第7夜『告げられた真実』
第7夜『告げられた真実』
~前回のあらすじ~
伝説とまで言われた金腕の元で修行を受けることになった一向であった。以上!
3剣士一向はかなりきつめのトレーニングをされられていた
金腕「おらおら、どうした
もう疲れたのか?もっとスピード
あげろ!」
ブラウン「ハァハァ、そりゃ、疲れる
だろハァハァ」ゼーゼー
ジェリー「もう、…………40㎞はいってる
よね…………」ハァハァ
スカイ「………………死ぬ…………………………」
ギャグティ「こんくらい、ハァハァ屁でもねぇ」
サーガ「ハァハァ嘘つけ!……」ゼーゼー
金腕「貴様らぁ!しゃべる元気があるん
だったら、走らんかい!」
金腕はムチを打って叫んでいる
ジェリー「ちょっと…………もう……限界……」
金腕「そう思うから、走れねぇんだよ!」
ジェリー「(°Д°)?」
ギャグティ「ジェリー……諦めて走れ……」
ジェリー「……………………」ハァハァ
ギャグティ「ジェリー?おーい」
ジェリー「…………うるっさいな!もう!」
ギャグティ「えっ?…………ごめん…………」
スカイ「ちょwwwギャグティwwwwww」
ギャグティ「………………笑うな…………!」
ブラウン「www腹がもげるw」
サーガ「wwwwwwwww」
ギャグティ「……お前らまで!
って、サーガテメェ笑いすぎだ!」
金腕「貴様らぁ!!!何がおかしい!」
サーガ「………仕方ないでしょ………!」
金腕「言い訳無用!」ぶんっ! バコンッ
持っていたムチを思い切り叩きつけた
サーガ「いってぇ!………何でオレだけ……?」
スカイ「………ぷっ」
サーガ「地味に笑ってるだろ………あー痛い」
金腕「打たれてもまだこりないのか?」
サーガ「スミマセン………」
ブラウン「って、あれ!?ジェリーは?」
ジェリーは遥か後ろで力尽きていた
ジェリー「………………………」チーン…
ギャグティ「ジェリーーー!!」
キクノ「金腕、ジェリー気絶してるぞ?」
金腕「3剣士ともあろうやつがなんて様だ
お前たち、今日はもう休め!」
ブラウン「助かったぁ………」ハァハァ
ギャグティ「ジェリー、生きてる?」
サーガ「って、不吉なこと言うな!」
金腕「誰か部屋まで運んでやってくれよ?」
サーガ「ういーす!」
~部屋~
スカイ「いや~、それにしても今日は
かなりハードだったな………」
サーガ「キツすぎるだろ………」
ブラウン「そういやさ、団員は何処に居る
んだろうな」
スカイ「それもそうだな」
ギャグティ「まさか全員ダウンにやられてたりしてな~」
ジェリー「あれ、ここどこ?」
ジェリーが目を覚ました
サーガ「おっ!起きたか」
ジェリー「ボクは何を………」
スカイ「走ってる途中に気絶したんだよ。
ま、そのお陰で俺たちは助かったぜ♪」
ブラウン「そゆこと!ありがとな」
ジェリー「は、はぁ………」
~そして翌日~
金腕「よし、今日は団員を紹介しよう
出てこい!」
団員「御意!」ヒョコッ
屋根の上や地面の下、木の影などから次々と団員が飛び出してきた
サーガ「(いたるところに隠れてたー!)」
金腕「まずは各部隊の隊長からだ
こいつは第一部隊隊長の」
キッド「キッドだ!オレの魔法は
『爆発』だぜ!よろしく頼む!」
赤い髪の男がそう言った
金腕「………次、第二部隊隊長のハルだ!」
ハル「よろしく!俺の魔法は『具現化』だ」
白い髪の男がそう言った
金腕「第三部隊隊長のカミヤだ」
カミヤ「皆様、始めましてですね。
私はカミヤ、魔法は『操作』です。」
メガネをかけた男はそう言った
金腕「次、第4部隊隊長のハクだ!」
ハク「みんな~!よろしっくね~!
アタシはハク、魔法は『闇』だよ」
元気はつらつとした女だ
金腕「第5部隊隊長のパール!」
パール「よろしくね♪アタシの魔法は
『加力』っていうんだ~」
かわいらしい女はそう言った
金腕「以上、部隊隊長の紹介だ
そして、特別攻撃隊長のガッチェス」
サーガ「特別………?」
空から大柄な男が降ってきた……
ズカァーン!!! シュウー
金腕「来たか………それ、自己紹介してやれ」
ブラウン「………………空からいきなり来た!」
ガッチェス「我の名はガッチェス!
