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第76話 神楽たちの行動(2)

「すみませんがなぜ迷宮街に向かわない方がいいのでしょうか」


「実はなお前たちがここに来る少し前に迷宮街までの道でドラゴンの目撃情報があってな、本来ならこの辺りにはいないからここにはドラゴンを倒せるような高ランクの冒険者もいない」


「だから元勇者の仲間でそれなりの力があったとしてもまだドラゴンには勝てないお前たちを迷宮街に向かわせることはできない」


ラオルさんはそこまで話すといつの間にか用意されていた紅茶を飲んでから再び話し出した


「あいつと会うことはできないが王都から離れ他の勇者たちと再会したくないのであれば別の街を教えてやる」


私たちはシキさんに会ってお礼を言いたかったがクラスメイトたちに見つかって王都に連れ戻される可能性があることをないとはいいきれないのでラオルさんに別の街を教えてもらうことにした


「わかった、ならお前たちがこの街から離れる少し前にもう一度ここに寄ってくれ。その時に教えてやろう。話はこれで終わりだ、宿を取っていないなら急いだ方がいいぞ」


そう言われ宿を取っていないことを思いだし外をみると日が落ちはじめていた


「そうですね、急がないと野宿になるかもしれませんね。いろいろと情報をありがとうございました」


「気にするな、お前たち冒険者の安全を考えるのはギルドの仕事だからな」


「では失礼します」


そう挨拶をしてから私たちは部屋を出て来た道を戻りギルドの入り口まで戻るとまるで私たちが来るのをそこで待っていたかのように少女が声をかけてきた


「あ、やっと来ましたね。お姉さんたちもう宿は決めているのですか?」


「まだ決めてないけど、あなたは?」


突然声をかけられ戸惑っていると朱李が返事をした


「私はメルネと言います。もし宿が決まっていないのでしたら私の家がやっている宿に来ませんか?」


メルネという少女が提案してきたことは今の私たちにとってとてもありがたいことだが


「その誘いは嬉しいのだけどあなた、私たちのことを待ってたみたいだけど誰から私たちのことを聞いたの?」


私がそう言うとメルネは首を傾げてから説明しだした


「えっとですね、うちの宿にはお姉さんたちの知り合いの人が泊まってたことがありまして、それからギルドの方と相談してあの人の仲間の人が宿を決めていなさそうであればうちに連絡をいれてもらうようお願いしていたのです」


「なるほどね、分かったわ。じゃああなたの家の宿に案内してもらえるかな?」


「まかせてください」


メルネは元気よく返事をしてからギルドを出ていき私たちもメルネに続いてギルドを出た


次回は時雨視点にもどります!

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