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チート説明受けていないんですが……  作者: ふ~ん
再度転生編
360/406

一致団結

こんばんわ

カウンターに出された小袋には、銅貨三十枚が入っているらしく『確認してください』と言われたのでジャララと出して数えていると、フと疑問に思った事があって聞いてみる事にした。


「俺、ゴブリンをミンチにするのが得意なんだけど、耳ってどうやって採取するの?」


「アナタ様の武器で削ぐのですよ。防具は持って無くても、普通は武器位は持っているでしょ。」


俺の冴え渡る感が言っている。これ以上話を続けるとややこしく成ると脳から伝わって来たので、ニヤリと笑みをして場を濁した。


「壱、弐、サンマのシッポ、ゴリラのムスコ。ナッパ葉っぱ、腐ったトウフ。」


そうやって軽快に三回唱えて、銅貨を数え終えると袋に入れ直しその場を離れた。

実に、この人の姿は歩きに特化された体型であると感じる。ギルドの出入口をインコースで攻めた先には、城下町の憩いの場所である噴水にたどり着くと、フワッと華麗に噴水のへりへと座った。


「うわぁ。お尻濡れちゃったよぉ。だから、服を着ている人の姿は嫌なんだよなぁ。」


「新八さん、直ぐに乾かせますから……少しお尻を浮かせて下さい。」


お尻を浮かすと、スッとテッカが俺のお尻の下に手を入れる。これには、新手の痴漢か!?と思った程だ。

けど、ほんのりとお尻が暖かいのを感じ取ると『乾きましたよ』と発言後には、テッカの手はお尻の下には無かった。


「ならば、俺も乾かしてヤりましょう。イナリ!いまセットした所に座りなさい。」


今俺は、ガオーというのに相応しい手の形を取って待機している。今か今かと待ちわびる手の指は、ワキワキと自由に動かしていた。


「そしてイナリ、座りながらオークの依頼書を大きな声を出して言うのだ。」


他人の目を気にせず、ビグン!ビグンと動かして座るのを待ち詫びていたのだが『昔は乗りましたが、バイ様と同じ立場なのでご遠慮します。もっと、人が居ない場所なら良いのですけど……』と"モジモジしている姿も良いものだ"と思った瞬間だった。


「じゃ、シバ。オークの依頼書に書かれている集合場所は何処かな?」


「ええと。私達が入って来た出入口近くの広場。掲示板辺りでしょうか?時間は、三回に分けて行っているみたいなので十分に大丈夫ですよ御父様。」


「そうか。……では、ドラゴンパーティー出動!」


流れるように立ち上がり、ラパパパァ!と走り出す俺は物凄く速いと思う。角を曲がる時はインコースを常に陣取り、何者にも負けはしないだろう。


「今度こそ!一番を取るぜ」


後方でホタテの『あー。ズルい』と聞こえるが、勝負とは突然に降りかかるモノなのだ……というのを娘のホタテに教えてやらねば。

広場が見えて来たので、ホタテの差を少し縮めてヤル事にした。お父さんは、甘やかすのが本業なのさ。


☆「新八っちん。最後良いこと言っているけど、最初の出来事は全然ダメだからね。理解して無いだろうけど。」


釈迦の話を聞きながら理解はしているが、今は真剣勝負の真っ只中なのだ。ちょっと待ってくれ。もうすぐだ。

しかし!あとちょっとの所で、ヴン!と現れたのはテッカ達


「うそぉ~ん」


順位は、一位テッカ団体。二位は、俺で三位はホタテである。


「新八さん、街中で本気で走るとか止めて下さい。街の人が迷惑します。早く行きたいのなら、私がなんとかしますから先に言って下さい。」


アレ?なんかテッカ、雰囲気オカンっぽくね?そう言えば一天王城での食事会の時もマナーがなんとか言ってなかったけ?これも、バイと同じく俺と"同等という関係"が少なからず関係しているのかと考えれた。

俺の中で、ハテナとなった時にサクッとすんなり耳から入って来たのはやはりテッカの『分かりましたか?』という声。


「うん分かった。……とりあえず、あそこみたいだな。」


一人の男性が『Aランクの荷物持ちにはFランク以上。Bランクの荷物持ちにはEランク以上』と繰り返し言い続けており、もう一人がFランクとEランクの荷物持ちの列を作りだしていた。


あ、テクテクテク。


「あー!テッカ、俺はお前達といつも一緒なんだ。」


「私も、アナタと一緒に何処までも付いて行きたい」


こんな団体が列に並んでいると『お前はアッチのチーム、お前はコッチのチーム』と当然言われてしまう。

だから、今は俺達は一致団結の義をすることにした。


「シバー!俺の娘シバァー、娘をエロい目線で見るなぁ。そうだ、お前だよ。」


「御父様、私はもうダメかもしれません。」


「イナリ。俺の嫁のイナリがぁ……。イナリ。」


「ごめんなさい……新八さん。」


という感じで今は


「私はAランクでパーティー名"灼熱の大地"のリーダーであるアーノルダーと言う。私達は本当は四人で構成されていて、接近が私とタンク役のチムリン。援護射撃の弓が今はケガをしていて代役で雇ったシリュウ。後方からは攻撃魔法がメインのノイだ。

……荷物持ちだが、全員で六人だな。では、私達の荷物を持ったら城門を出た所に私達は先にいるから出て来てくれ。」


その後ボソッと『私のパーティーよりも多いのか』と発言をしてタメ息が出ていた。


任務完了だな。


「ウミよ。荷物頼んだぞよ。」


「ササササ御意」


……そう言えば、聖女がホタテの事を"魔物"発言していた事を思い出すと、過去一天王の城門でも魔物が通るとアラームが鳴っていた事を踏まえて。


「飛んで行こうか。ホタテ、門を通ったら又アラームが鳴るし。じゃ、俺が転移魔法するから皆捕まれ。」


頭に、城壁で隠れた壁の所をイメージしてヴン!と移動してのだ。

明日もよろしく

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