我はいかなる攻撃も耐えることの出来る
『絶壁』の魔法を得意としている
以後、宜しく頼もう! 」
難いのいい男は堅苦しく自己紹介をする
キクノ「おー、がっちゃん久しぶり!」
ブラウン「………………(がっちゃん!?)」
ガッチェス「おぉ、キクノ殿!
キッドに用件でもあったのですか?」
キクノ「いや、コイツらの保護者だ」
スカイ「オレらは、子供じゃねぇよ!」
キクノ「そうだ!キッドと言えば………
キッド!ちょっと来てくれ!」
キッド「何だ?親父」
サーガ「お、親父!?」
キクノ「キッド、このサーガとギャグティ
はな、お前の弟だ」
サーガ「えぇー!?」
ギャグティ「なんにぃー!?」
キッド「オレに、兄弟がいたのか………………
うおぉー!よろしくなぁ!お前ら!」
サーガ「えっ、兄弟ってことはまさか」
ギャグティ「オレ達もキクノさんの
息子って事になるな………」
サーガ「なんでぇ!イヤだぁー!」ウワァーン!!!
キクノ「泣くことないだろ?
そんなにいやか?」
ギャグティ「うん!」ニコニコ
キクノ「だからといって、どうってこと
ねぇけどな!
あ、それとな、お前たちは双子だ
サーガが双子の兄で ギャグティは弟だ」
ジェリー「………………似てない………」
ブラウン「同感です♪」
スカイ「3兄弟なんだな~」
キクノ「オレの事、パパって呼んでも
いいんだぜ?」
サーガ「絶対嫌だ!父さんで良いよ!」
キクノ「…………………悪くない」ボソッ
ギャグティ「………」ゾクッ
サーガ「ってことは、村にオレを置いていなくなった父親ってまさか………」
ギャグティ「オレの場合も、酒場に置いて行ったっていう父親は………」
キクノ「間違いなくオレのことだな♪」
キッド「育児放棄すんなよ」
キッド「と、まぁ弟たち、オレが修行つけて
やるぜ?こいっ!」ダッ!
そういうと、足早に走っていった
サーガ「ちょっと待てよ!」
ギャグティ「足はやすぎだろ!」
ジェリー「話の展開が早すぎるよ!」
~コロッセオ~
キッド「二人でかかってきてもいいぞ!」
ギャグティ「なるほど」
サーガ「じゃ、遠慮なく!」ダッ!
キッド「『ロストボンバー』!!!」
逃げ場のない爆風が二人を襲う
バガァーン!!! ヒュー
サーガ「ゲホッゲホッ」ピクピク
ギャグティ「………」チーン
キッド「やりすぎたか?」
金腕「いや、でもこれで己の弱さを
知っただろうな」
キッド「親方!お疲れ様です!」
キクノ「キッド、それでも手加減は
してたんだろ?」
キッド「当たり前だろ?」
サーガ「………………マジかよ………」
ギャグティ「さすが、オレの兄だな………」
ブラウン「回復力スゲェー!」(;・∀・)
ジェリー「よく見たら、性格は似てるかも」
ブラウン「確かにどことなく似てるな」
サーガ「キッド、くらえや!」ダッ!
サーガは殴りかかった
キッド「ほらよっ!」バァーン!!!
しかし、爆風で返り討ちに……
サーガ「ギャアーー!!!」ドサッ
ギャグティ「仇はとるぞ!」ダッ!
ギャグティも殴りかかるが……
キッド「ほいっ!」バァーン!!!
結果は同じであった……
ギャグティ「ウギャアー!!!」バタンッ
キッド「残念でしたね!」
余裕の笑みを浮かべる
キクノ「見事だ!」
金腕「なんたって、この軍の中でも上位
の実力者だからな、まだまだ勝てんよ」
キッド「ま、オレもまだ修行中だからな♪」
ガッチェス(以下『ガ』)「それでも
お前はかなり強いぞ?」
キッド「ガッチェスさんには敵いませんよ」
ガ「越されるのも時間の問題だろうな」
キッド「やれるだけはやります!」
金腕「それはそうと、
お前らー!今日の修行始めるぞー?」
サーガ「パス!」
スカイ「オレも!」
金腕「ダメだ!」
ブラウン「えぇー」
ジェリー「あー、お腹いたくなったから
今日は無理かも………」チラッ
金腕「あそこに、大きいケーキがあるぞ?」
ジェリー「どこどこ?………………あっ!………」
金腕「異常無しだな」
ギャグティ「さようなら!」
金腕「逃がすか!
『ボルケーノラッシュ』!」
ズバガァーン!!!
金腕の放った衝撃波はギャグティの頭上近くをすごい威力で通った
ギャグティ「うわぁー! ちょいまて、
死ぬって!これ!」
金腕「罰だ!分かったらお前たちも
真面目にしろよ?」
全員「………………はい………」
続く……