第62話 馬車での出来事
もう少しこんな感じの投稿が続くかもです。すみません
時雨が迷宮の攻略を始めたころ胡桃たちはアルカードとオルトラの中間あたりにいた
「ねぇ、皆は時雨君と合流したらどうするの?」
「私は兄様にちゃんと謝りたいと思います」
「私もシグレ様の変化にほんの少しですが気づけていたのにお力になることが出来なかったので謝ろうと思っています」
千栄の言葉にユキとサラが頷き、ルミナスの言葉に桜花も頷いた
「そうだね。私もちゃんと謝らないと時雨君に会わせる顔がないよ。それに、付き合ってくれてる相手に対して私たちの言ったことは酷いことだったってちゃんと分かったから」
胡桃がそう言うと桜花が
「そうなのね、時雨君に言う前に確認のために聞いてもいい?」
そう聞いてきたので、胡桃は自分の考えを話し始めた
「まず、私たちは人に優しく出来ない時雨君はカッコ悪いとか嫌いとかそんなことを言ったけどそれは聞き方によれば人に優しく出来る人が好きだってことで時雨君のことが好きなんじゃないって言ってるようなものなんだって気づいたの」
そこまで話すと胡桃は俯いた。自分の言葉の意味を改めて考え、その答えを口に出すと同時に想い人に対する罪悪感が再び出てきたのだろう
俯いてから少しすると胡桃はその顔を上げてまた話し出した
「酷いことを言ったのは分かったし、嫌われる覚悟もある。でも、私はやっぱり時雨君以外を好きにはなれないからもう一度時雨君に会ってちゃんと話をしたい」
そう言ったときの胡桃の顔は本当に覚悟を決めたような顔で、ルミナスと桜花はその顔を見て今の状態なら時雨に会っても大丈夫だろうと思った
「シキさんに会ったときのことは決まったみたいなので少しステータスを確認しませんか?」
胡桃の話が終わったあといままで黙っていたステラが口を開いた
「私たちはずっと依頼をこなしていて、胡桃さんたちはシキさんのことでずっと考えていたのでステータスの確認しておいた方がいいと思います」
時雨と分かれてから6人はステータスの確認をしていなかったようで集まって確認をしようとしていると、
「ちょっと~、おいていくなんて酷いよ~!!」
そんな声が聞こえてきた。あまりに突然だった為胡桃たちは「なにっ!?」と慌てていたがルミナスは落ち着いて人数を確認して1人、正確には一匹いないことに今更ながら気がついた
「すみません、少しスピードを落としてもらえますか?」
ルミナスが御者にそう頼むとすぐに「わかりました」という返事がきた
実はこの御者、ラオルが胡桃たちに内緒で付けた魔王直属の部下なのだが彼女たちに何かあれば自分の身に何が起こるかわからないとずっと全力で気配察知と危険察知のスキルを使い続けていて、それがかなりの音量でとある気配が近づいてきているとともに警報を鳴らしていたので冷や汗がすごかったようだがルミナスたちは知らない
スピードが落ちてから少しすると一人の少女がすごい速さで走ってきた
「ちょっと!ガイアさん!もう少しスピードを落とさないとぶつかってしまいますよ!」
そう言われ少しずつスピードを落とした少女、ガイアはぶつかる直前に馬車の荷台にいるルミナスに向かって飛び込んだ
いきなり自分に向かって飛び込んできたガイアに驚きながらもしっかりと受け止めるルミナスだが
「んー!んーー!」
なにやら慌てた様子で体を叩いてくるガイアにそんなにおいていかれたことが嫌だったのかと思ったルミナスは受け止めた体制のまま少し力を加えてガイアを抱きしめた
「んーー!んーーーーー!」
「ルミナスさん、ガイアちゃんやばいから離してあげて!そのまま抱きしめてると死んじゃうから!」
胡桃にそう言われてルミナスが手を離すとガイアはすぐさまルミナスと距離を取った
「ルミナスさん、兄様が気にしないからって自分の体のことを忘れるのはどうかと思いますが・・・」
千栄はそう言いながらルミナスの胸を見て、自分と歳は変わらないのにその発育の差に少し思わず目を伏せる
「ルミナスは危険だよ!」
ガイアはルミナスの胸部を指差しながらそう言った
ルミナスは確かにスタイルがいいのだがいままで少しの間だったが時雨と一緒にいたのに全く気にされていなかったことで千栄にも言われた通り自分の体のことを忘れていたのだ
「ガイアちゃんごめんね。私たちも焦ってたみたいなの。これからはもう忘れないからね」
胡桃がガイアの頭を撫でながらそう言っているとステラが申し訳なさそうにしながら「あの~、ステータス確認しませんか?」と言ってきたので隅で危険だと言われたことにショックを受けているルミナスをなだめてからステータスの確認をし始めた
次回も胡桃たちを書こうと思います
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