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俺も彼女も結婚不適合者  作者: 高壁護
第1章 1年1学期(4月~5月)
54/112

校外活動二日目(中編)

 山登りをするって、趣味でしか、しちゃダメだ 。

 そこに山があるからって、簡単に決めちゃダメ。

 しかも、朝からだからな。山の天気は変わりやすいとか言われてるし、雨降ったりとか嫌だなぁ。

 みんな、こんなこと言ってると就職出来ないぞ!


 朝ごはんの時間が終わり、一旦、部屋に戻る。

 携帯を見ると、なんと、(うみ)お姉ちゃんからメールが来ていた。

「急にメールしてゴメンね。校外活動は楽しいですか? (まこと)とは会った? 帰ってきたら話そうね♪」

 天使なのかと思うぐらい幸せなメールでした。

「真とは会ってないけど、楽しいよ~。また、帰ったら話します♪」

 返信をして、カバンの中に戻した。


 荷物はいらないので、なるべく暖かい格好にしておこうかな。手袋を探すのに手間を取り、村上(むらかみ)君も水谷(みずたに)君も先に行ってしまったようだ。

 さすがに、また遅刻なんてしたくない。

「山登りって、何時間かかるんだろ」

 無意識に独り言を発するのは直さないと。


 手袋をして、宿舎を出ていく。

 幸い、まだ七割程度しか集まっておらず、遅刻とは認定されないようだ。

 クラスの人数を数えていくのだが、まだそんなにクラス全員の名前も顔も覚えてないので、誰がいないのか、全然分からない。半年もあれば、覚えられそうだけど……。

 残りの三割の人達が、ゆっくり歩いてくる。

 遅れてくるやつあるあるというのがある。

 遅れてくるやつは、大抵コミュ力高くて、絶対に急ごうとしない。

 周りも一緒に遅れて来てるから、危機感ゼロ。

 そして、数え直して、全員揃ったことを担任に報告。校長先生から朝の挨拶が始まる。

 ていうか、何で付いてきてんだよ、校長。

 学校を守りなさいよ。子供の頃には、よく分からないことランキングだったら、間違いなくトップテンには入りそうな事例だよな。

 とりあえず、校長先生のお話は割愛っと。


「それじゃあ、A組から行くぞ~」


学年主任がA組を引き連れて、宿舎から歩き出す。

ただただ山の頂上を目指していくというだけで、特にこれといった楽しみがほとんどない。

 最初は列もちゃんとできていたのに、二分ぐらいすると、ちょくちょく崩れ始め、五分も経てば、あら不思議、バッラバラになっちゃうんですよ~。

 俺は、空本(そらもと)さんと登っていた。

「寒いね」

「うん」

「疲れるね」

「うん」

「・・・」

「・・・」

 まるで、熟年夫婦並の会話バトル。

 コミュ力って、本当に大切なんだよ。

 だが、喋らなくても言いたいことが分かるとか、伝わるなどの究極のコミュニケーションを持っている俺のおじいちゃんとおばあちゃんは尊敬する。

「寒っ」

 風が吹いてるから、これぐらいしか喋れないとか理由として採用してもらえないかな?

「空本さんは、別荘とか持ってるの?」

 率直な疑問が浮かんだので、聞いてみました。

これでも、頑張って会話しようしてるんだぜ。褒めてもらってもいいぐらいなんだぞ。土日は基本人と話したりしないから、独り言ばっか言ってんだぞ。

「別荘? 私は、まだ行ったことはないけど、持ってるらしいよ」

やっぱり、お金を持ってる家は、別荘とか持ってるんだな。そういう法律でもあんのかな?

「へぇ~、行ってみたいなぁ」

「それじゃあ、お父さんに頼んで、一緒に連れていってもらう?」

 相槌程度に言ってしまったことが、現実になりそうだった。あくまでも、この言葉は優しさだから、ここは丁重に断るのが、礼儀というものだろう。

「それは、さすがに悪いから断っときます」

「そっか……」

 空本さんが少し落ち込んでしまったようだ。

 さすがに、調子に乗って行くのはダメだと思う。

「今日が終われば、ゴールデンウィークだぁ」

 何かしら話題を変えるのが、苦手な自分なので、びっくりするぐらい棒読みになる。空本さんとは、日曜日に出掛ける予定になっている。

「ゴールデンウィークの予定とか決まってる?」

「俺は、友達とのんびりと過ごすかな」

 中学時代なら考えられない「友達と過ごす」発言をしました。友達という単語を中学のときに、使う機会が無かったから、ある意味新鮮だ。

「ふぅ~ん」

「空本さんは?」

「私は水本(みずもと)君と出掛ける日以外は、そんなに、予定とか無いかな」

 ゴールデンウィークに予定がきっちり埋まってる人なんか、あんまり多くないんじゃないかな?

