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六花立花巫女日記  作者: あんころもち
9日目、私は身勝手なのです
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転移9日目 記入日 A,C, 27/03/04



 ギルドで……ライゼさんに、えっと。私の容姿について聞きました。その内容も、えぇすごいものでしたけど、彼女の評価が、高かったのがただただ嬉しくて、少し舞い上がってしまいました。


 アンネさんとライゼさん、きっと両思いでしょう。見てれば、わかります。父と母のようでしたから。

 そんな風に思ったからでしょうか。

 照れ隠しやら、懐かしいやらで、二人に仕返しをと、いじってしまいました。その後、仕事があるのに。


 王国兵、他の冒険者チーム、どちらにも被害はなかったとはいえ……私は、私の……私の勝手な行いで、犠牲者が出るところでした。

 私のせいです。


 ですけど、アンネさん、ライゼさん、彼女、他の方たちも……私を、責めませんでした。

 叱責は、されました。


 でもそれは、私が背負い込みすぎだということ。

 私は、全てを救う気でいた。

 相手の覚悟も気にせず、独りよがりで、身勝手です。でも、苦しんでいる人がいる。

 私に出来るのは、一刻も早く魔王を倒すこと。そのために私は変わるのです。



 彼女は私に頼って欲しいと、思っていたようです。

 頼っているつもりでした。頼りきりだと、思っていました。

 でも、戦いでは頼ってなかったのです。

 そのことで、彼女を傷つけてしまった。私は、変わるのです。


 自分の限界を知り、弱さを知り、頼ることを覚える。

 でも、失うのは絶対に嫌だから……私は、力をつける。


 わ……わたしは、その、どうやら気が抜けると、子供、いえ……あれはもはや、幼児退行ですね……。

 恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしい

 彼女と私だけの秘密。でも一番彼女には知られたくなかった。

 もう、手遅れですけど。


 刀を作ってもらえます。

 よかった、なんとかなりそうで……。

 弟子の件も見てもらえます。

 見捨てられると、思います。普通であれば、あの港で。

 正しく、導いてもらえる。

 ライゼさんは、私の師匠となります。しっかり学んで、力をつけます。

 




 ……負けました。

 ライゼさんに

 模擬戦とはいえ、あのままだと……。ころ……っ


 ライゼさんは、気づいてません。

 熊のマリスタザリアのときに、ほんの少しの恐怖を決意で包み込む。そう私を評しました。

 本当に、気づいてません。私は、本当は……。

 



104部書き直しました。

これからは、馬鹿話いれるにしても

世界観を壊さないでテンポいいい範囲にします。

優しい世界がヤラシイ世界になっていました。

申し訳ないです。

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