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6/26

5話

今回も短いです。



7/19 投稿。

~亜耶~

僕はいつの間にか寝てたみたいだ。泣き疲れて眠るなんて。はぁ。

僕は身体を見てみた。怪我が"完全に"治っていた。

「"神の子供"が覚醒した?」僕は自分の持っている力が覚醒した事を疑った。



神の子供。その魂は元は神様だった。だが、何ものかに殺され現世に降りる。

それが神の子供。その神様の能力が使えたり、自治治癒力が以上に高くなる。



僕は、僕の魂の本質を知っていた。いや、感じ取っていたと言うべきか。

いつか覚醒する日が来ることは知っていた。でも、まさか今日なんて。

「葉月も、"神の子供"なんだよな」あの時、微かだけど僕の魂は共鳴していた。

「"創造神"よりも上あるいは、同程度の力を持つ神ってなんだ?」

よし、葉月に会おう。僕は急いで玄関に向かった。


僕は玄関を開けて葉月を捜しに出かけようとしたのだが、「やぁ」と本人に言われる。

「葉月。葉月も"神の子供"なんだよね」

「うん。そうだよ」

「まだあの時、覚醒してなかったんですけど?」と僕は愚痴る。

「知ってるよ。覚醒させてあげたでしょ?」

「させてあげただと?」僕は、高い声を低くして言った。

まぁ、女の子になる前から高かったけどね。

だって、声変わり――第二次性徴が来ないんだもん!!

中学3年生――といっても卒業して来月から高校生になるのだが――なのに。

「お前は、なぜ声が低いんじゃ~!!」僕はキレていた。

葉月に。別件で。

「ちょっと待ってよ。高い方なんだけど?」

「低いんだよ!! 僕より!! 低い奴は皆痛い目にあえ!!」と僕は言い魔力弾を造り放つ。

「えええ!僕にキレないでよ!!」

僕は数発、魔力弾を撃ち込んだ。

「それで、いくら覚醒してなかったとはいえ"創造神"が負けるってのはどうゆうこと?」

「"破壊神"。同等の力ぐらいは持つでしょ?」相性が悪いな。

「その"破壊神"が何の用で?」と僕は挑発してみる。

「この前の事、謝ろうと思って」

「あれ、結構痛かったんですけど!!」

「破壊神の力も少し出してたからね」

そうですか。

「我、創造神を倒せるとでも思っていのか?」

まだ力の制御がうまくできないな。

「うん」

「面白いな。僕と同等な力を持つ神。葉月」

そう。創造神は最高神。他の神の頂点に立つ神なのだ。

創造神は他の神の力も使えるのだ。

だが、破壊神と創造神は同時期に現れたために互角なのだ。


「よし、制御できた」

「早いね。ところで言葉遣い直さないの?」

「余計な御世話だ!! これだけは男のままじゃないと!!」

「そうゆうこと」葉月は理解したようだ。

「創造神の力で、元の姿に戻れないのかな?」

「それが本来の姿なんだよ」葉月。ナニヲイッテイルノ?

「どうゆうこと?」

「創造神の。まぁ神様は基本中性だけど創造神は女性よりだったんだよ」

「そうなんだ………」あぁ、さよなら。

だけど! 僕を女の子にした張本人は退治しなければならない!

僕は、イメージする。僕を女の子にした悪魔を。

「あれ?」うん。これが悪魔だ。犯人だ。

「お前か。僕を女の子にしたのは!!」

「ちょっ! 攻撃しないで!!」と言いながら(余裕そうに)かわす。

「僕は、創造神だ! 命令だ! 言え!」

「はっ、はい! しましたっ!」と急に直立不動になって、喋る悪魔。

「ちょっと、頭冷やそうよ」と葉月は僕に言ってくる。

冷してられるか。僕を女の子にした犯人だぞ!

