第43話 ダンジョン攻略
魔物を食べながらも順調に進み26層目に着いたのだがそこは……
「……なんでボス部屋なんだよ」
ほかのボス部屋と同じような広い部屋だったのだ。
すると、隣にいたシズクが教えてくれた
「マスター、どうやらこのダンジョンは10階層ごとと26階層からがボス部屋になっているようです」
その言葉を聞いた直後に部屋の中心にボスが出現したので即座に鑑定を発動させる
「ゴブリンジェネラルか」
鑑定結果をみて良さそうなスキルもなかったし時間を無駄にしたくなかったので神流を取り出し首を切り落とし、次の階層に進んだ
進んだのはいいが出てきたボスがあまりに弱かった
ハイオーガ、ファントム、デュラハンの順番で出てきたんだが全て瞬殺しスキルも良さそうなやつは食べた
いよいよ最後のボスだけになったが俺は今までのやつらがあまりに弱かったことであまり期待はせず歩いていると扉の前に着いた
「最後くらいましなの来てくれよ」
俺がそう言って扉を開けると女性が男に殺されそうになっていた
女神の言葉を思いだしとりあえず女性の前に立ち振り下ろされるナイフを受け止め女性に声をかけた
「大丈夫か?」
すると女性は驚いた様子でこちらを見て早く逃げて!と言ってきた。
「おい、貴様は誰だ!なぜそいつを庇う!」
ナイフを持っていた男が俺の耳元で怒鳴りだしたので丁寧に答えてやる
「俺はシキ、冒険者をしている。庇うというか助けた理由は知り合いに頼まれたからだ」
「ふざけるな!ただの冒険者に俺の攻撃が止められるはずがない!」
男は自分の力に自信があったようでかなり苛立っていたようだったが
『黙ってろ』
言霊術を発動させて男を黙らせて女性に確認する
「こいつは殺してもいいのか?」
そう聞くと女性はすこし悩んだようだったが頷いたので男の方を向いてその首を切り落とした
それをみて驚きを隠せていなかった女性に名前や事情を聞くと
・名前はメグネカでこの国の隣の帝国の皇帝の娘なのだが親である皇帝に捨てられさらに殺されかけていた
・さっきの男は皇帝の次に強いと言われていたやつで名前はギガス
ということだった。
(この世界はどこにいってもこんな国ばかりなのかよ)
俺がそう考えているとメグネカが声をかけてきた
「助けていただいてありがとうございます。なにかお礼をしたいのですがなにも持っていなくて身体くらいでしか……」
「さっさと脱出しよう、俺はここで別れるがこの先行くところがなければ商業都市アルカードに行ってそこの冒険者ギルドで俺の知り合いだと言ってみるといい」
これ以上はまずいと思い急いでメグネカの言葉に口を挟む
『この女いきなり何てことを言い出すんですか!まったく』
どうやらシズクもご立腹のようだ。
シズクはどうやら人としていることもスキルとして俺のなかにいることもどちらもできるようだ
メグネカを連れて奥の部屋に移動するとそこに脱出用と思われる魔法陣があったのでメグネカを転移させ俺も出ようとすると外ではなく真っ白な部屋に着いた
「また会えましたね、時雨さん」
「ああ、そうだな。エル」
目の前にいたエルが挨拶をしてきたので俺も挨拶を返す
「エルに伝えておくことがある」
「なんでしょうか」
「俺はこれから人間味のある神として生きようと思う、どうせ元の世界に戻っても戻らなくても俺の扱いは変わらないだろうからな、それに人も殺してるんだ。この世界で生きていく方が楽でいい。あとエルとの結婚だが俺が胡桃達と話し合ってからでいいか?」
俺がそう聞くとエルは笑顔で答えた
「分かりました、何百年も待っていた相手なのですから今さら少し待つくらいどうってことないです。生き方についてはあなたがそう決めたのであれば私も支えましょう、あなたの妻として。あとは呼び方も変えないといけませんね、そうですね……旦那様とお呼びしましょう!」
「そ、そうか、ところでエルと会うのに俺から会いに行くことは出来るのか?」
「大丈夫ですよ、旦那様。私の名前を頭のなかで呼んでくれれば会えると思いますのでいつでも来てくださいね」
エルのその言葉を聞き終わると俺の体が透け始めた。
「どうやら時間のようですね、またお会いしましょうね、旦那様」
「また会おう、エル」
俺がそう言い終わるとその場から消えてダンジョンの外に出た
「やっと攻略終わった~!」
次回は結構出てくるキャラが増えたので登場人物紹介をしようと思います
誤字脱字等がありましたらご指摘お願いします!
またアドバイスや感想等も書いていただければ参考にしたいと思います!




