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第64話 オルトラ支部


 迷宮を出た時雨とシズクは迷宮の入り口から近い場所にあった店で昼食をとりながらこのあとのことを話していた


「とりあえず迷宮はしばらく行かないでおこうと思う」


俺が突然そう言うがシズクは「わかりました」とだけ返事をしてきた


「理由は聞かないのか?」


なにも聞かないシズクに俺がそう聞くとシズクは


「マスターが考えていることなのですから少しは私にも分かります、胡桃さん達がこの街に近づいてきているから攻略は合流したあとでいい、と思ってますよね?」


そう答えた


シズクの言う通り胡桃達が近づいてきているのは昨晩寝付けなかったときに考えた加護に俺だけが見えるように魔力を付与しており、その魔力を探すと場所が分かるようにしているからだ


今ストーカーだとか思ったやつ、俺は万が一に備えていただけだからな


まあそれはおいておくとして


胡桃たちは俺と分かれてからここに来るまでの少しの間魔物を倒して能力は上がっているだろうがその能力をちゃんと使えていなさそうだからそのためのトレーニングのために迷宮は残しておこうと考えている


「ではマスター、このあとはギルドで依頼を受けましょう。この街では依頼を受けたことがないと思いますので」


正面に座っているシズクがそう提案してきた


「そうだな、確かにこの街に来てから依頼は受けてないな。ならどんな依頼があるか見に行くか」


俺はそう言って残っていた分を食べ始めた


 昼食を食べ終え店を出た俺たちはそのままギルドに向かうとすれ違った女性が挨拶をしてそのまま歩いていった


「あの人はもしかして、、、」


「先日盗賊から助けた女性の内の1人ですね」


そのあとも道を歩いていると助けた女性には感謝され冒険者には恐れられたが気にせず歩き続けギルドに到着したので中に入る


俺たちが中に入ると今まで話していた他の冒険者や受付が静かになったが一部の冒険者は「あの格好、まさか噂の!?」「あいつが赤のアギトを、、、」などと小さな声で話していた


視線を浴びながら依頼が貼られている掲示板を見に行こうとすると俺たちと掲示板の間にいた冒険者はさっ、と道を開けた


「はぁ、、、」


「マスター、そんなにめんどくさそうにしないでください。」


「だけどなぁ、俺たちって一応女性たちを助けて指名手配されていた盗賊を捕まえてきたんだよな?」


周りに聞こえるようにそう言うとちゃんと俺の声が聞こえていたのか奥の部屋から一人の女性が現れた


「お主達だったか、赤のアギトを捕らえてくれたというのは」


女性の姿を見て他の冒険者たちは全員が驚いたような顔をしていたので俺は聞いてみた


「あんた、もしかして俺に向かって威圧使ってないか?」


俺がそう聞くと女性は「使っておるぞ?」と答えたので少しだけ威圧を使う


「ひゃ!な、なんじゃ、この威圧は!も、もしやお主か!?」


「その通りだ」


かわいらしい声を出しながらも聞いてくる女性にそう簡単に答える


ちなみに他の冒険者たちは高ランクの人以外は気絶していたり座り込んでしまっている


「すまんな、最近事実を偽って報告する者がいてのぉ。ここオルトラ支部のギルドマスターとしてそういった違反行為を許すわけにはいかぬのでな」


「そうだったのか、っておい今ギルドマスターって言ったか?」


「ん?そういえば言ってなかったのぉ。冒険者ギルド、オルトラ支部のギルドマスターを務めておるマローナじゃ、よろしく頼む」


丁寧に自己紹介をしてくれたので俺もちゃんと挨拶をする


「丁寧にどうも、知ってるとは思うが俺はシキだ」


「もちろん知っておるぞ、黒銀の剣帝だったか?」


「前にもそんなこと言われたがそれは一体なんなんだ?」


「何だと言われてもギルドで決まったお主の二つ名としか言えんのだが」


「私たちが戦っているところを見られたことはないはずですがなぜそんな二つ名を付けれたのですか?」


俺たちが話していると今まで黙っていたシズクがそう聞いた


確かに不思議だ、俺の能力を見られないようにするためにわざわざ人のいないところを探してそこで戦ってきたはずなのだがなぜ二つ名を付けれたのだろう


「それは王都にいた勇者という者が言っておったようでな、それを聞いた冒険者がさらにドラゴンを剣のようなものを使い単独で撃退したという話を聞きそのような噂とお主の外見が伝わり二つ名がつけられたのじゃ、それにお主、一度アルカードの近くの森で爆発を起こしたじゃろ?それが気になって近くにいた冒険者が見に行きガイアドラゴンとの戦闘を見ていたようだしの」


「あのとき見られていたのか、、、まあいいか、あと二つ名に関しては広がっているのなら仕方ないだろうな」


「マスター、そろそろいかないと依頼を終わらせる時間がなくなりますよ?」


「すまん、じゃあマローナさん、俺たちは依頼を見てくるからまたな」


俺はそう言ってマローナの横を通りすぎるときマローナの耳に顔を寄せ


「今は大丈夫だろうが近い内に勇者がここに来るだろう、その時は気を付けろよ、魔王派の幹部、幻狼のマローナさん」


そう言い残して掲示板に向かい、正体を言い当てられたマローナは驚いたような顔で俺の方をみて


「シキ、お主は一体何者なのだ、、、」


そう言ってから奥に戻っていった




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