エルフの里
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
遅くなってすいません。
毎回読んで頂きありがとうございます。
では、どうぞ!
バイとホタテとで、手を繋いで街中をうろついている。
エルフの街は、迷いの森というダンジョンでもあるが、森のエルフにとって神聖な場所だからかエルフ率は高かった。
街も森とは思えないほど田舎ではなく、建物と道や通りすがりの人達を見ても、どことなく活気がある里?街に見えた。
ホタテが、あのジュース飲みたい!とせがんで来たので、ミドリジュースを買って広場で飲んでいるところだ。
そう!……今こそ言おう!
「ホタテ?今日か明日に、バイと二人っきりでデートするから。……一人で過ごせるな?ホタテは、出来る子やから問題無いなっ!?」
……返事がない。再び、王魔が
「イナリとか、テッカもおるし……なっ?!……大丈夫やろ?……大丈夫って言うて。」
ホタテの返事がないので、更に言おうとするとバイが言おうとした……
『ホタテ?……マスターの命令は「僕……一人ですごせるもん……」……はい。そのとうりです!』
ホタテの顔が?なぜか泣きそうだ。ウルウルしている。
「(しかたないよな!可愛い子には、旅をさせろって言うしな。)」
ミドリジュースを飲み終えて歩いていると、何やら集会をしていた。真ん中には、年老いたエルフおばあちゃんがいた。
エルフおばあちゃんは長いので、エバアにした。
エバアがやっている集会は、何やら冒険者やギルドなど色々な人種がいた。もちろん、エルフもいる。
なので、全く前に進めない。これを見て
「バイ!デートは、明日だな。」
バイが「そうですね……明日ですね」と笑っていた。
宿屋がどこにあるのか分からなかったので、バイ達に聞いたところ、エバアが立っている直ぐ後ろだ。したがって、必然的にエバアの集会を終るのを待った。
……
『よくぞぉ……この里に集まりし冒険者達よぉー!』
[冒険者達]を言われた瞬間、集まった者達は一斉に叫び声・歓声をあげている。
……何が、そう……テンションが高いのか分からない。
王魔も、悪ノリで一瞬で一緒に声を張り上げていた。バイ達は、全然興味無しに見える。
エバアが言う。
『今!まさに今!……迷いの魔の森は、今宵より魔迷い魔森様が降臨するぅ!』
『うぉぉぉぉぉ!』
『魔森様はぁ、魔迷いの森の先の塔の先にいると伝わっているぅ!』
『うぉぉぉぉ!』
うぉぉぉぉ!と声を張り上げているトコに、王魔は色々な声を出していた。うぇぇぇ・うぃぃぃぃや・ひぁあああ!とか、いねぇぇ!とか。
そして、
『そして、魔森様を見つけるのは貴方達だ!』
といい、エバアは指を指す。
指の先は、……王魔!?
「おっ?!俺かあ!?……俺かぁ。」
『お前のような遊び人では無いわぁ!!お前の隣にいる、彼女だよっ!!』
ニヤ顔する前に、無い!!って言われました。
指を差した先は、バイだった。
皆バイの姿を見て、驚いていた。
バイの姿は、俺がエルフは好きで憧れているが、声を掛けられないのは分かっていたので、バイの姿をエルフ寄りにしていた。
エルフの皆が言う。
『その耳の形!まさしくエンシェントエルフ!まだ、生き残りがいたとは……』
「それはない!」
王魔がキッパリ言う。しかし、聞こえていないのか全く反応が無かった。
『オオババには、分かっとるでな!……私の神眼には、見えておるでなっ。』
エバアはオオババだった。
オオババの神眼は、自分が見たいものだけ見る。
しかし、この世界は強さの強弱で見えたり見えなかったりする。
[神眼]はまさに、オオババが指定した物だけを見る!というものである。オオババが、指定する先は適正商業と[階級色]のみ。
階級色で識別出来る範囲は、上は神で下は下級魔物である。しかも、色で識別すると言われている。
『……では、皆!質問はあるかの?』
「はい!はい!はい!」
ピシッと手を上げた王魔!
『皆の者!聞きたいことはないのかっ?』
「はい!はぁーーーい!!はい!」
『では…………魔迷いの森は、今晩より五日間のみだからなっ!』
「質問ありますぅ!ありますよぉー!おらぁっ!……ババア!聞ぃとんかぁ?!汚いババアぁ!」
汚れババア等を連呼する。
『……なんじゃ?遊び人!……貴様の色は王……だな?しかし、遊び人!なにもしてこなかった遊び人!!なにかようか?!』
「お前が質問って言うたんやろがぁ!……魔森様って何ですかぁー?」
『……そんなことも、知らんと来たのかぁー!!』
バイが言う……「魔森様」とは?と質問された。
オオババが、快く答えた。
要は、魔迷いの森に住んでいると言われている魔森様。その魔森様と出会うだけで、強大な力を貰えることが出来るらしい。そして、強大な力を欲してしる人達は冒険者やギルドそして王さえも来るのだ。
現に、オオババの前にもって来れば金貨五千万枚を支払うらしい。
……俺の心!?
ぶっちゃけ、九割九分ダンジョンだよ。バイには、言わないが。
王魔の顔が、ワクワク顔になっていると隣にいたバイが
『明日ですよっ!明日でよ……デート!』
バイさん、分かってまんがなぁ!分かってますよぉ!
「知ってるよ!」
イキイキと言った。
オオババの話は続く
『さて、今回は強力な支援者を紹介しよう!出て来て下さい!二天王コロモ様!』
次回は、ダンジョン!……では、ない。デートですよ。
次回また、よろしくお願いします!




