どらごんってね
「ほらみて、ドラドラ」
マリちゃんが ごほんをひらいた
きんいろの つの
おくちのきばと おててのつめが きゅっととがってる
からだは あおいうろこもよう
せびれも つんつん しっぼまでついてる
きりりぃっと きびしいおかお
なんだかちょっと こわいぞ
あ
わかった
このあいだ おにいちゃんが ずかんを みてたよ
たしか
きょうりゅ──
「ドラゴンって、やっぱり、かっこいいよね」
えええ?
これが ドラゴン?
これが ぼく?
「すごーく、つよくてね」
わあ!
おくちから ひが ボーッて!
あわわわ あわあわ
「それでねそれでね。このつばさで、おそらをきゅーんよ!」
えええ?
ぼくのつばさ そんなこと できるかな?
それから
マリちゃんは どらごんのごほん たくさん たくさん みせてくれたの
いっぱい いっぱい おはなし おしえてくれたよ
どらごんの ぼうけん
どらごん だいかつやく
ものしりはかせの マリちゃんは
どらごんを ほめたたえる こどばを おしえてくれた
いふうどうどう
ゆうきりんりん
ゆうもうかかん
いっきとうせん
ぼく
ほんとうに なれるのかな……
はらはら ふらふら
ちょっと ふあんに なってきた




