6話
そろそろ、本編も終わりそう。
7/25 投稿。
~亜耶~
二人とも遅いな。今日は冷やし中華なのに..麺茹でられないじゃん。
「先に食べてようか?」と僕はリタに言った。
「亜耶さんにお任せします」
「じゃ、作るから少し待っててね」と僕はリタに言って麺を2食茹で始めた。
~晃平~
俺は亜耶の兄と一緒に組織に来ていた。
「あの男。葉月は何者なんだ?」と俊は不機嫌そうに言う。
「亜耶と同じ力を持っていて、和解しました」
「そうか。だが亜耶に傷つけさせた事を………後悔させてやらなければ!」
そう。俊はシス(ブラ)コンなのだ。
俺は無言で自分の家に帰った。
~俊~
亜耶に傷つけた奴――葉月。
さてどう痛めつけよう。撲滅魔法か。それとも……あぁ、考えただけで笑えてきた。
~亜耶~
「「いただきます」」僕達は冷し中華を食べていた。
なんか、この前もだったような。まぁいいか。
食べたいんだし。
「おいしい……です」とリタは言ってくれた。
「ありがと」
あ、晃平の気配だ。帰って来たんだ。
「おかえり、晃平。何処行ってたの?」
「えっ…。いや、組織に行ってた」しどろもどろで答える晃平。
「...で馬鹿は?」
「まだ組織に居ると思う。あれだと今日は帰ってこないぜ……。きっと」
僕は晃平の言っている事が分からず首を傾げる。
「んー。よく分かんないけど今日は帰ってこないんだね?」
「あぁ、そうだ」
「そうだ、冷し中華作るから待ってて」
僕は晃平にそう言って、食べかけの冷し中華を置いたまま麺を茹でに台所に立った。
「はい、どうぞ」と僕は冷し中華を晃平に渡した。
「サンキューな。……いただきます」
僕は席に座り、食べかけの冷し中華を食べ始めた。
リタは僕が食べ始めた時に食べ終わってお風呂に行った。
「「ごちそうさまでした」」僕と晃平は同時に食べ終わったみたいで声がはもった。
僕は晃平の皿を片づけようとしたけど「皿ぐらい自分で洗うよ」と言われ断られた。
あ、僕のも持って行っちゃった。まあ、晃平自身が言ってるんだし任せるか。
僕はソファにいき、横になった。
~とある神~
太陽神の持っている力の半分は創造神に吸収されてしまった。
創造神――主の――前では私たちは無力なのだろうか?
主からは本来の力の半分は貰っている。つまり力は同じだという事だ。
単体では、勝てないだろう。しかし、合体すればどうだろう。
いくら太陽神の力が無いに等しいとはいえども、差はそれだけだ。
勝てるだろう。そして我が新たな創造神となるのだ!!
我は間の前に居る仲間の神を吸収し始めた。
~葉月~
創造神よ。部下の性格設定をどこで、ミスしたんだよ。
――――僕は呆れてため息をつくのであった。
~亜耶~
僕は屋根の上で月を見ていた。風が僕を優しく包み込んでいる気がする。
その風に"神力"が微かに漂っている。
「これって、本来は僕の力なんだよな」
「返してもらっていいのかな」
「貴方様が望めば一気に吸収できますよ」僕はその声のする方を向いた。
僕は創造神としての本質をだした。
「我を倒すと言うのか。傲慢な神よ」
「貴様を倒して余が新たな創造神となるのだ!」
「悪いけど、その力返してもらうよ」と僕は口調を戻して言った。
「ぐああぁぁ!」苦悶の声を上げるのは仲間の神を吸収して自分の欲望に忠実な神。
「これで、君にあげた力しかない。君さ、神じゃなくて欲望に忠実な悪魔だよね?」
僕はそう言いながら力を吸収していく。
「創造神様…。どうかお許し……」と言いながら消えていった。
「僕は神殺しを審判するために本来の力が必要なんだ。ごめんね」
僕は、葉月の所にワープした。神殺しを倒すために。
「葉月。神殺しの所に行こう」
「うん、わかった」
神殺しの居る場所は神界――創造神の座。
「破壊神――僕の弟なんだね」と僕は言って神界にワープした。
~葉月~
「葉月。神殺しの所に行こう」と亜耶は僕に言う。
その答えは勿論。
「うん、わかった」
神殺しの居る場所は神界――創造神の座。
「破壊神――僕の弟なんだね」と亜耶はそう言ってワープした。
(そこまで、思い出したんだ)と僕は思った。
~神殺し~
遂に来た。この時間、この瞬間を!!
普通の神は殺す前にどっかにいってしまうからよ。
「ふはははっ!」
~亜耶~
「これが終わったら、どっち手放すことになるんだろうね?」と僕は葉月に言った。
「さぁね。でもどっちも手放さない可能性だったあるよ」と笑って答える葉月。
いくら僕達でも擦り傷ぐらいで済むといいけど。
「さあて、遊ぼうか」と神殺しは僕達に言った。
「僕は破壊神なり。罪を審判する者でもある。さあ君の罪を言えっ!」葉月は破壊神の力を使った。
「ぐっあぁぁ!」神殺しはうめき声をあげて両膝をついた。
「無から万物を造り出す者。だが万物を無に還すもの者でもある。...この意味分かるよね?」
「ぁぁあははははっっ! 良い最高だ! こうでなくちゃ!」途端、気配が変わった。
「君を隔離するよ」と僕は言い、神殺しを消した。否、無の世界に送った。
「じゃぁ、帰ろうか」と僕は葉月に言った。
「うん」と葉月は応えて、僕達は帰った。
皆の居る場所,仲間が居る場所へ。
――神殺しは別の世界の創造神の堕ちた姿。
――だから、僕は知っていた。葉月も。
――昔に戻りたかったんだ。
僕と葉月は、空を見上げて笑っていた。
この心地よい世界に、生命の息吹きに。
「(晃平の)家に帰るけど、葉月も来てよ」と僕は笑顔で言う。
「そうだね。一緒に行こう」
読み返してみると、なぜか無理やり終わらせようとしている気がして・・・・・
改訂版を出そうかな。
と、前書きはここまでにしておいて。
この小説を読んでくださっている皆様。おはようございます。こんにちは。こんばんは。
楽しんでいただければ幸いです。
さて、次回予告ですが。
はっきり言っちゃうと"未定"です。 (てへっ♪