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弱者が英雄になります  作者: もとじ りゅうが
2/11

1「始まり」

 凌は、普段通りの、普通の高校生活を送っていた。

 そんなある日の事だ。凌を変える出来事が起きたのは......。

 その日は、一学期の期末試験が終わって、テストの残念なできに、心を打たれながら家へと帰宅していた。

 凌は、両親と妹と一緒に暮らしている。ある事件を境に、家族と話すことも少なくなり、家族の仲は、良いとはいえない。友達は、少ないというか、いないーーいや、いたと言うべきだろうか。


 ーー小学4年のころに、たった一人だけ、友達と呼べる奴がいた。そいつの名前はーー(たく)

 しかし、その関係はなんの前触れもなく、終わりを告げる。

 ある日、二人で遊んでいたときに、凌がボールを蹴飛ばしすぎて、道路まで飛んでいった。

 その道路は、めったに車が通ることはなかったため、卓は道路まで走ってボールを取りにいった。

 その時だ。物凄いスピードでトラックが走って来ていた。

 凌は、とっさに卓に「止まれー!」と叫んだが、卓には聞こえていなかったらしく、止まる気配はなかった。 凌は必死に卓のもとまで走った。

 だが、あと少しという所で、凌の足が止まった。恐れたのだ。友達を助けるよりも、自身の命を体が優先してしまったのだ。

 凌は自分に、必死に言い聞かせた。「動け! 動け! 動けー!!」と。しかし、まったく動く気配はない。

 そして、ついに訪れてしまったのだ。その時が。

 物凄いスピードで走って来たトラックに、卓は、撥ねられた。しかし、トラックは、卓を撥ね飛ばしたにも関わらず、その勢いを殺さずに、公園の壁に衝突した。

 その後、すぐに卓は病院に運ばれたが、撥ねられた時にはもうーー死んでいたらしい。

 あのトラックの運転手は、突然の心臓発作で亡くなっていたらしい。

 俺が、俺があの時、恐怖に怯えず助けていれば......。凌は、そのことを一生悔やんだ。

 その時から凌は、弱くなってしまった。


 ーーそんなこんなで今に至る。

 家に帰ってマンガでも読むか、と思いながら歩いている内に家に着き、「ただいま」の一言を言い、二階の自室へと向かった。

 そしてドアを開けたその時ーー

 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 一人の白い髪の少女が俺のベットで、寝ているではありませんか。しかも、全裸で。

 「お前、だれだよ!?」


ーーーーーーーーーーー

少し、修正や書き足しをしました。まだ、誤字や脱字等の間違っている部分があれば、「ここが間違っている」等のご指摘をして頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。



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