第59話 ソルの迷宮 (1)
街の中を歩いていると迷宮に近づくにつれて人の数が増えていった
「マスターあれがソルの迷宮です」
シズクはそう言いながら見えてきた黒い建物を指差した
「へぇ~、あれがそうなのか、普通の家みたいな形だな」
指差された先の建物を見ながら俺はそう言う
人通りの多い大通りを二人で話ながら歩いていると迷宮の入り口がついたら入り口に立っているギルド職員の男性が声をかけてきた
「迷宮に入るのでしたらギルドカードをお願いします」
言われた通りギルドカードを見せてから俺とシズクはパーティとして動くと言っておいた。あとでめんどくさいことになるかも知れないからパーティの登録はしてなかったんだよな
「シキさんとシズクさんですね、確認出来ましたので入っても大丈夫です。くれぐれもお気をつけください」
そう言ってギルドカードを渡してきたので受け取り迷宮の中に入る
迷宮の中はダンジョンと同じで照明がないのに少し明るくなっていたが薄暗いと感じる程度であったがダンジョンよりも階層が多いため一階層目は敵が弱くその分、人が多かった
「シズク、五階層までの最短ルートを教えてくれ」
あまりの人の多さに俺は人が減りそうな五階層までの道を聞いてみた
「五階層までの最短ルートはこちらになります。ただ……」
「どうしたんだ?」
「はい、どうやらこの迷宮は第10階層までは人がとても多いようなのです」
シズクは頭を下げながらそう言ってきた
「別にシズクが悪い訳じゃないんだから頭を下げるな、第10階層までは人が多いならとりあえずボスフロアまで歩くとしよう。案内を頼めるか?」
俺はシズクに対してそう伝えてから10階層までの道のりを聞いてみると任せてください!と胸を張って答えた
シズクの案内のもと一度も戦闘をすることなく無事に第10階層のボス部屋に着いたのだがすでに先客がいたようで2つほどパーティが待っていた
「ここでしばらく待つか」
俺がそう言って座ろうとすると1つのパーティがこちらに近づいてきた
「君たちは二人でここまできたのかな?」
「ああ、そうだ」
「この先はボス部屋だから二人じゃ死にに行くようなものだよ。よければ俺たちと一緒に行かないか?」
「いや、やめておこう」
話しかけてきた優しげな男性が勧誘してきたのだが断っておく
「そうか、だったら気をつけるんだよ?俺たちは次に中に入らせてもらうよ」
どうやら俺たちが話している少しの間に一つのパーティが入っていったようだ
それからしばらく待つと扉が開き
「じゃあ、先に行かせてもらうよ」
男性がそう言ってからそのパーティのメンバーが扉の中に入っていき全員が入ると扉が閉まった
またそれからしばらくすると再び扉が開いた
ん?待っている間何してたかって?それはもちろん……寝てたよ。壁に持たれてな
まあそんなことはおいといて
「さて、扉が開いたことだし入ってみるとするか」
「そうですね」
そう言いながら俺たちはボス部屋に足を踏み入れた
しばらくは迷宮を書きたいと思います
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