妻のモンスター化問題には晩婚化もあると思う
さて、昨日会社の休憩時間にたまたま、フジテレビの『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」で縫製されていた「スレ違う夫婦の本音」で『知ってるワイフ』の夫の行動にイラッとする人が8割!と出ていたりしました。
まあこういう番組は妻側に共感できるような方向に制作されているものだからとも思うのですが、妻の“モンスター化”は夫のせいと言い切ってしまうのもどうかなと思うのですよね。
まあ、もともと男性は何百万年の間、狩りをして食料を得るのが仕事で、確実に獲物を狩り、持って帰れる男性だけが子孫を増やせたので、距離の把握などの「空間認知力」が高く、瞬時に判断をできなければならないので「すばやい問題解決」ができる男性だけが生き残ってきたのですね。
一方で女性は、生まれて1年も歩けない子供を4年近く授乳させていかなければならず、群れの中で子育てをする必要があり、群れの中でうまくやっていく「共感力」が重要でした。
なので、女性は問題解決そのものよりも共感を優先し、男性はその逆で、すばやく問題解決をすることを求めるため、男女ですれ違いも起きるわけです。
むろん「人を一人産んだのだから、妻側の人格が変わらないわけがない」というのはホルモンのプロラクチンの影響もあると思いますし、夫側が変わらなすぎるのもまた問題ではあるとは思うのですが、晩婚化の影響もでかいと思うのです。
昔は16歳で中学校を卒業したら結婚するというのは割と普通でしたが、今では初婚年齢の平均が29歳、最頻値でも26歳です。
で、16歳で結婚し17歳で出産したのと、29歳で結婚し30歳で出産したのでは子供が夜中に夜泣きしたりぐずったりしたときに起きないといけない大変さに天と地ほど違うと思うのですね。
皆さんも20歳前後までは徹夜しても平気だったけど、25歳を過ぎたら徹夜がやばくなったといえば、ああなるほどと思う人も多いでしょう。
しかも育児は週末に好きなことをやるために徹夜するのではなく毎日のものが何か月何年も続くわけですからね。
まあ夜泣きに対しては日本は過剰に対処してしまうことが事態を悪化させていて、生後半年過ぎたらあまり過敏に対処する必要はないそうなのですが。
原理的男女平等主義者の女性から見れば女性も男性同様に大学に進学できて就職できるようになったことは素晴らしいことなのかもしれませんが、結果としては男性のポストを女性が得たことで男性の稼ぎが減って共働きをせざるを得なくなり、女性の高い年齢での主産で育児の疲労感が昔よりはるかにでかくなっただけな気がします。
もともと人間の本来的肉体寿命は40歳から50歳程度で人生50年というのはそれが適切だった。
それを医学と社会的生活によって補ってきたりしたわけですが、いろいろひずみがでかくなりすぎてる気がするのですよ。