第52話 意見の分割
投稿遅くなってしまいすみません!
時雨が去ったあと城に戻った勇者たちは城の中にある会議室を借りて話し合いをしていた
「みんな、いきなりだったのに集まってくるてありがとう。これからのことで話し合いたいと思う」
そうきりだしたのは勇者の職業は持つ高崎だ
「僕としては外崎を倒して森崎さんや彼の妹さん、先生や王女様達を助けるためにあいつを追いかけようと思うがみんなはどうだろう」
「私はそのことには反対です」
高崎の意見にほとんどが同意しているなか一人の女子がそう言った
「理由を教えてもらってもいいかな?曙さん」
反対意見を出したのは時雨に助けられた回復役だった女子の曙 朱李だ
「理由は簡単です。今の高崎君には周りが見えていないし相手の力が分かっていないのに戦おうとする命知らずだと思ったからです」
高崎の意見に同意しなかったメンバーは朱李の意見に頷いていたがそう言われた高崎はどういうことか説明してくれ、と頼んだ
「ではまずダンジョンでウルフの群れが現れたとき私達回復役は途中からどんな状態で魔法を使っていたと思いますか?」
朱李は分かりやすいように言ったのだが高崎は頭の上に?を浮かべた状態で
「普通に使っていたよね?」
そう言った
「やっぱり見えてなかったんですね。確かに分かりづらかったかもしれませんが私達は少しずつふらついていていたんですよ。魔法の先生から教えてもらったことを思い出してください」
そう言われ全員が練習の前の言葉を思い出した
「魔法は体内にある魔力を使って発動するものである。だが魔力がなくなったあとでも魔法は使うことが出来るがやめておいた方がいい、と言っていたな」
「では、魔力がなくなったあとに魔法を使ったときの状態はなんと言っていましたか?」
「確か『魔力がない状態で魔法を使っているとだんだんとふらつき始め、しばらくすると倒れてしまいその結果死ぬことになる』と言っていた、まさか!」
そこまで思い出した高崎は朱李達がどんな状態で回復をしていたのかが分かった
「そのまさかです、私達は死ぬ寸前の状態で魔法を使っていたんですよ。外崎君が来てくれていなかったら私達は死んでいました。
これが周りが見えていないと言った理由です」
朱李はそこで一回話すのを止めもうひとつのことに答えたほうがいいかを聞くと高崎は頷いので再び話始めた
「二つ目の相手の相手の力が分かっていないということですがそのままの意味です。高崎君は外崎君と自分のどっちが強いと思いますか?」
「それは僕の方が強いだろう」
高崎は一切迷うことなくそう答えた
「残念ですが外崎君の方が圧倒的に強いです。それも私達全員が協力しても足元にも及ばないほどです」
「そんなわけがないだろ!あいつのステータスは俺たちよりも低かっただろ、そんなやつに俺たちが負けるはずがねえ!」
朱李の言葉に滝口がすぐさま反論するが
「では高崎君、私達に向かって威圧を使ってみてください」
「えっ?どうしてだい?」
「理由は後で話しますのでお願いします」
そう言われた高崎は少し躊躇ったあと威圧を使った、だがその場にいたメンバーは誰も膝をつくことはなかった
「これでいいのかい?」
「はい、大丈夫です。次は高崎君に威圧を受けてもらいます」
「理由は後で話してくれるんだろう、分かったよ」
高崎がそう言ったあと朱李は近くにいた反対派の男子を呼んで威圧を使ってもらったがやはりこれにも誰も膝をつくことはなかった
「どういうことか説明してくれるよね?」
「では、先に高崎君に威圧を使ってもらった理由は彼に高崎君の威圧のレベルを確かめてもらうためです。そして彼が威圧を使った理由は高崎君が使った威圧と同じレベルで使いその時の高崎君や他の人たちの反応を確かめるためです」
朱李はそこまで言ってから全員に威圧のスキルの効果を知っているかどうかを確認すると全員が知っていると答えた
「威圧の効果はたしか、使用者よりも相手が弱かったとき相手の動きを止めることが出来る。これは力の差が大きいほど効果が上がる、だったかな」
「その通りです、私達は全員が同じくらいの力の為効果があまりなかったですが前にダンジョンで外崎君に威圧されたときのことを思い出してください、立っていることが出来ずに全員が膝をつきましたよね?」
そう言われて思い出したメンバーはようやく分かった、威圧を使われたとき自分たちが全く動くことが出来なかった理由が圧倒的過ぎるほどの力の差があったからだと
「分かりましたか?それが二つ目の理由のわけです、それでも戦うというのなら私達は知りません」
そう言うと朱李は反対派のメンバーと一緒に部屋を出ていった
部屋に残ったメンバーは自分たちよりも時雨が強いということを認めようとしない者達だったしさらには胡桃達が居るところを知っているやつもいたのでこれからの行動はすぐに決まった
「ならデルタスさんと相談してみよう」
そう言ってから全員が会議室を出ていった
次回も続けて勇者側を書こうと思います
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