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俺も彼女も結婚不適合者  作者: 高壁護
第1章 1年1学期(4月~5月)
46/112

幼馴染とイチャイチャ

 (うみ)お姉ちゃんとも別れて、自宅に向かう。

 日も暮れ始めていて、人工的な明るさがあちこちに放たれていた。

 ここ最近は暖かくなってきたが、今日は少し曇りがちだったため、少しだけ冷えている。


「ただいま~」

 家には、母さんか(そら)がいるはずだ。

「おかえり~」

 出迎えてくれたのは真由(まゆ)でした。

 別にガッカリなんかしてないよ。ホントだよ。

「真由、何でいるの?」

「いちゃダメだったの?」

 真由が目をうるうるさせて、聞いてくる。

 よく見ると、エプロン姿だった。

 裸じゃないのが、残念だった・・・嘘だよ。

「ごめん、そういう意味で言った訳じゃない」

「その前に、(つばさ)。ちょっとこっちに来て」

「何ですか?」

 靴を脱いで、真由のところに歩いていく。

 すると、真由が顔を近づけてくる。

「ちょっ、ちょっと」

「何か女の子のにおいがする」

「そんなこと・・・」

 しまった、何かカマかけられたのかもしれない。

「今、何て言おうとしたのかな~?」

「何でもないですよ」

「怪しい~、女の子と出かけたんだ。私との約束を破って、しかも、女の子と」

 何か、嫌な予感しかしないな。

 こうなったら、

「仮に女の子と行ったとしたら、問題あるの?」

 必殺! 逆ギレでこの話終わらせる作戦だ。

「逆ギレしたって、ダメだよ。今晩はゆっくりと、お話をたっぷり聞かせてもらおうかな。ベッドで」

「何をする気なんだ。やめろ。やめてくれ」

「今日の夜は楽しみだな~」

 どうやら、今夜は寝れなさそうだな。

 もちろん、性的な意味じゃないよ……多分。


 しばらくすると、空が帰ってきた。

「お兄ちゃん、ただいま~」

「おかえり~」

「あっ、真由さんもいたんだ」

「今日は、部活長かったんだな」

「ううん。部活自体は昼ぐらいに終わったんだけどそれから、みんなで、遊びに行ってたの」

「そっか、大変だな。頑張れよ」

「うん。頑張るね」

「二人とも、そろそろ晩ごはん出来るからね~」

「「は~い」」

 さて、問題です。

 この中に家族じゃない人がいます。誰でしょう?

 正解は真由さんでした~。

 そんなわけで、三人で晩ごはんを食べましょう。



 そして、夜になる。

「さて、誰と遊びに行ってたの~? 怒らないから教えて欲しいなぁ」

 自室のベッドの上に座る小悪魔系女子が、俺を責めてくる。

「そんなこと言って怒らなかった人はいない。だから、断じて教えることは出来ない」

 空本(そらもと)さんを守るつもりだ。特に理由はない。

「ふぅ~ん。教えてくれないんだ。晩ごはん作ったのに」

「それとこれとは話が別だ」

「多分、同じ部活の女の子なんでしょ?」

 図星ですけど何か? こういうときの表情をどうしていたらいいのか、分からない。

 結果的に顔に出てしまうんだよね。

「やっぱり」

 沈黙をしたということは、それが答えだと教えてるようなものだ。沈黙って怖い。

「そうだけど、こっちから頼んだことだから」

 とりあえず、事実を羅列する。

「えっ、ちょ、それは、どういうこと? 翼が誘ったって言うの?」

「そうだ、俺が誘ったんだ」

 俺は決して、浮気なんかしてないもん。

「むぅ……翼が私以外の女の子を誘うなんて」

 でも、俺は事実を半分ほどしか言ってない。

 空本さんのことは、話したけれど、海お姉ちゃんとのことは、まだ一言も話はしていない。

「分かった。今日はもう聞かないから……でも、あんまり私以外の女の子と仲良くしちゃ……イヤ」

「一緒に部活やってくんだから、仲良くしないと、関係性とかも必要になってくるんだから」

「それでもっ! 出かける必要はないじゃん……」

「・・・」

「私も頑張るから、だから振り向いてほしい」


 純粋に想われてるっていうのが、分かる。

 真由は俺のことが多分・・・好きだと思う。

 俺も真由のことは好きではある。

 でも、今の好きという気持ちと、告白したときの好きという気持ちは違う。

 告白したときは、頭の中が真由でいっぱいになっていたぐらいに好きだった。

 今は、未練というのが大半を占めている。

 そんな中で、真由が近くに来てくれたり、彼氏と別れたりすることが、嬉しくあったりもした。

 でも、告白されたとしても、真由の気持ちに応えることが出来ないと思う。

 だって、俺は一度フラれたというのもあるし、何だか真由の俺に対する好きという気持ちが一時的なものな感じもする。真由は別れてすぐに近づいてくるというのが、浮気性の感じもする。

 多分、一年も経ってしまえば、真由は自分の高校で好きな男子とかできるかもしれない。

それまでの間は、この関係をゆっくり楽しみたい。


「私、お風呂に入ってくるね」

「う、うん」

「絶対に覗いちゃダメだからね」

「覗かないよ」

「うぅ、絶対に絶対に覗いちゃダメだからね」

「分かったって。覗かないから」

 真由が部屋から出ていった。

 今日も何だか疲れたから、早く寝たい。

 その一分後。


「絶対に覗いちゃダメだからね」

「ちょ、どんな格好で来てんだよ!」


 真由が下着姿で部屋に舞い戻ってきた。

 ちなみに、ピンクでした。


 それから、三、四十分ぐらい一人になりました。

 真由が部屋に戻ってくると、ちょっとだけふてくされてる感じになっていて、顔が赤かった。


「それじゃ、俺も風呂に入ってくる」

 風呂に入るために、部屋を出ようとする。

「あー、私、下着とか洗濯かごに入れちゃったー」

 棒読みにしか聞こえないんだけど。

 浴室に入ると、真由の言った通りだった。

 真由が脱ぎ捨てたのが、洗濯かごに入っていた。

 一度、意識してしまうと、変な方向に向かう。

 洗濯かごをなるべく見ないようにして、服を脱いでいく。意識しないと考えれば意識するから、なるべく頭の中を空っぽにしておく。

 そして、一気に風呂に入っていく。



 風呂から上がり、部屋に戻ると、真由は寝てた。

 なるべく起こさないように、電気を消して、ベッドに入ろうとする。


 それから、真由との攻防があり、夜が明ける。

 もちろん、性的な意味じゃないよ。ホントだよ。

 なんなら一部抜粋しようか?


「翼~、コッチ、向いて」

「・・・」

「翼~、コッチ、向いて」

「・・・」

「寝てるのかな? それじゃあ……」

 ペロッ

「ひゃっ! それだけはやめてください」

「翼って、耳弱いもんね~、Hな声出てたけど、もしかして、感じちゃった?」

 それって、男が言う台詞なんじゃないのか?

「早く寝ろ」

「翼がコッチ向いてくれたら、寝るから」

「・・・」

「寝てるのかな? してほしいんだぁ」

 ペロッ、チュパ。

「あぁっ、首筋はやめてください」

「首筋も弱いんだぁ~、新しい情報ゲット♪」

「やめてください、真由様」

「ふふっ、コッチ向いてくれたら、やめてあげる」

「意地でも、そっちには向かない」


 それから、耳を八回舐められ、首筋を六回舐められたが、俺はなんとか、耐えきった。

 胸を背中に押し付けられたりもした。


 その際に、真由がDカップだと知りました。


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