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第28章 柚葉のタップダンスが本格的に始まる

タップシューズを新調した柚葉は金曜日に教室に行くと約20名の男女が集まっていた。鏡の前には山県先生が黒のシャツとジーパンでタップシューズを履いて立っていた。少し遅れて来た柚葉はその輪の中に入って先生の話を聞いていた。「まず、このグループは本日初めての人達です。タップシューズはこの板の上だけで履いてください。だから、ロッカーから履いてこないでください。自主的にこの教室を使って結構です。30分◯◯円かかりますが上手くなりたい人はどんどん利用して下さい。予約は必要ですが」先生の話だった。「基本から教えます。まず、ステップ足のボールつま先のすぐ後のふくらみで床を蹴るように踏む動作を言います。こう、見て体重を乗せて音をだします。」先生はやって見せた。綺麗な音がなった。「みんなやって見て。」先生がいうとバラバラな音が教室の中に反響した。「良いですよ。次は、タッチです。足のボールで床を軽く叩くようにその時体重は乗せないでください。」先生はやって見せた。みんなでやったが音はバラバラだった。「良いですよ。良くできました。次はスタンプ足全体を床に打ち付けて体重を乗せて音を出す。やって見せるからこうです。」先生はやって見せた。みんなやって良い感じに音が揃った。「良いです。みんな初めて音が合いました。次にストンプはスタンプのように足全体を床につけるが体重を乗せない。やってみてください。」先生が見本を見せた。みんなやってまた音が揃った。「良く出来ました。今日の所はこれくらいで終わります。後10種類ほど覚えてもらいます。家とか会社、通勤など立って居る時はステップを踏んでください。皆さんに私の踊りお見せいたします。良かったと思ったら拍手お願い致します。音楽はアースウィンドアンドファイヤーのファンタジーです。」先生は踊り始めた、72歳とは思えないほどの動きで軽々とみんなを魅了した。全員が拍手を送った。柚葉は感動に包まれていた。声が出なかった。芸能界のタレントにも教え子は沢山いた。昔、今、著名な歌手のデビュー曲の振り付けもしていた。名前を出せばきりがないほど。本人は過去の事はあまり話したがらなかった。この教室のオープンの際は芸能人から沢山の花が飾られていた事務所に飾られている写真を見ればわかった。柚葉はまだ、そんな余裕はなかった。後でわかるのだった。そんな先生にたまたま師事したのである。1回目のレッスンは終了した。その2時間前、茉白はヤマハの教室で飯島翔子ちゃんと初めて口を聞いていた。茉白は早く教室に入っていた。「こんにちは。」翔子は教室に入って来た。「翔子ちゃん。こんにちは。練習して来たかな?今日は、翔子ちゃんの後にレッスンに来ている柊さんにも翔子ちゃんのレッスンを見学させてもらいます。いいですか?」渡辺先生が翔子の顔を見て微笑みを浮かべた。「構いませんよ。最近入られた方ですよね。」翔子は笑顔で茉白を見た。「翔子ちゃんのレッスンスタイルを見たくて先生に頼みました。発表会出る見たいですね。人生のメリーゴーランドを弾くとかで是非おばちゃんにも聴かせてください。」茉白は優しく翔子の顔を見て微笑んだ。翔子は楽譜を譜面台に乗せると椅子に座ってピアノを演奏し始めた。人に見られて緊張したか出だしで間違えてしまった。最初から演奏が止まった。「緊張しちゃたかな?」渡辺先生が翔子の顔を見てにこやかに微笑んだ。「翔子ちゃん。本番はもっと沢山のお客さんの前で弾くんだよ。慣れなきゃな!練習だからチャンスはまだあるから頑張れ!」茉白は翔子に声をかけた。もう一度、演奏を始めた。今度は、上手く弾けた。茉白は渡辺先生と目が合うとガッツポーズをした。翔子の演奏は何事もなく終わった。茉白と先生は拍手を送った。「良く出来ました。」渡辺先生が笑顔で翔子の顔を見た。「上手い。自信も持って弾いて良いのよ。」茉白が翔子の顔を見て微笑んだ。「翔子ちゃんが上手いからおばちゃんも弾きたくなっちゃった。弾いても良い。」茉白が翔子の顔を見て笑顔で微笑んだ。「うん。」翔子は頷いた。茉白は椅子に座った。演奏を始めた。身体と手でダイナミックに演奏した。「うわああ!凄く上手い!私と全然違う!」翔子は驚いた表情を見せた。演奏は終わった。「あなた、私の言った事理解し、習得しましたね。最高の演奏でした。」渡辺先生は茉白の顔を笑顔で見た。二人は茉白に拍手を送った。「お姉さん。上手です。私もそれくらい弾けるようになります。」翔子は茉白の顔を笑顔で見た。「翔子ちゃん。もう一度弾いてみましょう!」渡辺先生が翔子の顔を見た。翔子は椅子に座って息を整えた。翔子は演奏を始めた。茉白のマネをして身体全体を使ってオーバーぎみに弾いた。演奏が終わると「ブラボー!」茉白は叫んで惜しみない拍手を送った。翔子のレッスンは終わった。紬はその3時間前に大白硲亜久里のRx7FD3の点検をしていた。紬は鬼ケ窪モータースの4人衆の3人に会った事になった。もう一人の面野井右京は走り屋を辞めてラグビーの全日本選手になっていた。奥さんが34GTRの面野井樹潤だった。三人とも順調につくば市で暮らしていた。茉白は翔子ちゃんというつくばで初めての小さな友達が出来た。茉白はレッスン日は少し早く来て翔子のレッスンを見学した。

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