変態野郎の自己紹介
どーも☆
作者です♪
相変わらず扱いの酷い克也ですが、今後も改善してあげる予定は0です。
あと、ちょっとだけヒロの秘密が分かっちゃうカモ?
ふぅ…。
あまりにも濃ゆいクラスメート達に気圧されはしたが、今日は1人ずつ自己紹介して帰るだけだな。
お。
ヒロが自己紹介をする番だな。
ヒロ「志中出身、和泉尋。
趣味は倹約と他人をおちょくる事と他人の不幸。
特技は空手、剣道、柔道で、3つ合わせて6段。
現在訳あって1人暮らし。
嫌いなものはエレベーター(何故か乗り物酔いする)とエスカレーター(乗るタイミングがつかめない)以上!」
なんかすごい自己紹介だったな…。
というかコイツ童顔というより女顔だな。
声もソプラノボイスだし。
もし男子校だったらいろいろイケナイ事されるだろうな…ゲフン、ゲフン。
落ち着けー俺、落ち着けー…。俺は男にゃ興味ない…、興味ないんだ!
と、そんなんしているうちに次はパンダが自己紹介か。ていうかパンダしゃべれないだろうが!
しかし、そんな俺の心配をよそにパンダが自己紹介をし始めた。
パンダ「……………。」
…なんかじーっとこっちみているだけなのに、何故かパンダの言いたいことがわかる気がする。
何故だかは知らん!
だがわかったことはこのパンダの名前は柏原祐司というらしい。
趣味はののしられたり、叩かれたりする事。
特技は客寄せパンダ。
Mか!?
Mなのかこのパンダ!?
しかも特技はそのまんまだし!
そもそもなんでパンダが学園に入学できたんだよ!?なんで自己紹介されるだけでこんなに疲れなくてはいけないのだ…。
ぐったりしていると、俺の前の席の男が立ち上がった。
次は俺の番か…。
人間、最初が肝心。
このあいさつのいかんによって、これからの学校生活が薔薇色になるか灰色になるかが決まるのだ!
中学校時代?
そんなもんドドメ色に決まっている!
…自分で言ってて悲しくなってきた…。
自分で勝手にダメージ受けていると前の奴が座った。
よし!
皆、後園克也の晴れ姿をしかと目に焼き付けるがいい!
克也「後園克…『こいつの名前はウルモフ大佐だ。』」
っておい!
いきなり遮られたぞ!
みるとヒロのやつがニヤリと笑みを浮かべ、続けた。
ヒロ「こいつは見ての通り、ヤン〇スとアス〇ンを足して、その後ア〇ランを引いた顔をしているが、根は良い奴だと思う。」
それじゃヤ〇ガスしか残ってないじゃん!
〇スラン入れた意味ないじゃん!
ヒロ「ただ、オタクでロリコンで一般人と変質者のラインを完全にアウトしている人間なので扱いには気をつけるように。」
ねぇ、これって新手のいぢめ?
そもそもこれ、俺の自己紹介だよね?
なんで昨日会ったばかりの人間にここまで言われなくちゃいけないの?
しかもクラスメイトのみんなは真剣に聴き入っているし…。こ…このままでは俺は変態の烙印をおされてしまう!
そ…それだけは…。
それだけは阻止しなくては!
克也「待てぇ!
お前ら俺の話を聞けぇぇぇぇぇ!」
だが誰も振り向かなかった。
え…ナニコレ…酷くなーい?
ヒロ「さらに性格はCLA〇NADの〇原とつよ〇すのフカ〇レを足して5倍にして2乗したような性格だ。」
それって全く救いどころない性格じゃん…。
ヒロ「だが、こんな奴でも我らのクラスメートだ。
だからいぢめたりせずに生暖かい目で見守ってやって欲しい。
以上!」
教室中に盛大な拍手がわき起こる。
え?いまのスピーチで何か1つでも拍手するようなエピソードあった?
しかも上手くまとめたつもりなんだろうけど、クラス中から生暖かい目で見られるのは勘弁してほしい。
なんだか物凄いみぢめになる気がするから…。
さすがの俺も心に受けた大ダメージのおかげで、その後の自己紹介は聞き取る余裕もなかった。
克也…ドンマイ!(笑)
でも良いんです、克也だし(酷!)
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