第4章 あの企業に手を出すパート2リベンジ
「昨日、ちょっこと言ったけど今度は自動車会社を狙う。私は豊島自動車、リベンジをしたい!柚葉は日生自動車、紬は本間自動車を狙って頂戴。お願い致します。」リーダーの茉白が二人に言った。「声明文のコピー送ったから確認して。ランサムウェアを仕込んでね。」茉白が二人に言った。「ましろさん。確かに来てます。」二人は声明文を確認した。三人は各自動車会社にランサムウェアを仕込んだ。「終わったら柚葉は北海道のお年寄りに送金してね。紬は、終わったら次のターゲットのダイカツ自動車頼んだ。私は、スバラ自動車行くわ。」茉白は二人に言った。「とりあえず、日生自動車へのランサムウェア攻撃終わりました。お年寄りに送金します。」柚葉が言った。「私も本間自動車へのランサムウェア攻撃終わりました。次に行きます。」紬が言った。「私も終わった。次のスズヤ自動車行くわね。」茉白が言った。「今晩さあ!大仕事成功したから、たまにはレズらない。渋谷のラブホ行かない?私を攻めてほしいの。」茉白が言った。「久しぶりじゃない。いいね。道具後で持って来る。」柚葉が言った。「私も賛成。したかった。」紬が言った。とりあえず、豊島、日生、本間、ダイカツ、スバラ、スズヤ、松葉自動車と7件にランサムウェア攻撃を仕掛けた。「明日が見ものね。全工場が操業ストップする。ちょっと早いけどお昼にしよう。中華屋で良い?」茉白が二人の顔を見た。部屋を出てチャリンコにまたがり喜楽へ向かった。喜楽の引き戸を開けると「いらっしゃいませ。」奥さんと旦那さんの声が店内に響いた。お客は居なかった。「今日は餃子とラーメン。お願い致します。」茉白は奥さんの顔を見た。「私は、ラーメンと半チャーハンをお願い致します。」紬が奥さんの顔を見て注文した。「私もラーメンと半チャーハンお願い致します。」柚葉が奥さんの顔を見て微笑んだ。「ラーメンと半チャーハンを2つと餃子とラーメンを1つです。」奥さんが厨房の旦那さんへ注文を伝えた。その時、男性のお客がひとり入って来た。「いらっしゃいませ。今日は早いご来店ですね。」奥さんがスーツの男性に声をかけた。「午前中の仕事が切りよく終わったので早く来ました。」男性は奥さんの顔を見て笑顔で答えた。「今日もラーメンとチャーハンお願い致します。」男性は奥さんの顔を見た。「ラーメンとチャーハン入りました。」奥さんは厨房の旦那さんに注文を伝えた。暫くして三人の料理が出て来た。「お待ちどうさま。ゆっくりどうぞ。」奥さんは三人の顔をマジマジ見た。「いただきます。」三人は合掌してラーメンから食べ始めた。「やっぱり美味しいねぇ!」柚葉が口にした。「うん。美味しい。」紬が口を合わせた。「お姉さん達、ココのラーメン美味いだろ!通りのラーメンチェーンよりココの方が美味い。俺が保証する。ココ始めてかな?」男性が声をかけて来た。「今日で2回目です。」紬が答えた。「それではこれから常連さんになって下さい。僕も君達に会えるの楽しみに来るようにするから。僕の事覚えておいてくださいね。」スーツの男性が三人の顔を見て笑顔で軽くナンパした。すると男性の頼んだラーメンチャーハンがテーブルの上に届いた。「お待ちどうさま。ごゆっくりどうぞ。」奥さんが男性に声をかけた。「いただきます。」合掌して男性はラーメンから口にした。そして三人は「ご馳走様でした。」合掌して完食した。「奥さん。お代は2300円テーブルの上に置くね。」茉白が今日も二人に奢った。「紬ちゃん。仕事行くのね。頑張れ!」茉白が紬の目を見た。「うん。頑張る。行ってきます。ご馳走様でした。」紬が茉白の目を見て微笑んだ。「茉白さん。私も今日は早番なんで仕事行きます。ご馳走様でした。」柚葉は茉白の目を見て笑顔で微笑んだ。