ダンジョンバトル
皆さん、こんばんは。
ダンジョンですよー。
みなさま、どうぞご覧ください。
俺のチームを紹介する。まず、名前は覚える気はない。男性が四人いる。屈強なオッサン年齢集団だ。
しかし、一人は違う!一人だけ回復魔法を手掛ける乙女!推定三十二歳!ムッチリ太ももに青のベースのニーソ。太ももとニーソの狭間には、金の唐草模様がある!ショートパンツ姿だ。
服?服は、一言で言うと青魔導師!まあ……なのでニーソも青色なんだけど。
胸が、たゆんたゆんって揺れる。大きさは、別に関心は無い!
しかし、俺のバイさん達は胸を強調しないんだよな。
そう!ただ一人女性ってのもあって心暖まるんだ。守ってみ(見)ようと思うんだ!
名前だが、ノンノと言うらしい。名前と性格が良い感じだ!性格?おっちょこちょいだけど、やるときはヤル!ってやつだ。
「(ああ!身体強化で、見ていくぜ!……色々と)」
チームのリーダーっぽい奴が発言する
『スマナイが俺は、ここで降りる!俺は転移の石を持っている!だから俺と降りる奴はいるか?ただし、俺を入れて五人までだ!本当にスマナイ』
謝罪している。……次々と、俺も俺も……と挙手していった。
しかしノンノちゃんが、ここまで来たからもっと先へ……最深部へ行きたいと言いだした。
言い出したとたん、降りようとしていた連中が反転の決意をする!
『こんな、可愛い子を置いては行けない!俺は、ついていくぞー!』
と言い出したのは、リーダーさんだ。
内心、お前が言うんかーい!?です。
……で、体力を回復してからここを出ることが決まりました。
『オウマっだったな?お前には謝りたい事がある。チームを組むとき、ある商人に金を握らされてな。チーム編成をイカサマしたんだ。』
「……いえ、全然かまいません。バイたちと離れ離れになったお陰で、背中に羽が生えたかのような自由度でした。ダンジョンを満喫しました。」
そうか……と、少しホッとされていた。
『それはそうと、オウマは休憩しないのか?』
俺の状態は、今ずっと立っている状態だ。ぶっちゃけ、身体は疲れていない。あと、プラスぶっちゃけですけど背中からズボン内にかけて剣が入っているため座れないのが事実だ。
「初めてのダンジョンでね!心が高揚しているんだ!……あと、宝箱でこんなビン見つけたよ」
『なに!?宝箱を見つけたのか!』
ビンをリーダーに渡す
『こ……これは、魔力を回復する代物だ!』
あげる!の言葉に、大変ビックリしていた。
……内心は、もう休憩しろ!なんて言ってくるんじゃねぇぞ!!?
……突然
『魔王さまだー!!会いたかったのー!』
ダッシュ抱き付きをされる。倒れそうになったが、踏みとどまる!剣が服を破るにちがいないからだ。
『魔王さま。剣が(どうしたの?)』
すぐさま、キスをする。正確には剣の[け]で、止まっている。大丈夫だ!
ホタテに耳打ちする。この剣は、秘密にするよう指示を出す。
『マスター遅くなりました。それで、その背中にあるレアな武器はどこで手に入れたのですか?』
バイが言っちゃった。武器のレア度も言っちゃってくれた。
……『バイよ、この剣預かっててくれないか?』
バイに屈した。色々考えたんだけど、バイに勝つ気配が無かったし周りの注目具合が面倒になったからだ。
先へ進むことにした。メンバーは、俺を含めた六人とバイ達三人だ。
最深部は、六十六だとわかった。
最深部の門には、左に馬がヒヒーンて前足が上がっている石像だ。右にはライオンを風のダンプカー大の大きさだ。尾には、ヘビが三匹いる。
門の前には、誰か立っていた。先に出発した、冒険者達だ。何しているか聞くと、ボスのエリアには最高六人入れるそうだ。しかし、戦っている冒険者が一人でも死んでしまうと門が開くらしい。先着一人だ。
門が開く!先に並んでいた冒険者が入っていく。俺も入って行こうとしたが、見えない壁……多分結界が邪魔をする。
しばらく門が開かなかったので、馬の石像を調べた。馬の足ってこんな細いのかーとか、馬の下に入ってイチモツが無いのを確認!とか色々と調べる。
さらに、足の裏のくぼみをグリグリ触る。ふと気付く、蹄鉄が石像ではないのだ。おかしな所、蹄鉄を触りまくる。
蹄鉄が外れる落ちる。床に落ちたので、拾いにいく。蹄鉄を視界に入れて拾い上げようとしたとき、細い足首が見えた。そして
『その……蹄鉄を返してください。御願いです……』
見上げたが、誰もいなかった。
「……(誰もいない。オバケか?いや、気のせい気のせい!ファンタジーだしな)」
と思いながら、近くにいたバイを抱き締めた。抱き締めながら、さらに持ち上げ馬の前まで行き蹄鉄を馬の下へ置いた。
『マスター?恥ずかしいので解放おねがいします。』
バイを抱き締めるのをやめて、次は近くにいたテッカを抱き締めた。
『ヒャッ!王魔様、いきなり抱きつくのは……良いですが時と場所を選んで頂ければうれしいです。……今幻術の魔法の気配が有りました。あまりにも一瞬でしたが』
バイがやはりそうだった!?と聞き返してきた。
そうしていると、門が開かれた。チーム全員全滅したようだった。
引き下がるホタテ達を残し、俺のチーム六人が先に入る事となった。
目の前には、ダンプカー並みのライオンが。尻にはヘビ三匹!あの石像まんまだった。
六人入った所で、扉が閉まる。突然、ライオンの咆哮で皆直立不動だ。
俺は、門をくぐると速走り出す!途中ライオンの叫び声が聞こえて来たが、無視してドロップキックが炸裂する。勢いがよくて俺は、ライオンを真上へぐるぐると回しながらぶっ飛ばす!
