転移5日目 記入日 A,C, 27/02/29
私は遠距離魔法への適正が低いようなので、近接戦闘メインになります。……あまり、いい傾向ではありませんね。
私の横を暴風のように通り抜けた棍棒が、今でも鮮明に思い出せます。
王国につきました。あまりに広く、その全てを見ることができそうにないとさえ思えるほどです。
これからしばらくはここで彼女と生活していきます。こんなにも胸が躍るとは、私はやっぱり彼女のことが……?でも、本当にそうだと自信をもっていえません……。
陛下は、言ってはなんですが国王という感じではありませんでした。
ですがそれは悪い意味ではなく、親しみやすく、国民のことを一番に考える素敵な人であるという意味です。国民に愛されているのは、すぐにわかりましたから。
武器屋で刀は手に入りませんでした。このままでは、きついです。
でも、今はどうすることもできません。なんとか、しないと……早く。
武器屋の件で男性に絡まれてしまいました。私が無自覚に男性の神経を逆撫でした結果です。このせいで、彼女まで怒らせてしまいました。
しかも、私にではなく……相手に対して。
彼女を怒らせてしまった。私が弱く、愚かだったためです。彼女にこれ以上、こんな、思いをさせないために……私は強くならなければいけません。
生鮮市場ではたくさんの魚がありました。見たことない魚、見覚えのある魚。どれも、おいしそう。
彼女と一緒に料理をしました。私はまた、ドジをしてしまいました。
彼女の……胸にっ…………な、なんでもありません。
私は料理のとき変な緊張をするとドジをするのではないか。と彼女から教えてもらいました。
私は、彼女に声をかけられたことで緊張してしまったのです。ただ声をかけられただけで緊張し、動揺し、ミスをする。
私は、彼女との共同生活に、ドキドキしています。
”神林”に居た時のような、高揚感です。