なーろっぱ世界の短編 婚約破棄とか聖女とかドアマットとか転生とか その2
なんかいるみたいなので、逃げます!
なんのかんのと理由をつけて、わたしと会おうとしなかった婚約者が2カ月ぶりに会うというから。
夕暮れ時に伯爵邸まででかけたら。
玄関でいきなり。
「貴様とは婚約破棄する! そしてこのひとと結婚する!」
と婚約者がわめいた。
「ええと……」
婚約者の隣には誰もいない。
腰にまきついた女はいない。
茶番? ジョーク?
でも、
「承りました! では!」
わたしは我ながらほれぼれするくらい瞬時に返して、逃げた!
確かに誰もいなかったけど。
なんかゾゾゾと寒気がしたのよね。
しかも婚約者は頬がげっそりやつれて、ふらふらしてた。
それに、伯爵邸も、どよーんとしてて、暗かった。
まちがいなく、なんかいる。
1週間後。
伯爵邸は崩壊。
残骸の中から、元婚約者の遺体が発見されたんだって。
なんだったんだろうね、アレ。
たくさんの作品の中から、本作をお読みいただきありがとうございました。
最後までお付き合いいただけたこと、とても嬉しく思います。
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別の物語も書いておりますので、もしよろしければ、そちらも覗いてみてください。




