ヒュッバキッ
サーガは魔力のこもった拳でキッドの顔面を殴った
キッド「ぐおぉ!?ってぇ!いてぇだろ!
いきなり何だよ!」
サーガ「試しただけだけどなにか?」
キッド「試しで殴るなよな………
でも、コツは掴めてるぜ?」
サーガ「本当か?よっしゃあ!」
ブラウン「魔力を力に変える………………」
パール「そう!」
ブラウン「どういった感じでしょうか?」
パール「うーん、見ててね?
はぁ~!そりゃ!」バガァーン!!!
近くにあった大岩を一撃で粉砕した
ブラウン「……!?」
パール「これが加力の力だよ?
つまりね、力をいれたい部分に
魔力を溜めて、一気に放出するの」
ブラウン「でも、時間が掛かりますよね」
パール「最初は、そうだよ♪慣れたら
普通に出来るようになるから」
ブラウン「分かりました!」
ハク「魔力はね、いろんな事が出来るの
例えば、敵を消したり、動きを止めたり」
ジェリー「なるほど、でもなかなか上手く
いきませんよ………………」
ハク「練習あるのみ!」
ジェリー「はい、そうですよね!
精一杯頑張ります!」
ハク「いい心意気だね」
ジェリー「では早速、う~ん………!
やぁっ!」ブオンッ
突然ジェリーの前にもう1人ジェリーが現れた。
ハク「これは立体影………!
(この技は平民なら5年はかかる
ハズなのに………さすが3剣士!)」
ジェリー「………………ッふぅ~疲れた~
どうでしたか?」
ハク「すごいよ!こんなに簡単に出来る
なんて!」
ジェリー「お世辞はよしてくださいよ?」
ハク「お世辞なんかじゃないよ!
ほんとの事だよ?」
ジェリー「本当ですか?やったぁ!」
ハル「具現化、つまりは造形魔法といった
ところだな
って事で、まずはどれだけいけるか
やってみてくれ!」
ギャグティ「わっかりました~♪
うおぉー!『氷山』!!!」
ピキピキ……… ピッキィーン
ハル「本気の魔法を使うなぁ!!!」
ギャグティ「え?どれだけいけるかって
言いませんでしたっけ?」
ハル「確かに言ったけども、そこまで
するやつは初めてみたぞw」
ギャグティ「はぁ、すみません………」
ハル「いや、謝らなくていいって!
お前の事、気に入ったぜ!」
ギャグティ「はい!(ホントかよ………)」
ヒュンッヒュンッヒュンッ!!!
カミヤ「そうそう、いいですよ!
この調子で魔力弾を消して下さい!」
カミヤの出す魔力弾をスカイは魔力拳で消している
スカイ「はい!ふっ!はっ!」シュッ!シュッ!
カミヤ「これはどうでしょう!はぁ!」シュシュ!
スカイ「負けるか!」シュッ!シュッ!
カミヤ「次はどうでしょうか!はぁ!!」
シュシュシュシュン!!!
スカイ「はやっ!無理だろこれ!
うわぁー!!!」ドドドドド!
耐えきれずスカイは倒れた
カミヤ「いい線いってますね?」
スカイ「ハァハァ………まだまだですよ!
オレはもっと強くなって帰る!!」
カミヤ「はい、一緒に頑張りましょう!」
~その日の夜~
サーガ「みんな~、どうだった?」
スカイ「今までよりは楽だったぜ!」
ギャグティ「オレもそう思った!」
ジェリー「楽しかったよ♪」
サーガ「ブラウンは?」
ブラウン「………………」
サーガ「おーい、ブラウンさ~ん!」
ブラウン「……」(-.-)Zzz・・・・
ジェリー「………寝てるっ!」
サーガ「起こすか!」
ギャグティ「やめろ、疲れてるって!」
スカイ「そうだぞ!」
ブラウン「………うるせぇー!」
サーガ「起きた?」
ブラウン「そりゃ起きるさ、こんなに
うるさかったらな!
静かにしてはよ寝ろ!」
この日のブラウンはとても怖かったらしい……
スカイ「………なんかごめん」
ジェリー「みんな、寝よっか」
続く