第48話 ギルドへの報告と騎士団
俺たちがギルドに戻ると中にはすでに盗賊を捕まえると意気込んでいた冒険者たちがいたのだが全員なにか残念そうな顔をしていたが俺はそんなことは気にせずに受付に向かった
「ちょっといいか」
「はい、なんでしょうか」
「盗賊、赤のアギトのことで話がある」
俺がそう言うと周りは一気に静かになり受付の女性は頭を下げてきた
「この度は申し訳ございませんでした」
突然謝られた理由はある程度分かっていたので気にせずに報告をする
「とりあえず赤のアギトは潰してきたし捕まっていた人たちも助けてきたからその報告をしにきた」
その言葉を聞いた女性は頭を上げて驚いていた。まあそうだろうな、自分が焦って盗賊からの情報を鵜呑みにして伝えて結果がなにもいなかったのだから
「えっと、それは本当ですか?」
女性は俺に確認の為にもう一度聞いてくる
「ああ、本当だ。ギルドの前に捕まえた盗賊と助けた女性たちがいるから確認してもらってもいい」
俺がそう言うと受付の人たちや冒険者たちは外に確認しに行ったので俺も外に出た
俺が外に出るとそこには倒れた冒険者が数人と確認に出てきた冒険者と受付のひとたちがいたので俺は近くにいたシズクを呼んで何があったのか説明してもらった
「実はマスターが報告にいっている間にあの冒険者たちが盗賊を捕まえた手柄を横取りしようとしていたので」
嘘の反応もないからただの馬鹿を黙らせてくれたみたいなのでとりあえず礼を言ってから頭を撫でておいた
状況が理解できていない冒険者たちは俺を警戒した様子でいたが一人の冒険者が聞いてきた
「お前、これはどういうことだ?」
「あいつらが手柄を横取りしようとしていたから黙らせただけだ」
俺の答えを聞いた冒険者は少し考えたあと納得していた、どうやらあいつらは今までにも同じようなことをしていたらしい
「まあいい、とりあえずこいつらが赤のアギトのメンバーとそのボスであっちの人たちが助けた人たちだ。あとついでに他のやつらの死体も出すか?」
「死体はあとで騎士団のところで出してください。それとあの、赤のアギトの拠点があった場所を聞いてもいいですか?」
「拠点は手紙とは逆の東の森の中にあったぞ。報告も済んだし俺は盗賊を騎士団のところに持っていくとするか」
「騎士団の所へは大通りをまっすぐ北に向かうと着くと思います。騎士が立っている建物が詰め所のはずです。
それと明日報酬をお渡しするのでギルドに来てくださいね」
俺はその言葉に分かった、とだけ返事をしてからシズクを連れて盗賊を詰め所に運んだ
言われた道をしばらく歩くと騎士が立っている建物が見えてきたがこちらに気づいた騎士が警戒しながら近づいてきた
「お前たちは何者だ!」
「俺たちは冒険者だ、盗賊を捕まえたから連れてきた」
そう言いながら盗賊のボスを前に出す
「こいつは指名手配されてる赤のアギトのボスじゃないか!お前こいつをどうしたんだ!」
「だから言っただろう、捕まえたと」
「ふざけるな!お前みたいなやつがこいつに勝てるわけないだろう。倒した本人を連れてこい!」
騎士の態度に苛立ち始めシズクになだめられていると一人の男が建物から出てきた
「どうした?」
「騎士団長、この男が赤のアギトのボスを捕まえてきたと嘘を言っていまして本人を連れてくるように言っていたところです」
その言葉を聞いた騎士団長は俺の方を見て驚いていた
「貴殿はもしや、シキという冒険者ではないか?」
「ああ、確かにシキだが」
騎士団長の態度に驚きを隠せない騎士はどういうことか説明してくれませんか?と騎士団長に聞いていた
「お前、アルカードでガイアドラゴンが出たことは知っているな?」
「はい」
「そのガイアドラゴンをたった一人の冒険者が撃退したことも知っているな?」
「はい、何度も聞いていた話なので知っていますがそれがどうしたのです」
「ここまで言えば分かると思っていたが分からなかったか。そのガイアドラゴンを一人で撃退した冒険者の名前と特徴は覚えているか?」
「覚えています、確かシキという名前で銀色の髪に黒いコート、金と黒のオッドアイだったと思います」
ここまで言われて普通なら気づくはずなのに気づけない部下に対して団長はため息をはいた
「何故お前はわからない、目の前にいるだろう。その冒険者が」
そこまで言われて騎士はようやく気づいたようで
「も、申し訳ございませんでした!」
突然謝ってきた。それも土下座をしながら
「この度は部下がすみませんでした。」
「別に構わない、だがもう少し礼儀を教えておいた方がいいぞ」
俺はそう言ってから盗賊達を前に出し
「じゃあ引き渡しをしたいんだがいいか?」
そう騎士団長に確認をした
次回は引き渡しを書こうと思います
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次回予告なのですがあった方がいいでしょうか、どうかご意見よろしくお願いいたします




