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第38話 思い

今回は時雨を卑屈に作りすぎました、ごめんなさい

そんな時雨が嫌な方はご注意ください


 13層目にこれまでとは違う雰囲気、違和感を感じながら俺たちは歩いていた。


 魔物の数も少なくあまり戦闘にならないので早く進めるかと思えば雰囲気が違うせいで警戒して進まなければならないのでこれまでと同じ、もしかするとそれよりも遅いペースで進んでいた


 このダンジョンは地下に広がる塔型のダンジョンで全ての層が同じ広さということをシズクから聞いていたので今いる階層の違和感の正体を調べるためにフロア全体を探索する


 魔物との戦闘は魔法が使える胡桃に千栄、ルミナスの三人が主に行っているので戦闘中は近接戦闘が主になる桜花とユキは暇になるので俺と一緒に話をしていた


「なあ、二人はこの階層に違和感、感じるか?」


 俺がそう聞くと二人は頷いたので俺は


(全員が感じているみたいだな)


と一人で考えていた。すると桜花が突然


「シキ君はここ出たらどうするの?」


そう聞いてきたのでとりあえずギルドに行って報告すると答えておく


 すると今度はユキが俺に聞いてくる


「シキはなんでそんなに強いの?」


「俺は強くない、ただステータスが高いからそのせいで強く見えるだけだ」


俺は少し自嘲気味に答える


「職業が死神になったことで人や魔物を殺すことで気持ち悪いと思う気持ちが薄くなった、さらに種族が神になったことでさらに薄くなった。その結果俺は人の死に関しての感情が薄くなってしまい、俺の仲間以外はどうでもよくなりつつある。自分や仲間以外はどうでもいいと助けもしないこんなやつが強いわけがないだろ」


そう言っていると突然パシンッという音が響き俺の頬に痛みを感じたので前を見ると胡桃がいた、どうやら戦闘が終わり戻ってきたようだ


「いきなりなんだよ?」


「カッコ悪いよ」


「はっ?」


「だからカッコ悪いって言ってるの、なに?さっきから聞いてれば自分が弱いのは職業や種族のせいにしてさらには自分達以外の人はどうでもいいなんて。私の好きな時雨君は弱い人にも手を差しのべるすごく優しい人で今の時雨君じゃない」


胡桃がそこまでいうと今度は千栄が


「胡桃さんの言うとおりです。今の兄様を好きでいることは出来ないです。兄様は前にいじめられていた私を助けてくれました。それ以外にもいじめられていた人や怪我をした子ども等いろんな人を助けていましたが前の兄様とは違いどうでもいいなんて言う兄様は嫌いです」


そう言ってくる。それにサラやユキも頷く


俺はあまりの言われように思わずキレた


「ああそうかよ、俺は変わって自分ではどうしようもない感情の変化に耐えてきたのにそれを伝えたら嫌い宣言かよ。今の俺を受け入れてくれると思っていたがそれは間違っていたんだな。お前らは今の俺じゃなく前の俺、ここに転移してくる前の俺が好きだったみたいだしな」


そこまで言うと一度切り息を整えて再び話し出す


「お前らは好きにしろ」


「え?」


六人は驚く


「仲間にそこまで言われ恋人にすら嫌いと言われた今の俺にお前たちと一緒にいる資格はないからな。仲間はお互いがお互いを信頼して組むものだと俺は思っているが今のお前たちを信頼することは俺には無理だ、俺はしばらく一人で旅をするからお前たちは自由にしろ」


「待って!」


俺がそう言って歩き出そうとすると胡桃が止めようと声をかけてくる


「なんだよ?今の俺はお前らにとって必要のない存在なんだろ?人のことをどうでもいいと感じる俺より前の俺がいいと言い今の俺を否定したのはお前らだ。付き合っている状態ではいるがパーティからは抜けて胡桃にリーダーを移しておく。機会があればまた会えるだろう」


俺はそう言い残してダンジョンの奥に歩く


後ろをついてきていた一つの影に気づくこともなく……


次回は残された胡桃視点で書こうと思います

誤字脱字等がありましたらご指摘お願いします

またアドバイスや感想等も書いていただければ参考にしたいと思います


ちょっとやり過ぎたかな?

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