「ふわぁ~あ」

「寝れなかったの?」

「う~ん。まぁ、そんなとこ」

 何だかホームシックになったようだ。帰りたい。


 そして、山の頂上の辺りに着く。

 だからといって、何をするわけでもなく、十分もしないうちに下山。

 朝の山登りは、これで幕を閉じることになった。


 そして、宿舎まで戻ってきて、今度は昼ごはんを作ることになる。飯盒(はんごう)炊爨(すいさん)だ。

 ちなみに、メニューは定番のカレーである。

 それぞれの班に分かれて、

 俺と村上(むらかみ)君と水谷(みずたに)君の男子三人と、藤本(ふじもと)さんと松井(まつい)さんと松村(まつむら)さんの女子三人の六人組で、調理場に向かった。

 まずは、役割分担から始める。

 野菜を切るのは、女子に任せて、男子は、米を研いだり、火をつけたりするのをやることになった。


「それじゃあ、俺が米研いどくから、二人は火をお願いねー」

「「分かった」」

 火はチャッカマンがあるし、大丈夫だろう。

 女子は、大丈夫でしょう。今や世の中では、料理は女性としての必須のスキルになっちゃったから、多分、出来るはずでしょう。

 そして、料理の中で、一番楽なことを俺はする。

米を間違って洗剤で洗っちゃったとかいうやつは、多分、料理するしない以前の問題だと思う。

あり得ないもん。作る前に片付け始めようとしてんじゃん。まぁ、多分ネタとして存在してるんだろ。

 冷たい水を入れて、米を洗っていく。

 それらを繰り返して、火のあるところまで持っていく。これ、冬だと泣きそうになるくらい冷たい。


 それから、様々な困難が訪れることもなく、ただただおいしいカレーライスが出来ました(報告)。

こういうときに、何かを起こせる人が「持ってる」人間なのだなと改めて実感した。

ちなみに、俺は「持ってない」人間でした。


 昼ごはんも終わり、片付けも終えると、一旦休憩の時間が支給された。

ここまで、ノンストップでやってきたんだから、少しはのんびりしてもいいよね?

 とりあえず、自分の部屋に戻って、手袋を片付けて、そのついでに初日から入れていて温くなった、ペットボトルの飲み物を半分まで飲んだ。

 そして、この後の予定を分かってはいるものの、一応もう一度確認をしておく。

 このあとは、オリエンテーションがあって、そのあとに勉強をする流れになっている。

 これは、家に帰って最初にすることが、ベッドでひたすら眠りにつくことだな。


 部屋を出て、オリエンテーションに使うことになる体育館に、歩いていく。まぁ、何かしらの運動をさせられることになるんだろうなぁ。

 三百人の人間が一同に体育館に集まった。

 そして、整列して座って待つ。

 すると、学年主任が前で説明を始めようとしていたのだが、ざわざわしていて喋り出せなかった。

「静かになるまでに、○分かかりました」とかいう先生が、この学校には存在してほしくない。


「静かになるまでに、七分五十二秒かかりました」


 秒単位で言いやがった。数えてたのかよ!


「それでは、オリエンテーションを始めます。今日のオリエンテーションの内容は、クラス対抗バレーボール大会だ。トーナメント制で行う」


 バレーボールかぁ……。

 球技のスポーツの中では、まだギリギリ出来るようなものである。レシーブとかトスとかアタックは出来ないけど、サーブはかなり自信がある。

 中学校のときに、体育の授業でバレーボールを選択して、一年生のときは、自分がチームで役に立たなかったから、何か頑張ろうと思って、サーブの練習をし始めた。それがだんだん楽しくなって、休日に個人で、誰も使ってなさそうな地域の体育館を借りることもした。それが二年ぐらい続いた。でも、三年になって、軽く騒動を起こしたため、授業で、周りが試合をしている中で、俺は孤独にサーブを練習し続けることになった。