「スーツのお兄さん。ごゆっくり。私達、仕事に行きます。またお会いしましょう。」三人はそう言うとスーツの男性の目を見て微笑んだ。「ご馳走様でした。」三人は引き戸を開けて店を後にした。「有り難うございました。」店の中から奥さんの声が聞こえた。三人は店の前で別れた。茉白はアパートに戻り、残りの作業を続けた。茉白は仕事は休みだった。スマホを見ると(トムキャットは誰だというスレッドがたっていた。日本人か外国人かバトルをしていた。俺達若者にも金くれるのかな?なんてのもあった。)茉白は若者は考えていなかったから考えさせられた言葉だった?覗き終わると柚葉のお年寄りへの分配状況を確認した。もう、40人に一千万円づつ入金していた。「柚葉ちゃん。仕事、早いな!」茉白は独り言を言った。テレビをつけると携帯四社の社長ががん首並べて記者会見をしていた。「今回は、顧客の為、日本経済の為、トムキャットの要求を飲みました。わが社の決断はこれはこれで良かったと考えております。」NYYコドモ北川社長の談話。英雄の社長、ハードバンクの社長も同じような話をしていたが楽市の社長だけは何故、他社と同じ金額なのか?疑問を投げかけていた。「バカか!こいつは、お前所だけ安くしたら見下してとおもわれるだろう?儲かってないのわかっているちゅうの?私達の優しさだよ。同列に並べてあげたのさ!」茉白は大きな声で独り言を言った。茉白は要求を呑んでくれた、政府、企業に声明文を出した。「この度は我々の要求を呑んでいただき感謝いたします。我々は約束通り、二度と同じ事はいたしません。もし、あったとしてもアカウントを乗っ取った別人の可能性が大と思われ、世界中には、我々以上の実力を持ったハッカーがウヨウヨいます。強力なセキュリティを入れてもムダかと思います。セキュリティなんぞの突破は朝飯前です。トムキャット。パソコンが無かった時代に戻る事をお勧めいたします。」茉白は、この内容で送った。その頃、裏金議員達が口座から金を盗まれている事に気付き始めていた。その一報がネット記事になっていた。茉白は、声明文を出した。「裏金議員の方々へあなた達が溜め込んだ裏金は我々トムキャットがいただいて生活に苦しんでいる国民へお配りする。有り難う。」と茉白は声明文を送りつけた。6時を過ぎていた。テレビをつけると一般人になった三階の爺さんが苦虫を潰したような顔でインタビューをうけていた。茉白は大笑いをし、押し入れからバックを取り出してアルコール消毒を始めタオルできれいに拭き始めた。これから三人で使う道具であった。7時までには二人は帰ってくる。二人は疲れているだろうからタクシーを7時に呼んだ。準備万端。お財布に五万円を入れた。茉白はひとりでやっていた頃からのタンス預金が何千万円単位で部屋の押し入れのダンボールの中に雑誌の中に挟んでいれてあった。柚葉と紬にもお小遣いとして時々渡していた。暫くするとインターフォンが鳴った。柚葉が帰って来た。「ただいま。」柚葉がドアを開けた茉白に言った。「お帰りなさい。お疲れ様でした。」茉白は柚葉の顔を見た。7時15分前にインターフォンが鳴った。ドアを開けると紬がたっていた。「ただいま帰りました。」紬が茉白と柚葉の顔を見た。「お帰りなさい。ご苦労さまでした。紬ちゃん疲れてない?今晩大丈夫かな?」茉白は紬の顔を見た。茉白は二人にコーラを淹れた。自分の分もある。皆が来る前から飲んでいた。テーブルの上にコーラを2つ置いた。二人は椅子に座った。狭いキッチンにダイニングセットが置いてあった。「ましろさん。外にタクシーが待っていたよ。頼んだ?」紬が茉白の顔を見た。「たのんだ。もう来ていたか!皆疲れていると思いタクシーで行く事を選択した。コーラ飲んだら行こう。」茉白が二人の顔を見た。三人ともイッキに飲んだ。