後ろを見ると、五人の冒険者はガクガクしていてまともに動けない様子だ。
ライオンが起き上がり、五人の冒険者へと向かう。ライオンの引っ掻きパンチで、リーダーとおっさん達三人が一瞬にして斬殺される。なおも、ライオンの攻撃が続く!
ライオンが残りのおっさんとノンノちゃんを食べようと迫って来ている!
俺は、走り出す!間一髪おっさんとノンノを助けたが、おっさんは下半身が無かった……絶命した。
おっさん達四人が散ったのは、一瞬だ。
「ノンノは俺が守る!」
と前に出た。俺は、門を見る!開きそうになっているのを確認する。
もう少し!もう少しで、バイ達が来る!
ズシュ!……ズシュ!
音がした。音の方へ見る。ノンノちゃんが、俺を果物ナイフの様な小さなもので何回も刺していた。
「なんで?」
『ん……ふふふふ……あはははは!思い出したよ!ああ!思いだした!お前の姿を見て思いだしたぞぉ!?』
「!!??」
『分からぬよなぁ……そんなものはどうでもいい!!』
『俺のぉ!女神ちゃんをたぶらかした罪は重いぞぉ!死神ぃー!!』
倒れている俺に、脳天目掛けてナイフがスローで迫ってきた。
寸前でホタテが、凄い勢いでノンノを殴り飛ばす!そして、意識が飛んだ……。
……あ、また目の前にテレビだ。アメーバもいた。
『アメーバって、酷いじゃないか!ぷんぷん!』
なんか、ホタテみたいだ。
『厳密には違うけど、そうだとも言えるかな?で、やっぱり迷惑かけたね。早かったねぇー?』
……。
『黙っているのかい?……今の神々を話すよ。上司の神々が来たって言ったよね?その上司が来た理由は、僕の親友のしーちゃんさ。しーちゃんは、死神と言われる神だよ。』
『しーちゃんは、今の現状が嫌になったんだ。大好きな女神ちゃんと、話すら出来ない現状を。』
『それで、内部告発したんだよ。でも、しーちゃんもサボっていたからね。だから、しーちゃんは先に転生転移をしたんだ。』
「簡単に言ってください!」
『ええと……王魔君の魂は君のもの!しかし、身体はしーちゃんなんだよ。』
『神はね、転生するときどちらかを選ばないといけないんだ。色々負荷された身体を残すか、記憶という魂を残すか……とね。しーちゃんはさ、身体を残してキミに渡したんだよ。』
『キミは、しーちゃんによく似ている……たとえばホラーが嫌いな所!ホラーを見るとき早送りして見る所とかね!』
『あと、分かってるいると思うけどキミは脳卒中になり餓死して死んだよ。』
……『ホラッ!悪神が飛び散ったよ!だから、はやく戻りなよ!女神ちゃんを探してねー』
……起きた!……傷は治っていた。
ライオンは……。ホタテにボッコボコにして
いた。ホタテほ目が赤い!ってか光っている。
「?なあ……ノンノは死んだ?」
頷くバイ。ホタテのあのパンチで、蒸発したらしい……。
ホタテは怒りカウンターが発動しているらしい。
目が赤いのはそのせいだ。その、敵対する者を殲滅するまで殺しまくるそうだ。ホタテを止めるために叫ぶ
「ホタテ!今からそのライオンに俺が向かって行く!だから、ホタテも俺と同じ動きをしろ!」
返事が無かったが、走り出す。ホタテは、ライオンを中央にすると反対側だ。そして、ライオンにダブルアックスボンバーをくらわすとライオンの胴体がちぎれた。
俺の腕とホタテの腕が触れ合ったとき、ホタテは我に戻った。目は赤いだった。
我に戻ったあと、ホタテが走ってきて抱き付いてきた。そして、バキバキッと音がした。俺の、背骨やあばら骨が折れた。
ダンジョンのボスが死ましたね。
結局、生き残ったのはお馴染みメンバーでした。
まだ、続きますので。よろしくです!




