帰宅後
荷物だけ部屋に放置して、リビングに戻る。
「なぁ、真由っていつからいたの?」
「一昨日の夕方? くらいかな?」
首を二度傾げて、空が答える。
「泊まってるってこと?」
「うん」
「了解」
ふと、何で二人とも今日いるんだろうと思ったけれど、よく考えたら祝日だったな。
「真由は何かした?」
「晩ごはん作ってもらったり、家の家事をやってもらったらしいよ」
「ふぅ~ん」
色々としてもらったというわけですね。また、後で何かしらのお礼をしてあげよう。
俺はまた、自分の部屋に戻っていく。
布団にくるまって、頭しか出ていない。
「どうやって、起こすべきかな?」
あえて、起こさずに観察でもするのも悪くない。一応、睡眠欲を満たそうとしているわけだから、そっとしておこう。
布団をチラッとめくってみた。
そこで俺は驚愕の光景を目の当たりにした。
真由は現在下着姿であった。
俺はすぐに布団を戻した。あれは確実にブラだ。
これは、どうしたらいいのだろうか?
誘ってる? いや、それはない。 イタズラだとしたらやり過ぎだと思うし、単純に寝てるだけ?
とりあえず、起きたら何かしら着てもらわないと。
中学校時代の体操服でいいかな?
それを取り出し、再びベッドの近くに座る。
なるべく、起こすのではなく目覚めさせる感じにしたいというのが俺の願いだ。
布団を少しずつ下にしていき、顔が見えるぐらいまで持ってくる。やっぱり可愛い。
もう一回だけ下着姿見てみようかな?
別にやらしい意味とかないからね!
単純に下着以外着てないのかという確認だから。
そして、布団をもう一回めくってみる。
また、元に戻す。なんとも言えないこの雰囲気。
「うぅ~、う~ん」
こちら側に寝返りを打った。眠りが浅いのかな?
すると、布団が少しだけずれて真由の胸の谷間らしきものが少しだけ見えてしまった。
「これはヤバイ」
口に出してしまうほどヤバイ。幼馴染とはいえ、好きだった女子の胸の谷間を見てしまえば興奮すること待ったなし。真由は確かDカップだった。
もう少しだけ布団をずらす。
本音を言うと見るためだ。だって、エロいから。
胸の方を観察していると、ふと真由の方を見ると、目がほんの僅かだが開いているように見えた。
もしかして起きてるのかな?
しばらくすると、仰向けになって寝始めた。
俺は、真由のほっぺをプニプニしていた。
「真由、真由、起きてるの?」
「・・・・・・」
「やっぱり寝てるのかな?」
「・・・たら、・・・めるかもね」
何やら小声で呟いていた。少し聞き取れない部分もあったけど。
「何て?」
「キスしてくれたら、目覚めるかもね」
こいつ、起きてらっしゃるな。今度は露骨に唇を尖らし始めた。
これはもう誘ってると捉えていいのではないでしょうか? 俺も男である。心を決めたい。
と思ったが、ここでキスをしてしまえば、何らかの罰則があるのではないかと考えてしまった。
真由がファーストキスを奪ったとか騒ぎ出して、許してもらうかわりに、お願いを聞くことになるとか、そんな可能性も無いことはない。
ここは、少しイタズラでもしよう。
「キスでいいの?」
「えっ?」
もう、普通に答え始めてるじゃん。
「俺は、真由の耳を舐めたい」
この発言はあくまで、イタズラに用いられております。本心ではございません。
真由がビクッと震えた。
俺は真由の耳元に近付き、舐める準備を整えた。
もちろん舐めることはしませんよ。
あくまでも怯える真由を少し見てみたいというドッキリですので、性的なものは期待しないでね♪
ただ、真由は耳を隠そうとしない。つまり・・・
真由は舐められたいということなのか!!
自意識過剰でした。すいません。
さてと、次は、
「耳は止めとこ。首にしよっかな」
首の辺りに顔を近づける。
真由は、目を閉じたまま待っていた。
何なんだろうな? この変態プレイは。
「やっぱり腋を舐めよっかな」
真由はまた、ビクッと反応した。
腋と耳が弱いのかな? 俺って最低だな。
しばらく時間を空けて、
「やっぱり足にしよう」
焦らして焦らして何もしないというドッキリもそろそろ終わりにしておかないと怒られる。
目を閉じている真由に質問をしてみる。
「真由は、どこにして欲しかった?」
あくまでも、仲が良い幼馴染だからこそ成り立つドッキリであって、一般的には犯罪に近いので真似しないように。
心理テストと偽ってもダメですからね。
質問・・・どこを舐めて欲しいか?
答えの選択肢。
一、耳。 二、首。 三、腋。 四、足。
一を選んだ人は、激しい快感を求めたいタイプ。
二を選んだ人は、オーソドックスな快感を求めたいタイプ。
三を選んだ人は、フェチを重視したものを求めたいタイプ。
四を選んだ人は、主従関係を求めたいタイプ。
こんな心理テストあったら、本気で嫌だな。
真由の答えは何でしょう?
「・・・全部」
駄目だ。俺も真由も変態でした。
「起きてるんだろ」
俺は真由のほっぺを引っ張って起こしてあげた。
「ひどいよぉ、あんなことするなんて」
「何もしてないだろ」
「それに、胸も見てたし」
「真由が悪い。見せてたもん」
「見せてないもん!!」
「あっ、とりあえず俺の中学校の時のジャージでも着といて。一旦部屋出るから」
なんだかんだ言っても仲良しです。




