第93話 母との再会
時雨の母親、蓮禍さんをやっと出せました!
目が覚めるとそこはなにもない白い空間だった
「目を覚ましたみたいね」
後ろから声が聞こえてきたので振り返るとそこには綺麗な水色の髪を肩まで伸ばし、優しそうなとろんとした金と黒のオッドアイ、スレンダーなからだつきをした女性が立っていた
「あんたは誰だ?」
俺がそう聞くと女性は少し悲しそうな顔で話始めた
「この姿だと思い出してっていうのは難しいわね。私は蓮禍、最初の死神でありあなたの母親よ」
そう言って微笑む姿は俺の記憶に残っている母さんの姿と同じものだった
「本当・・・なのか?」
「ええ、地球にいたときと見た目が全然違うのは死神としての私だからよ」
「母さん!」
話の途中だったのだが俺は構わず母さんに抱きつく
母さんは突然抱きついてきたことに驚いていたがすぐに笑顔で頭を撫でてくれた
「ごめんなさいね、時雨。まだ幼いあなたを1人残してしまうようなことをしてしまって」
母さんは申し訳なさそうにそう言うが俺は気にしていなかった
最近思い出した記憶にあったあの女性と死神を徹底的に排除しようとする他の神達のせいで両親がいなくなってしまったのだから
「母さん、それはいいんだ。それよりも俺がここにいる理由を教えてほしいんだ」
「そうね、その話をしましょうか」
そう言うと母さんはその場で座り俺に手招きしてきたがその意図がわからず首を傾げていると
「最近ずっと頑張ってきたご褒美に膝枕してあげるからこっちにきなさい」
頬を膨らませながらそう言ってきた
大事な話をするはずなのに膝枕をしながら話すと言うマイペースな母さんに俺は笑顔を見せていた
「やっと笑顔を見せてくれたわね、あなた今までずっと難しい顔してたわよ」
母さんに言われ手で顔に触れると確かに笑っていた
「俺のことを心配して冗談を言ってくれたんだ。ありがとう」
俺がお礼を言うと母さんは首を横に振って
「冗談なんかじゃないのだけど?久しぶりに会えた自分の子供を甘やかしたいと思うのはいけない?」
落ち込んだような顔でそう聞いてくる母さんに申し訳なくなり癖で頭を撫でようとするとその腕を捕まれ体勢を崩されてそのまま頭を膝の上に乗せられた
「捕まえた♪あなたを膝枕するのが最近の私の夢だったの」
笑顔でそう言う母さんにどんな夢だよ、と言おうと思ったが本当に嬉しそうに俺の頭を撫でている様子を見て言えなかった
「えっと、じゃあ話を聞かせてくれる?」
「わかったわ、あなたが今ここにいる理由を話すとなるとまずは私とお父さんの話をしないといけないわね」
母さんはそう言って自分達のことを話始めた
次回は時雨の両親の話を書こうと思います!
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