第74話 千栄との話し合い
案内された部屋には大きな机と椅子が8つ並べられていたので俺は全員に席に着くように言う
「お前たちは俺に話があるみたいだしとりあえず話を聞こうか」
俺がそう言うとルミナスが話そうとするとそれを千栄が止めてそのまま話始めた
「まずこの街に来た理由ですが兄様に謝るためです。私たちはあのとき兄様にひどいことを言ってしまいました」
「今の俺を否定したあれか。たしかにあの言葉で俺はどう生きていくか考えさせられたよ」
エルやシズクに会えたから別にいいんだが、と言おうとしたがこの場で言うわけにはいかないのでやめておいた
「謝り来たと言っていたがお前たちはひどいことを言ったと始めは理解していなかったんだろ?おそらくだが俺と分かれた後ルミナスか桜花にでも言われてから気づいたんだろう」
その言葉に千栄は俯きながらもその通りですと答えた
『マスター、私たちも話に参加していいですか?』
シズクがそう聞いてきたので別にいいぞと返事をするとシズクたち四人が俺の後ろに現れた
突然現れた四人に千栄たちが驚いているとシズクが声をかけた
「マスターに謝りたいということはわかりました。ですが貴方たちがマスターを傷つけた事実は変わりません」
「それでもご主人様は君たちともう一度一緒に旅をしたいと願っています」
「私たちは主様の意思に従う・・・でも」
「また私たちの主人を傷つけるようなら」
『私たちがあなた方を許しません』
五人目の声が聞こえたと思ったら部屋が光に満たされ気がつくと俺の横にエルがいた
「エル!?なんでお前がここにいるんだ?」
「それはもちろん、旦那様があまりに会いに来てくれないので私が地上に降りてきたんです。あとは旦那様を傷つけた人たちの監視の為ですかね」
そう言いながらエルは胡桃たちの方に目を向ける
エルの参加に驚いていたが話を続けるために千栄に声をかけた
「俺の考えはさっきこいつらが言っていた通りだ。だが俺は怖いんだ、また否定されることが」
俺の言葉に千栄が泣きながらごめんなさい、本当にごめんなさいと謝りだした
「千栄さん、頭を上げてください。あなたが旦那様のことをこれからは絶対に裏切らないと誓えるのであれば私の手の上に貴方の手を置いてください」
そう言って差し出されたエルの手に千栄が手を置く
「何をやっているんですか、あなた方もですよ?」
その声に反応して今まで動きを止めていた胡桃たちは全員手を置いた
「全員が旦那様を裏切らないとわかりました。では旦那様、これからのことの話をどうぞ」
「そうだな、まずはエルの冒険者登録と千栄たちの宿の確保だな。俺のパーティへの再加入は少ししてからだな」
その言葉を聞いてからそれぞれ移動を始めた
次回は神楽SIDEを書こうと思います
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