 その結果、サーブだけが桁違いに上手くなった。

 あくまで、サーブだけだから、その他のことは、素人以下と言ってもいいぐらい下手くそだ。

 でも、ジャンプサーブとか無回転サーブとか普通に出来るようになるぐらいには仕上がった。


「それじゃあ、組み合わせ決めるから、委員長は、前に来い」

 箱の中に、八本の札があった。

 適当に選んで、結果を見た。

第三試合に振り当てられた。相手は、G組だった。

 体育館では、二試合ずつ出来るため、俺のクラスは後半に試合をすることになる。

「ルールを説明します」

 学年主任の声が体育館に響き渡った。

「ルールは、先に十五点取った方が勝利。なるべくクラスみんなが試合に出れるような配慮をする。以上のことをきちんと、守るように」

 まずは、コートを作り、それからチームの作戦を考えることになった。

「とりあえず、最初に出るやつ決めよーぜ」

 クラスの明るい人が、そう言い会議が始まる。

「名前の順番とかでいいんじゃね?」

「バレーの経験者とかいる?」

 シーン。

どうやら、このクラスには経験者はいないようだ。

多分、体育の授業でやったことあるっていう人は、結構いるとは思う。

「じゃあ、スポーツ上手い人から入ればいいんじゃないの?」

「それじゃあ、運動部手挙げて~」

 こんな感じで、作戦会議が続いていった。


 第一試合の結果は、A組とC組が試合をして、A組が勝利し、第二試合の結果は、B組とH組が試合をして、B組が勝利した。

 俺は、ベンチスタートというわけで、コートの外から相手チームを観察しておく。

「よっ、翼」

「おぉ~、まこっちゃん」

 俺たちとは別のコートで試合をしている、F組のまこっちゃんが話しかけてきた。

「お互い勝てば、次で当たるな」

「そういえば、海お姉ちゃんからメール来たけど」

「なんか書いてあった?」

「楽しんでねとか書いてあったけど」

「ふぅ~ん」

 話していると、まこっちゃんが呼ばれて、試合に出されていた。


 こっちの試合は、十対十一で、G組に一点リードされていた。

「委員長~、交代」

 まだ、名前も知らない男子が俺と交代することになり、俺がコートに入ることになった。

 サーブは多分、次が俺の番になりそうだ。

 相手のサーブがこっち側に来る。

 こういうときは、オーバーで取ることにした。

 アンダーで取ると、変な方向に飛んでいくので、オーバーである程度、前衛の方にボールを渡す。

 そこから、アタックが決まり、サーブ権がこっちのチームに移った。

 俺がボールを受け取り、集中力を高める。

 久々に触れるボール。約二ヶ月ぶりになる。

 前は、卒業式の二週間ぐらい前に、ストレス解消のために練習に行ったきり、サーブをしていない。

 さすがに、ジャンプサーブはしないでおこう。


 トスを上げる。


 ボールを強く打つ。


 狙うのは、後ろの端にいる、いかにも運動神経が悪そうな君だ。


 綺麗に狙いを定め、ボールはスピードを出して、彼に向かっていく。


 彼はボールを拾おうとして、弾いてしまう。

 まずは、一点。


 もう一度、自分にサーブを打つチャンスが来る。

 この瞬間がワクワクして、楽しくて仕方ない。

 もう一度、トスを上げる。

 そして、ボールを打つ。

 もう一度君のもとに。

 再び弾いてしまう。また一点。

 コートの中から「ナイス」と声が聞こえる。

 そして、彼が交代をさせられた。

 あと二点を取れば、D組の勝利だ。

 俺は三度目のトスを上げる。

 今度は間を狙う。

 ボールを少し調整して打つ。

 後衛の人と人と間を狙い打ち。

 互いが譲り合ってしまう内に、ボールが落ちる。

 マッチポイントだ。

 これを決めれば、準決勝に進出だ。

 俺は、個人プレーしか上手になれない。

 チームプレーが苦手だ。

 そして、自分の渾身のサーブを打つ。

 ネットにかすって、相手コートに落ちる。

 ネットインサーブでゲームセット。

 D組勝利。


 コートの中で、喜び合うクラスメイト。


 別のコートでは、F組が勝った。

 まこっちゃんと対決になる。

 別にまこっちゃんは、宿命のライバルとかではないからね。

 そんなわけで、俺のサーブが冴え渡り、G組との試合は見事に勝利した。


 すぐに、F組との準決勝が始まる。

 サーブで一気に点取ってとか言われたが、ある程度相手のチームの中で、苦手そうな人を狙って打ち込んでるだけだから、まず相手を観察しないと、自分の得意なサーブが出来ない。

