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目標の発見

だいぶ遅くなっちゃいました


僕は今魔物と戦った崖の下にいる。


あの真っ白なやつは何だったんだろう。

あれからまだ5日しかたっていない。

まだ、あいつから受けたキズが痛む。


「ルゥ~ゼ~♪」

天使ちゃんが僕の名前を呼んでいる。

「どうしたの?」

「うんとね…買い物に付き合って欲しいんだけど…い、いやなら別にいいよ」

「いくに決まってるよ♪」

「い、いいの?ありがと~♪」

「どこに買いにいくの?」

「……近くの…村」

村…だったらなおさらついていかないと。

聞き込みしないといけないし……それにこの子に頼ってもらったからな。




「……おばあちゃん…また、あいつ来てるよ…」

「ほんとだね…あの疫病神が…」

「うわ…またきたよ…今から店たたんじまうか…」

村のみんなから嫌われていると言っていたが思っていたよりひどい…


「…………」

「ね、ねぇ店はどどこかな?」

「……あそこ」

「あ、あのお店?な、何て言うか味のあるお店だね…」

その店はかなり古ぼけていて汚い…

「……うん」

かなり落ち込んじゃってる…陰口がでかいせいで全部聞こえるし、ほとんどの視線が僕らに…正確にはユーナに向いてる。

「さ、さぁ早く入ろうか♪」

そう言ってドアを開けようとしたが

ガチャッという音がしただけで開かなかった。

「…ルゼ…他のお店行こう…」

「…何で…何であんたらは、こんな小さい子どもをいじめられるんたよ!!こんなの…どんな理由があってもこんなの絶対におかしいだろッ!!何でなんだよッ!!…何で…」

僕はついカッとなって叫んでしまった。

村のやつらは、少し戸惑った程度でまた陰口を始めた。

「ルゼ…行こぉ」

「……ユーナ…ゴメン」

「謝らないで…私ちょっと嬉しかったもん♪」

「そうか…ありがとう…」

「そう言うときはありがとうじゃなくて、どおいたしましてっていうんだよ♪」

「ふふふ…どういたしましてユーナ…さぁ行こっか♪」

「……!?」

僕はユーナの手を握った。その手はとても小さく暖かかった。そして、守ってあげたいと思った。

「……辛いことがあったらすぐに呼んでね。僕だって手を繋ぐ事位は出来るから♪」

「エヘヘ♪」

ユーナは照れて顔を下に向けたままそう言った。

あまり干渉してはいけない。もうすぐここから発つ予定なのに、助けてあげたいし守ってあげたい。僕はどうすればいいんだろう……




あのお店で買う予定だった魚を仕方ないので釣ってきた。ユーナが川に落ちたりといろいろ起きたが何とか魚をつることが出来た。

「この魚おいしぃーね♪」

「まあねこんな魚釣るなんてなにわのルゼ吉とよばれたこの僕にとっては楽勝だよ♪」

「エヘヘ♪ルゼとってもカッコいいよ♪」

ヤバイ泣きそうだ、しかも超可愛い…今なら死んでもいい。

「……ねぇユーナ、僕のギルドにこない?僕のギルドに来ればみんな良いや人だから安心できるしいつでも僕がついていてあげれるよ」

「……いいの?」

「うん♪ぜーんぜんいいよ」

「ほんとにいいの?」

「うん♪ほんとにほんとにぜーんぜんいいよ♪僕ねユーナの事守ってあげたいって思ったんだ。だから安心しておいで」

「ルゼ…ありかとぅ…」

そう言って泣きながら抱きついてきた。

ユーナはまだ小さすぎる、せめて大人になるまで守ってあげないと…

「その前に僕の友達を探さないとね♪」

「うん♪」

「さぁーてそうと決まったらたくさん食べて元気にならないとね」


トントン


小屋のドアが叩かれた。

ユーナが嫌そうな顔をした。

こんな小屋に訪ねて来るのは遭難者かさっきの村のやつらのどっちかだろう…

「ぼ、僕が出るよ」

そう言って僕がドアを開けたらいい意味で予想が外れた。そこにいた人物は…

「ニナッ!?生きてたのか!!良かった…崖を登っても誰もいなかったから…」

「ルゼ…そこの子どもを渡してくれない♪」

「ユーナの事か?この子がどうかしたのか?」

「やっぱり気づいてなかったか…さすがのルゼ君でもこんな子どもを疑わないよね♪」

「……??全然話が見えてこないんだけど」

「おいお前…今回の目標はなんだ?」

ニナは隣から青年が首だけ出してきた

「…魔皇…だったよね?」

「そうだよ♪せぇ~か~い♪」

「こいつはめんどいから単刀直入に言うぞ。


そこの子どもは今回の目標…つまり魔皇だ」

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