「さてと。君の断末魔の叫びを聞かせてもらうよ」と僕は悪魔に言って。

魔力で構成した刀で斬った。

爆発が起こり辺りは爆風に飲み込まれる。

「ふう」

煙が消えると、"傷だらけの悪魔"が立っていた。

「なんで?」

「俺様は創造神に頼まれて」

「なんですと。僕が頼んだ?」



あいにくだが、僕には神の時の記憶がない。

神界に戻った時に身体と記憶が再構成されるのだ。



「うそでしょおおおお!」と叫び、僕は地面に力なく座り込んだ。



~葉月~

「うそでしょおおおお!」と叫んで、亜耶は地面に力なく座り込んでしまった。

あぁあ。目が虚ろになってるよ。

「創造神の悪魔よ。制限付きで戻れるようにしたら?」

「貴様に言われる……はい」なぜ従ったって? 破壊神の力を出しただけだよ。

悪魔は亜耶を指さしすると亜耶の身体が光った。



~亜耶~

僕の身体が光った?

「制限つきだが戻れるようになった。戻れるのは1日6時間だけ」

「ありがと! 6時間だけだと戻れるんだねっ!」

救われた。元の姿に戻る事が出来た。――――時間制限あるけど。

「悪魔さん、ありがと」と僕は悪魔にお礼を言って、二度と襲わない事を誓った。



~神界の神達~

我達が頂点に立つべきだ。だが現世にいる創造神が邪魔だ。

排除するか。現世に居る間は力が無いはずだ。

数人の神が現世に降りて行った。その身体のままで。



~葉月~

「遂に動き出したんだ。創造神を消すために」

僕の言った事は、はしゃいでいる亜耶には聞こえなかった。

僕は組織に帰った。



~降りた神~

今の創造神は力が使えない。絶好の機会だ。

"太陽神"と"大地神"は不気味に笑った。

徐々に亜耶に近づいて行った。



~亜耶~

あの後、悪魔は神界に戻り、僕は鼻歌を歌いながら料理を作っている。

晃平と俊兄はどうやら出掛けてるらしく僕しか家に居ない。

先ほどから、気配がして気になる。

「むう」

「どうされたのですか?」リタだ。

「ん。なんでもないよ」と僕はリタに言った。

(間違いなく、こっちに来てる! リタを巻き込むわけにはいかない)

「ごめん。ちょっと買い出しにいってくる」と僕は嘘をついて外に出た。


僕は、公園にいる。

僕を狙っているらしくこっちに来ているのが分かる。

被害が少なくて済むように公園に"誘い込んだのだ"。

「独りですのね。ならば話が早いっ!」と女性が僕に突っ込んできた。

僕は咄嗟にかわした。

「さすがね。魂だけでも"創造神"である事には変わりないのですね」

「君たちはだれなんだ」僕は殺気を出した。

「二人だとお分かりだとは。さすがです! 創造神っ!」女性は焔の塊を造り僕に投げてくる。

僕は、結界を張りそれをかわした。

公園の遊具が溶けて無くなった。

(神様なのか? でもなんで?)

「神?」

「いかにも。私は太陽神です」

「なぜ、僕を狙う?」殺気をさらにだして言った。

「頂点を私たちにするためです」と太陽神は不気味な笑顔で言う。神の気配を出しながら。

「我は創造神。神の頂点に君臨する()なり。ひれ伏すがいい!」と僕は力を含みながら言った。

創造神の力に逆らえない太陽神はひれ伏してしまう。

「くっ! 使えるですって!?」

「力を自由に使うのはいいが、主に逆らうとは……。次は無いぞ!」

と僕は神じみた事を言い結界を解いてから家に帰った。



~神~

まさか、あれでもあの力だとは。

予想外だ。対抗するために同盟を結んでいる神と合体するか。

全部と合体すれば創造神と同等の力になるはずだ。



~葉月~

創造神の事だし亜耶に任せるか。

まぁ、神殺しを倒すために力を蓄えてる亜耶には必要なのかな。

自分の力を持っている神を吸収することがね。







~『神殺し』と呼ばれる者~

"創造神"と"破壊神"を逃がしてしまったか。

だが俺は、また目の前に"現れる"ことを知っている。

だから。その時こそ消滅させてやろう。

神の頂点に立つ神達をね。

夏休みになってから短くなっていると感じる宮原葉月です。

暑いの嫌い~涼しくなってぇ!

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