表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
六花立花巫女日記  作者: あんころもち
4日目、知ることは大事なのです
62/934

転移4日目 記入日 A,C, 27/02/28



 朝起きると、顔を朱に染めた彼女と目があいました。そんな些細な日常に幸せを感じます。


 でも一体どうして赤くなっていたのでしょう。体調は悪くないと言ってましたし。寝言は言っていないとは、いっていましたが……。


 んー。何故か知ってしまうと悶えそうなので、気にしないことにしましょう。


 王国のことについてのレクチャーを受けました。


 その結果、日記に記入日がつけられるようになりました。


 王様は、十七歳で人々を救うために行動し、そして成したといいます。私たちも、そうなれるでしょうか。


 行動は違えど、動機は一緒です。人々を、森を、世界を守りたい。きっと王様も応援してくれる、と思います。



 彼女に、頭を撫でられました。恥ずかしさはなく。ただただ、幸福感に包まれたのです……。



 武器が必要ですが、今はどうにもできません。光の魔法を使いこなすことが、今できる最善でした。


 彼女のスープが進化しました。あんなにもおいしかったものが更においしく。彼女の料理を食べて談笑する。そんな毎日が続いてほしい。


 私も彼女を喜ばせたくて、料理を一緒にする約束をしましたが、果たして私は、無事に彼女の料理を邪魔することなく終えることができるのか。

 

 ……神さま、どうかご加護を。


 と、都合よくお願いしてしまう。卑しい私がいました。


 こんな毎日を、送りたい。

 ずっと……ずっと……このまま――。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