 弱いものは更に弱いものを叩く理論ですよ。

 まぁ、真剣勝負なら誰でもすることだよ。うん。


 そして、準決勝が始まる。

「さっき、すごかったね」

 空本さんが話しかけてくれた。

「まぁ、サーブだけだから」

「またまた~」

「いやいや、結構マジで」

「水本君の特技だね」

「人に誇れるレベルではないけど」


「空本さ~ん」

「あっ、はーい、それじゃあ」


 空本さんがコートの中に入っていった。


「翼」

「まこっちゃん、どうしたの?」

「サーブ打つ機会があったら、俺を狙えよ」

「あぁ、分かった。本気で打ってやる」

「はいはい」


 一進一退の攻防で、十三対十三の同点だった。

「委員長~、サーブお願い」

 あー、このタイミングかぁー。

結構緊張するなぁ。まこっちゃんは、後ろの端か。

集中力を高め、深呼吸を一度して、トスを上げる。

 まこっちゃんを狙うかどうか迷った。

 正直、同点だから、もう少し相手を崩すようなサーブを打ち込むつもりだった。

 そして、俺が見る限り、苦手そうなのはまこっちゃんとは、逆にいる男子だった。

 俺は、まこっちゃんを狙わずにそっちを狙った。

 俺の中で、何かしらの予感は的中した。

 後衛の真ん中にいた人はかなり、まこっちゃんの近くに移動していて、確実に拾うつもりだった。

 しかし、ボールはまこっちゃんとは、逆のところに落ちていく。苦手そうな男子は拾えなかった。

 多分、まこっちゃんは、俺がサーブのときには、自分のところに来るから構えといてとか吹き込んだんだろ。厄介だなぁ。

 でも、これでマッチポイントになる。

 少しだけ腹が立ったのがあった。俺は一度だけジャンプサーブをすることにした。

 俺は高くトスを上げる。

 助走をしっかり付けて、ボールを本気で打つ。

 まず、素人ならほとんど取れない。

 一気にボールが相手コートに落ちる。

 ゲームセット。D組の勝利だ。


 勝ったのに、軽く引かれている。

 周りが少しポカーンとして、静寂が包む。

 決勝の相手は、B組になった。


「翼は、本当にセコいよな!」

「よくも抜け抜けと、そんなこと言えるな」

「まぁ、真剣勝負だし、これぐらいの駆け引きは・・・ね?」

「素直に打ち込まなくて良かった~」

「実は、後ろの真ん中の人は、中学校のときに、バレー部だったらしいけど、あのサーブは凄いって言ってたよ。まぁ、決勝頑張ってね」

「お前はどの立場なんだよ?」


 そして、B組との決勝は、ある意味酷かった。

 クラスのみんなからあのサーブ打てるんなら、最初のサーブで一気に点差広げてよと言われたので、最初からサーブを打つことになり、八点連続決めてしまい、半ば強制的に交代をさせられた。

 結果は十五対六で優勝した。


 そして、優勝商品もなく、宿舎に戻った。


 それから、勉強の時間が始まった。

 疲れからか集中力が切れてしまい、眠りかけた。


 そして、また恋愛相談所が開かれた。


「オリエンテーションのMVPは、水本君だね」

「そうですねー、というか眠い」

「否定しないんだ」

「否定しても、否定しなくてもどっちも同じ」


 顧問のアラサー先生が入ってくる。

「あんたたちの恋愛相談はないの?」

「特に」

「ないですね」

 二人で、一つの文を作ってみました。

 さて、ここで俺が少しだけ仕掛けてみる。

「それじゃあ、大人の恋愛相談とか聞いてみたいですね、例えば、このペンションの人とか」

「なるほど、ペンションの人に聞くのはいいかも」

「先生、ペンションの人、連れてきてくださいよ」

「何か引っ掛かるけど、いいわ、呼んでみる」

「奥さんとかいるなら、出来れば奥さんもね」

 アラサー先生が、部屋から出て探しにいく。


 約十分後。

「連れてきたわよ」

二人の四十代の男女が、恋愛相談所に入ってくる。

「はぁ……」

「何これ」

「あのー、二人とも、どうぞこちらの椅子にお掛けになってください。あと、ついでに名前も書いてもらえないでしょうか?」

「じゃあ、一応」

 二人が書き始める。そして、確認をする。


月宮(つきみや)健吾(けんご)さんと、聡子(さとこ)さんですね」

 二人は、まだそわそわしている。

「何か、恋愛相談したいことはありますか?」

「はぁ……」

「これといって、無いんだけど」


「あれ? そういえば、奥さんは指輪をしてないんですか?」

「えっ? ゆ、指輪?」

「いや、指輪が無いですから、どこかに置き忘れたんですか?」

 左手に指輪が無いことを指摘する。

「えっ? そ、そうなの、てっきり忘れちゃって」

「じゃあ、取ってきてくださいよ。後で、写真を撮るときに指輪が無いのは、少し不自然かなと」

「そ、それじゃあ、取ってきます」

 奥さんが部屋を出ていく。


 なかなか帰ってこなかった。


「ごめん、ちょっとトイレいってくる」

「えっ? うん。分かった」

「あの、少しだけ失礼します」


 そう言って、部屋を出ていき、トイレに向かう。



「どこにあるのよ? あの時、どこに投げたのよ? 全然、見つからない。どうしよう?」


「何で、外を探してるんですか?」


「えっ!!」


「まぁ、見つからないのも無理は無いですけど、だって、俺がその指輪拾ったんだから」


 俺は、指輪をポケットから出して、それを奥さんに見せる。


 さて、恋愛相談が始まりますよ。


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