↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

沢山のへのへのもへじ

作者: 遥(はるか)奏汰(かなた)
掲載日:2026/10/23

お読みになっていただけましたら幸いです よろしくお願い申し上げます。

膨大な「へのへのもへじ」が顔のない大衆として記号化され、個性を失い消費されていく現代社会の虚無を描いた悲しい詩です。

たくさんのへのへのもへじ

だれかが書いた へのへのもへじ

画面をすべり あふれていく

みんな同じ目をし 同じ口をして

おなじ悲しみを ささやいている

へ、と曲げられた眉のしたで

流れる涙は 透明すぎてだれも気づかない

の、と屈んだ背中のうえを

今日も時代の風が 冷たく通りぬける

も、と叫んだ叫び声は

タイムラインの波にのまれ

へ、と冷笑する顔の群れに

ただ静かに かき消されていく

じ、とじっと息をひそめ

個性を捨てて 記号になる

ぼくも君も 取換可能な

無数のうちの ひとつの数字

夕暮れの街を あるいていく

みんな「へのへのもへじ」の顔をして

だれにも愛されない名前を胸に

消しゴムを待つ かかしのように立っている


ご一読いただきまして誠にありがとうございました。君 の作品で またお会いできましたら嬉しいです よろしくお願い申し上げます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。