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グリモワール・ハント  作者: ぺーすめーかー
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プロローグ02

それはウォーレンの幼い頃の記憶。


あれは六歳のときだろうか。


父につれてってもらった博物館で起きた。


館内に入ると恐竜が大好きな彼は当然のごとく、骨格が展示されたゾーンに真っ先に駆け出した。


「ウォーレンは本当に恐竜が大好きだなあ、お父さんトイレに行ってくるからそこで見て待ってなさい。」


「うん、お父さん!」


彼は幼い頃から親の言うことはしっかり聞く子だった。


不幸にもこの性格がこの事態を招いてしまったのかもしれない。


彼の真上に展示されていた翼竜の骨格が何かのトラブルで落下してきたのだ。


彼はお父さんの言いつけを守り体をピクリとも動かさなかった。


下敷きになった彼に父が駆けつけたときにはかなり容態は深刻だった。


「おい、ウォーレンしっかりしろウォーレン!」


父は必死に問いかけるが返事はない。


幸い館内には医療設備が整えられており、直ぐ様緊急治療室に運ばれた。



父は彼の無事を祈り治療室前の席に座り込んでいた。


「ティラノ・ウォーレン様のお父様ですね?」


治療室の中から出てきたマスクで術衣姿の男が声をかけてきた。


「はい、いかにも。先生!ウォーレンは無事なんですか?」


「一命はとりとめましたが足の骨の損傷がひどく自然回復が見込めず、後遺症が心配されます。」


父は我が子の無事に安心しつつも、将来のことを考え、真剣に話を始めた。


「なにか方法はないんでしょうか?」


そう訪ねると医師は苦しい顔をしながらも話始めた。


「恐竜の骨を移植する方法ならば回復の兆しあります。」


「恐竜の骨ですか、それはどういう、、、」


父は医師の言葉を上手く汲み取れなかったのか目が点になっていた。


唖然とする父を前に、医師は話始めた。


「そのままの意味ですよ。恐竜の骨を足にいれ補強するのです。リハビリは長くなる可能性は大いに高いですが回復が見込めるかと思います。」


医師の必死の提案に父は何かを察したかのように迷いのない真剣な目でこう答えた「お願いします。子供を助けてください。」と。


そうして、ウォーレンの足には恐竜の骨が移植された。  



リハビリは三年にも及んだが今では普通の人と変わりなく生活を送れるまで回復している。










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