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チート説明受けていないんですが……  作者: ふ~ん
新婚旅行編
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回転・頭の回転

こんばんわ。いつも読んで頂きありがとうございます。では、どうぞです。

 今さっきから私の父と名乗る王魔と母みたく満面の笑みで私を包んでくれるテッカ側にいる。

 更に側室?なのか、父にはもう一人妻がいるらしい。その人の名前はバイといい、バイの子供?……かなり成長した美人の名前がシバは私の姉らしい。


 しかし、父こと王魔は自分の娘を抱っこしたり胸やお尻など大人の女性に対して不謹慎な事ばかりしている。

 さらには、生まれたばかりの私にエロを仕出かした手で!手を洗わずにそのまま触って来る!


 私は、生まれたばかりではあるが必死に抵抗を試みてみると、なんと!父の顔を殴れることに成功した。

 殴られた父は


「生まれたばかりなのにこの威力……オカシイよね?スッごく痛いんだけど!?」


「それもこれも、王魔様の血が濃いということですよ。ありがとうございます八平衛様」


 こう母が言うと『濃いか……照れるなぁ』と娘の目の前で下ネタ発言する父。

 その後、何度か父を拳で殴ってやったんだけど


(本当に、ヨイチとか言う神が言った通り……私は転生しているのか。)


 ヨイチという神の隣には、やたらと子供チックな海神王という神もいたのだがソイツに至っては


「キミはテッカという神兼第八魔王から生まれて来る。楽しくそしておおらかに第二の人生を歩んでくれ。」

「選択した基準は決して、最近テッカ君が神の仕事をサボっているからでは無いよ。じゃあネ」


 そうやって私は異世界へ生まれ出た。そもそも、私はどうやって前世界を逝ったのかというと……普通に老死である。

 

 しかし、私はある過ちを犯してしまい人生の七割を獄中で過ごし、ババアになって世に出たものの親の遺産で一人老後を静かに暮らし……一人寂しく死んだ。

 死んだ時『今度生まれ変わったら騒がしい家族に生まれたい』と願ったのだが


 『こんなの私が願った家族像じゃない!』って私は断固抗議してやる!


(私は二股というのが大ッ嫌いだ!だから……)


 声が出てしまった!生まれたばかりなのに変!と思ったのだが、言葉は終らず続けてペラペラと言いたい事を言ってやった。

 そしたら、バイという女が


(こ!恐い。寒いよぉ……目がぁ、そんな目で見つめ無いでよぉ。)


 コイツには、一生敵わないと思った瞬間だった。父こと王魔はヘタレというのも理解した。


……

 私の前世

 私の名前は媛川ひめかわ愛姫あき。元、神奈川鬼魂レディースの親衛隊だった。

 [だった]とあるが、私の彼氏……名前が一緒で相思相愛と思っていたのだが浮気現場を発見した為 刺してやった。何回も何回も刺してやった。


……

「魔力限界する前に言ってくれましてありがとうございます。そして、ご馳走さまでした。」


 そうして、回復された後バイに旅行の行き先等バレてしまう。


「なあバイ、冥界に旅行行こう……ダメ?」


「……」

「そもそも冥界ってどんな所か分かってます?」


 『全然しらん』という言葉には、バイの想像の範囲内だったようで『そうですか』と言い少し考え込んでいた。


「そんな興味を示すのなら……行きましょか。」


 あきらかに嫌そうなトーンだったが、王魔にとっては宝くじが当たったように嬉しがっていた。

 その後、『そうしないと勝手に行かれても困るし……』とボソッと言ったことは聞き逃さなかった


 それから王魔の頭の中で考える事にしてみた。考える内容は[勝手に行かれては困る]である。バイ以外で、俺の知る人で冥界に知ってそうな人は……まさか!?と思った時!


「八平衛様?心音がうるさいですよ。」

「わたし、心を読むスキルをもってませんが八平衛様の行動パターンと心音でだいたい分かるようになりました。」


(くそ!静まれぃ)


「……そうですね、想像通りです。テッカや第一魔王ナオなんかが打倒かと。」



 さあ!旅行の朝です。メンバーは、バイやテッカはもちろんの事。子供達とイナリ・護衛としてホタテをプラスして行く事となる。

 俺達は、いつもの馬がいない馬車に乗り込むと第一魔王城へ発進する。


 案の定、ブレーキが着いて無い馬車は城へブッ込んで止まる。


「シバちゃん!ハチカちゃん!大丈夫かい」


「ナオ様、そんなことより城が!城の城壁が!」


「シバちゃん、見ない内に凄く大きくなったねぇ。ハチカちゃんは歯が生えたのかな?お食い初めしないと。」


「親父、シバは優しいけどハチカは凄い暴力的だから……」


 ハチカを抱き上げるナオは、眉間・左目・左頬の三連comboを喰らいながらも『さすが新八の子だぁ』と涙を流し笑っていた。

 いや、涙は左目から流れているから流れるのは当然なのか。


「親父頼みたいんだけど、俺ら新婚旅行で冥界に行きたいんだけど。」


「おお、おお行ってこい。アッチのお金を渡しておこうか?」


「ナオ様!?城壁が潰れていますよ……きゃん!」


 抱いていたハチカが嫌な顔を見逃さないナオは、騒がしく訴えてくるテムの乳をドアノブみたいに回し『静かにしなさい。もう一度、半回転しますよ』と、どっかの医者みたく高飛車のように話しているように見えた。


「よし!金貨五十枚渡しておくから。」

「というかハチカちゃん、力強すぎないか!?」


 ハチカは、幾ら殴っても離れない親父ナオがもう嫌で両手で顔面を押して引きはなそうと頑張っている。

 その引き剥がそうする姿は、親父ナオにとっては御褒美でしか無く顔スリスリは止まらない。


 『じゃ!行ってくる』で顔スリスリは強制的に終わっていた。当然、親父の顔は血だらけでアザだらけだった。

 皆で、大型の転移装置に乗り飛ぶ。


「バイ?バイは、冥界に自由に行けないの?」


 返事は『行けますよ』と言った上で『ただ、現地のお金を持ってない』と言った時点で、何故親父なのかは分かってしまった。


(なにが、ハチカの歯が生えたので見せに行きましょう……だよ!?金目的じゃんか。)


 久し振りにテッカがバイに耳打ちしている姿があった。


「そうですね。利用しました。別に、本人に言ってもいいですよ。」


 新妻の様に、そうそう醤油も買わなくっちゃ!という風に『ですが、お金はどうしますかぁ……』で


「すいませんでした!全くその通りです!」


 平謝りをする俺。

まいど、お読み下さりありがとうございます。明日もよろしくです。

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