変態野郎物語始動!
どうしても書いてみたくて書きました。
一応設定はてんかれっ!の世界の不人気漫画ですので、話の繋がりはありません。
ですからてんかれっ!を読んでいない方にも問題なくお楽しみ頂けます。
いえ、もちろん読んで頂けたら嬉しいんですが、性転換とか苦手な方もいらっしゃいますからね。
という訳で、末長くお付き合い頂けたら幸いです。
この物語はフィクションです。
だからこの物語に登場する人物、出来事、場所などは全て架空のものです。
もし、似たような人物や出来事があっても、それは君の気のせいなので気にしてはいけない。
俺の名前は後園克也。
趣味はアニメ鑑賞と読書(主に漫画)、パソゲー。
体型はやや(ここ重要)太めながらパワーには自信がある。
あえて言っておく。
俺は断じてオタクではない。
ただ、俺の崇高たる趣味が何故か周りからは否定的にとられているのだ。
そんな俺もこの間中学を卒業し、明日から高校生になる。
しかしこの春休み、俺は怪我でろくに遊べなかった。
理由は中学の卒業式の日にちょっとしたイタズラを仕掛けたら、会場全ての人間からフルボッコにあったのだ。
…ええいっ!
思い出すのも忌々しい!
俺はただ、卒業生退場の時の曲をこっそり入れ替えて、逆シ〇アのBGM『出撃』にしただけだというのに。
まぁ怪我もあらかた治ったし、明日からは高校だ。
過去の事は忘れて未来に生きるか!
今日は欲しかったオカズアイテムも手には入ったしな♪
ぐふふ…。
今夜はお楽しみだ!
背の低い少年「オマエは今日からウルモフ大佐だ。」
克也「は?」
背の低い少年「だからオマエは今日からウルモフ大佐だと言っているんだ!」
なにこのカオスな会話?
高校の入学式も終わり、帰宅の途につこうとしたところ、いきなり後ろから背の低い(推定150cm)童顔な少年から声をかけられた。
ウルモフ大佐?
0〇7ゴール〇ンアイか?
今時の子供にゃ分からんだろ?
チビな少年「自己紹介が遅れたな。
俺の名前は和泉尋、この暁学園の新入生だ。」
克也「あ…ああ。
ご丁寧にどうも。
俺の名前は後園克也。
あんたと同じ暁学園の新入生だ。」
そう言った途端、何故か場の空気が凍った。
ヒロ「な…、なにぃぃぃぃ!!!」
騒がしい奴だな。
克也「何をそんなに驚いている?」
ヒロ「新入生だと…。
信じられん…。」
まぁ、俺はよく大人っぽいと言われるからな。
ヒロ「絶対24留はしてるかと思ってたのに…。」
っておい!
いくらなんでもそれはないだろ!
24留て39歳じゃねーか!
俺が中年に見えるのか!?
ヒロ「どう見ても。」
克也「………。
さいですか…。」
ヒロ「まぁいいや。
新入生なら同じクラスになるかもな!
そんときゃよろしくウルモフ大佐!」
克也「ああ。
よろしくたのむなヒロ。」
ヒロ「初対面でいきなり下の名前とは図々しい奴だな。
まいっか。
じゃあな!」
ヒロ自転車に乗っては去っていった。
ヒロよ…。
初対面の相手にいきなり意味不明なあだ名をつけるほうがよっぽど図々しいと思うんだが…。
だが、悪い奴では無さそうだ。
明日から退屈はしなくてすみそうだな。
俺の高校生活が今始まる。
ご意見、感想、ご指摘お待ちしてます。