第4夜『再来』
第4夜『再来』
~前回のあらすじ~
サーガ、ブラウン、ジェリーの三人は伝説の三剣士であることが判明!
自分たちの使命を果たすべく、世界を救うべく、まだまだ冒険は続く………
そのころ一向は……
砂漠をなんとか抜け、一息ついていた
ギャグティ「やっと砂漠抜けたな……」
ジェリー「やっぱり合ってたでしょ?」
サーガ「何回道に迷ったんだよ!」
ジェリー「知らなーい、でも出れたから
良いでしょ」
ブラウン「疲れるな…………」
サーガ「なぁ、何か変な魔力感じない?」
サーガはそういうと辺りを見渡した
ジェリー「えっ?…………ホントだ
魔物じゃない…………」
ブラウン「かといって、人でもないぞ」
サーガ「何だろうな……」
ギャグティ「大丈夫だろ♪」
?「な~にが、大丈夫なのかな~」シュンッ
何者かが突然前に現れた
サーガ「っ…………いつの間に!
って……お前!あの時の」
頭にあのときの恐怖が戻ってきた
………………
ソティス「サーガ!逃げて!」
?「もういいや、死ね!」グサッ
……………………
そう、彼こそソティスを殺害した張本人
サーガ「てめえ、母さんを……
殺してやる!!!うわぁー!!!」ダンッ
サーガは怒りに任せて身を乗り出した
リオ「てめえ、では無い俺は『リオ』だ。
それと
攻撃が遅い!」ヒュッ
攻撃を器用に交わした
サーガ「そうはいくか、『流星落とし』!!!」
リオ「……ハァッ!」バァーン パラパラ
流星はリオによって片手で破壊された
サーガ「おい、嘘だろ……?」
リオ「そらっ!」ドッ
リオはサーガの腹をめがけ拳を放った
サーガ「がはっ!」ドガーン
サーガが倒れる姿を唖然とした表情で見ていた
ブラウン「サーガが一発でやられただと!?(弱いけど!)」
ジェリー「そんな……サーガが…(弱いけども!)」
ギャグティ「マジかよ……サーガ……(弱いからか!?)」
ブラウン「オレらでぶっ潰すぞ!」
サーガに続いてブラウン、ギャグティも攻撃体制に入る
ギャグティ「デリャー!」シュッ!
リオに向かって蹴りをいれた
リオ「遅い……」ヒョイッ!ブンッ!
しかし避けられ掴まってしまう
ブラウン「何!?ぐわぁ!」バーン!!!
掴まえたギャグティをブラウンへとぶつける
ギャグティ「あぁー!ぐほっ!」バキ
リオ「オラオラ!」
ジェリー「えっ?えっー!?
もう全滅!?」
驚くジェリーに構わず腹に殴りかかった
リオ「そらっ」ドッ!
ジェリー「うがっ!……」バタッ
リオ「もう終わりか?」
リオは余裕の笑みを浮かべている
サーガ「てめえ、あいつらをよくやりや
がったな…………!
今度は、負けねぇぞ!」ボロボロ
意識が薄れるなか立ち上がるサーガ
リオ「あれ、生きてたのか?
次は無いぞ?」
サーガ「グオラアァ!」ダッ!
リオに向かって殴りかかる
と、その時何者かが現れサーガの拳を止めた
?「止めろ」バシッ
サーガ「誰だ、お前」
睨み付けながらそう言った
リオ「久しぶりだな、キクノ」
キクノ「キミ、こいつと戦っては駄目だ!並の人間が敵う相手
じゃない!」
サーガ「そうはいくか!オレは、こいつ
をぶっ殺してやる!」
リオ「2対1か……面白い!」
キクノ「今お前と戦うつもりはない
ここは引いてくれ!」
リオ「仕方ないな…………
今回は生かしといてやるか」シュンッ
話終えると同時に姿を消した
サーガ「き、消えた!?」
キクノ「あいつとはもう関わるな……」
サーガ「何でだよ…………」
キクノ「あいつが何者かなんて知らない…………
リオと戦って生き残れたのは
奇跡だと思え」
サーガ「そうか……でもいつかアイツを殺す」
キクノ「そういえば、キミ1人か?」
サーガ「あっ、そうだった、助けに
行かなきゃ!」
仲間の元へ駆け寄っていった
サーガ「おーい、ブラウン!生きてるか?
し、死んでる…………」
ブラウン「人を勝手に殺すな!」(゜゜;)\(--;)
ギャグティ「騒がしいな……」
ジェリー「何かあった?」
サーガ「お前ら!大丈夫だったか?」
ブラウン「おう!」
ギャグティ「ナメんなよ♪」
ジェリー「平気さ!」
サーガ「そうか!よかったぁ……」
全員無事だったようだ
ギャグティ「つーかさ、この人誰?」
ジェリー「確かに!気になるね」
サーガ「この人は、キクノって言うらしい」
キクノ「キミ達、初めまして俺は、
キクノだ!よろしくな」
ブラウン「キクノさんは、なにやってるんだ?」
キクノ「魔物とかから、人間界を守っているというか、依頼され たっていうか……」
サーガ「オレ達は、魔王ダウンを打つため
に旅をしてるんだ」
キクノ「キミ達も大変だな。
前な、ダウンの側近とは戦った事は
あるんだ、ま、普通に倒したがな♪
闇の3剣士って呼ばれてたけど
俺が1人倒しちまった♪」ハッハッハ
ブラウン「勝ったのかよ!」
サーガ「3剣士か……オレらも3剣士
だよな、ブラウン」
ブラウン「あぁ、そうだったな♪」
ジェリー「ダウンの側近に1人で
勝つなんて、何者何ですか?」
キクノ「『幻剣キクノ』って言うのが、
俺の通称だ」
ブラウン「幻剣キクノ!?
そりゃあ、勝てるわけだな……」
ジェリー「ほうけん……?知ってるの?」
ブラウン「あぁ、幻の剣『幻剣キクノ』を
手に入れし、伝説の剣士!」
ギャグティ「聞いたような気がする」
ブラウン「でもよ、そのキクノがなんでこんなに若いんだ?どうみてもオレらと同じくらいだろ」
キクノ「見た目は若くても、実は40越えてるんだぞ」
サーガ「……!?」
キクノ「で、キミ達、本当に3剣士なのか?」
ジェリー「はい、そうですけど」
キクノ「なるほど、キミ達なら任せても
良いだろうな……」
気のせいだろうか、キクノの顔が少し嬉しそうに見える
サーガ「一体何を?」
キクノ「魔王ダウンの部下には、
側近二人、そして
金色の剣士と呼ばれる奴もいる
最近は、風使いの奴が入って来たと
いう噂も聞く
と、言うわけで魔王ダウンに挑むには
まずは部下を倒してからだ
奴の城は『弘明の崖』から入れる
『魔界』の中にある」
サーガ「キクノさんは?」
キクノ「俺には、する事がある。
つまり、魔王ダウンはお前たちに
任せても良いな?」
ジェリー「はい!」
サーガ「いいぜ!」
ブラウン「是非ともそうして欲しい」
キクノ「そうか!じゃあまたな!」シュンッ
先ほどと同じく、話終えると同時に姿が消えていった……
ギャグティ「えぇ!消えた!?」
サーガ「なるほど、行くか!
魔王ダウンの城へ!」
ブラウン「挑むんだな?」
サーガ「おう!」
さて、どうなることやら……
続く