茉白は半分くらいしか残っていなかったから楽だった。柚葉は少しキツそうだった。最後にゲップをした。紬は余裕だった。コップを流しのシンクに入れると茉白はバックを持った。三人は部屋を出た。茉白のアパートには2カ所に鍵が付いていた。タクシーに乗ると茉白が行き先を告げた。渋谷の円山町までお願い致します。暫く走ると円山町のラブホ街に入った。行きつけのホテルの前でタクシーを停めてもらって三人はタクシーを降りた。それから三人の喘ぎ声が丑三つ時くらいまで続いた。茉白は攻められまくって、ゲッソリしていた。冷蔵庫からウーロン茶を出しイッキに飲んだ。「両方は最高!」茉白は二人の顔を見て満足そうにニヤリと微笑んだ。柚葉と紬もちょっと疲れた。二人もウーロン茶をイッキに飲んだ。「茉白さん。今度は私の番ね。お願い致します。」紬が茉白の顔を見た。「わかったわよ。気持ち良くしつあげるから。」茉白は紬の顔を見て優しく微笑んだ。そのまま、三人はラブホに泊まった。フロントに電話して、明日朝8時にタクシーをたのんでとお願いした。6時に目覚ましが鳴った。三人は裸のままだった。シャワーを浴びて部屋で待機していると8時に電話が鳴った。「お客様、タクシーが来ました。」係員から電話があった。三人はエレベーターで一階に降りた。三人はタクシーに乗った。「笹塚の商店街までお願い致します。」茉白が運転手に告げた。ラジオからトムキャットのニュースが流ていた。三人は耳を澄まして聞いていた。「お客様、大変嬉しい事件が起こりましたね。令和のネズミ小僧ですって!お年寄りに一千万円配っているらしいですよ。私にも貰えないですかね。タクシーの運転手だけではようやく食べて行くだけの稼ぎしかありませんからね。なんか日本に詳しいから日本人なんでしょうかね。私はそう思いますよ。感ですが!お客様のお仕事も大変でしょう?身体を張って稼いでいらっしゃるみたいですから?」運転手はバックミラーで三人をチラチラ見ながら語った。「運転手さん。なんか勘違いしておりますよ。私達、売春婦ではありません。レズビアンなんです。昨晩は三人で遊んでいたんですよ。」茉白が少しキツイ口調で言った。「こりゃどうも失礼致しました。てっきり、売春婦のお姉さん方かと。すいません。」運転手は平謝りだった。「いや!こんな時間にあそこから出て来たら誰だってそう思いますよ。謝らなくても。私達の性癖なので。」茉白が言った。「運転手さん。トムキャットが日本人だとなんでわかるんですか?」柚葉が運転手に質問した。「だってさあ。お年寄りを助けたいなんて日本人の発想だろ?外国人はそうはおもわんだろうよ。お姉さん達見たいな若い子達のような気がする。正義感の強い。」運転手が言った。当たっていたからビックリした。「そうですかねえ?」紬が言った。暫く走ると笹塚の商店街に車は入って来た。中華屋喜楽の前で降ろしてもらった。喜楽はまだやってなかった。10時からだった。三人は商店街のアムールという喫茶店に入った。コーヒーとタマゴサンドを頼んだ。1時間くらい昨晩のプレイの話をして盛り上がった。「この間、アメリカポルノを見た時、凄く太いバイブ使っていた。今度買ってくるね。」茉白が興奮して話をした。「私も見た事ある。凄いよね。ビックリしちゃった。黒人の男の人ってそれが二本も女優さん大変だろうな?」紬がヘラヘラしながら言った。そんな話からお金を貰ったお年寄りの投稿サイトをスマホで開いた。賛否両論だった。そして、三人は帰路に着いた。茉白のアパートだった。テレビをつけたら朝のワイドショーはトムキャットの話題でいっぱいだった。議論のテーマはトムキャットは日本人か?だった。コメンテーターが日本人派と外国人派で分かれて討論していた。外国人派が優勢だった。日本の警察も動き始めていた。