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チート説明受けていないんですが……  作者: ふ~ん
再度転生編
315/406

特注なのはポケット

こんばんは

 勝負に辺り、この女の子声かけ選手権には簡易的なルールを設けた。

 ルールとは、力や魔法による強引な引き込みはしない事。勝負の勝敗は、女の子の住まいを含む全ての寝床に行けばOKとなる。


「あのウサギの獣人……ソリィですね。だから、あの女の方へ誘導したのですか?」


「そうだ!俺は転生して姿形も変化しているからな。だから、あの女の中身は全て知っている!あの女は早々には崩せないぜ。」


 とっ言った矢先、俺の脳内では『あー。アレは着いていくパターンかも』とか声がチラホラ聞こえているのは気のせいであろうか?

 いや、きっと気のせいと思いたい。だって、あれから話しかけて十分は経過しているぜ!アレはきっと気が弱い彼女が断れずどうしようかと憤りを感じているのだ。


(きっと、そうに違いない)


「あ。動きそうですね」


「え!?……何処へ?」


「追いますか?」


「行かない」


 そして待つこと二十分位だろうか。この間俺は、何もしてない。

 嫁は忠告で『ソリィって金で身体売ってましたよね?』という声に俺は敏感に反応してしまった。……そうだ!そうだったんだ!だったんだ!だったんだ!と鳴り響いた。


 ウサギの女の子とライが消えて言った辺りを、見ては下を向きそして再び、見ては下を向くという俺。

 そんな俺は、俺はウジウジした糞虫野郎だ。


 そして来てしまった。


「成功だ!……見てたか?」


「おめでとう。見てません。」


 何が来たって?次!オレェ!!


 どうしようか。俺どうする?ライの『俺はウサギの獣人だったかは次はソレ以外な』という声すら、耳から入って違う耳へと出てしまいそうだ。

 俺の閃きは外れてしまった。どすれば?


!!


 再び俺に青い稲妻がチュドーンと降って来た。言うなれば青い閃光の閃きである。

 夫婦とは、共に歩み痛い時も喜びな時も誓いますか?とか言ってんじゃん!?


 では、ヤりましょう。


「バイ、ちょっと眉間にシワ寄せて。」


「……私の額をグリグリするのですか?」


 フッ。俺は大当たりを引いたようだ。俺に怖いものなんてオールナッシング!

 俺の手足は、高級グリスを塗ったかのように滑らかでスムーズに動く。更に言えば、行き交う人混みなんて俺が鰻ならば尚更スムーズというモノ……怖くない。


 俺は人混みの中を一直線に歩き、雑貨売り場で買い物をしている彼女へとたどり着いた。

 彼女の手には、結婚指輪が見える。だが!俺は怖く無い、何せ阿弥陀様の加護を名一杯噴出しているからな!


(ターゲット!ロックオン!!)


☆「じゃ、掛け声だけど。ここから選んでくれ……コノ、二百パターンから三秒以内で。」


 少し戸惑いつつも、阿弥陀取りをしている時はを迷ってはいけない。そう!『直感だ』それこそが阿弥陀取りの所以なんだよ。

 俺の一度外れフラついた直感は、奥義阿弥陀取りを発動して復帰させるつもりだ。


 俺は脳内で、阿弥陀如来から取った項目をピラリとめくった。


(え!?これ??コレ読むの?ええい、迷うな!正解なんだ!!)

「屋根の修理に来ました。」


「え!?……あ。

 じゃあ、家に案内しますね。」


(いよっしゃあぁぁ!!もう家に行くぜ!!)


「なにぃ!?出合って三秒も経たずに家に移動しているだと!?

 コレが!最後の鳳凰の種を残すという執念もしくは、あがきというわけか!」


 雑貨屋を過ぎて、隣の隣が彼女の家だった。

 彼女はケティと言うんだが、ソレも三百項目から弾き出され『ケティさん、それで雨漏りは二階のドコですか?』と話しを進めたんだ。


「はい。ドン・ブラ・コ親方がどんな人か分からなかったし、腰痛めてからと言うもの連絡が音沙汰無かったので本当に良かったです。

 そうそう、雨漏り場所は寝室の真上でしょうか。」


「成る程、ここですか。では、仕事に取り掛かりますのでケティさんはゆっくりと下でくつろいで下さい。」

(って言っても、一階に下りたら即呼び戻しますがね。)


 ケティさんがドアを閉めたと同時に、想像魔法で多種多様のハシゴとペンキと板・マットや釘を出現させる。

 コレも、阿弥陀取りしたから言うこととヤる事を知っている!


「うぁああ!!」


 信念が入った『危ない』という危機感を更に混入の叫び声を出す。コレも打ち合わせ通りだ。

 俺の叫び声を聞いたケティさんは、慌てて二階へと駆け付けてくれた。


「どうしたんです!?」


「ケティさん、この屋根腐ってます。

 で、危ない事に落ちて来そうなんです!」


 『どうしたら?』という言葉を発するのは知っている。そして、俺が次に発する言葉も決まっているからな。


「とりあえず、私が用意した板に釘を打ち付けましたので、ケティさん貴女が金槌で打ってください!

 金槌はドン・ブラ・コ特注のポケットの中にあります!」


 直ぐ様、ハシゴを上ったケティさんは座っている俺の特注ポケットに手を入れる。


「太い……大きい。」


「ええ!そうなんです。

 だから、特注のポケットなんです。出し入れしやすいように工夫しているんです。」


 『さあ!私の大きいポケットを駆使して大きな金槌を取り出してください。大丈夫!私は力持ちです。』と言うと、優しい手つきで太く強そうな重い金槌を取り出そうとするケティ。



 そして、もう日は沈んだ。

 もう帰省ラッシュだ。アル者は、愛する家族のために又アル者は愛する嫁のために帰る。


「おーい!帰ったぞ。ケティ開けてくれ。」


「はーい」


「ん?汗をかいて、どうしたんだい?」


「え?今日は暑いから、暑い天ぷらにしようと思って。」


「もう!隠れて食べるのは反則だぞ。唇がテカってるぞ。」


 『ウフフ』と笑うのは若夫婦の特権だろうか。今宵も若夫婦は、健全に繋がるのであろうか。


「いやー。ラブラブだね。良かった良かった」


「アンタ!時間!!どれだけかかってるの!?」


「屋根の修理は一時間では修繕できません。」


「でも、『ドン・ブラ・コのドンドンはどうだい?』って何なんですか?」


「それは、金槌ドンドン!一本でドンドン……だろ。……それにしても、疲れた。」


 こんな夫婦のやり取りを見ていた兄は、フッと笑い『私の負けだな』と言い出す。

 そして、去って行った。


 俺がボソッと『なんなんだ?』と言うと、チラリと見た嫁があらゆる情報を言ってきた。

 つまり、嫁情報だ簡単に言うと【長期戦は不利】と悟ったらしい。


「とりあえず帰ろう!妖精の国へ。

 あと、バイに一つやって欲しい事があるんだけど……」


 コレは、阿弥陀如来が提示してめくり過ぎてコノ先をも知ってしまった所以である。

 そう!俺にはもう、先は見えていた。

明日で終わろうと思います。色々ありがとうございました。

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