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六花立花巫女日記  作者: あんころもち
2日目、彼女の温もりと共になのです
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転移2日目 記入日 A,C, 27/02/26



 生きてる……生きてる……っ!

 普通の、当たり前のことがこんなにも愛おしい。体が震える……。


 でも、私は一人じゃありません。彼女がいる、それだけで私の心が温まります。

 彼女を失いかけたという事実に、私の心はかつて経験したことがないほどに揺さぶられます。本当によかったっ。失っていたら、私は……。


 またこのスープを飲める、それがこんなにも幸せ。暖かな味と真心が、私の体と心に染み渡ります。本当に、毎日食べていたい。


 魔法のある世界、どんなこともできる奇跡の世界。それは神さまに愛された世界……。


 でもそんな世界を壊す存在がいるそうです、魔王、悪意を振りまく存在……。これを倒すのが私が来た理由?


 彼女と一緒なら、なんだってできる。そう言い聞かせます。

 想い、言葉に出すと不思議と本当に大丈夫なきがしてきます。

 

 なんとか、なるかなぁ? だって私は……ただの……。


 集落の方たちにお礼をされました。守ることができた実感がします。

 どうやら集落の方たちは私がくるのを知っていたよう。そういえばそういう雰囲気があったような……? 些細な問題ですね、これからのことに比べれば……。

 

 彼女の笑顔を守る旅に出る、その準備を開始します。


 戦うための力を整えていきます。明日には出発なんですから。

 オルテさんに頼んで剣を手に入れ、もう一つ魔法を覚えました。


 この力で、守ります。彼女を……彼女の守りたいものを。


 約束で、私を鼓舞します。約束で、ある感情に蓋をしていきます。










 でも、でもっ!!! 私は……私は本当は――――っ



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