第27話 パーティ初クエスト
「ん?今なんていった?」
俺は突然の言葉にステラに聞き返した
「えっと、私も一緒に連れていってください」
ステラは俺たちに向かってそう言うと俯いた
「ステラはお店のことはいいのか?勝手に閉めちゃって」
「大丈夫です、もともとあまり人が来なかったこともありますし、さっきみたいに絡まれることがあるのでよく勝手に閉めちゃうんです」
ステラはそう言うとその場で頭を下げた
「どうか私も連れていってくれませんか?足手まといになるかもしれませんが自分の身くらいは守れるようになりたいんです」
俺はその様子を見て慌てて頭を上げさせた、人がいるところでいきなり頭を下げられるのもどうかと思って上げさせたのだがステラは頭を上げると今度は上目遣いでこちらを見てきた
「俺は別にいいんだが彼女たちにも聞いてくれ」
そう言いながら胡桃たちがいる方を指差す
俺は一人で旅をしている訳じゃない、仲間がいるから新たに同行者が増えるときはちゃんと確認しなければいけないんだが俺が聞くのもあれなので自分で聞いてもらった方がいいと思ったのだ
俺の考えを理解したのか千栄は頷きステラが話すのを待った
少し待つとステラが覚悟を決めたような表情で千栄達を見る……なに?ついていくことを伝えるだけなのに、覚悟決める必要あるの?
俺が一人でそんなことを考えている間にステラは話し始めた
俺は千栄たちに任せようと別のことを考えてたからよく聞いてなかったが千栄に確認すると呆れられた……なぜだ
千栄の話をまとめると、ステラは俺に助けられたことで好きになり俺たちと一緒に旅をしたいらしい、あと自分のことをシキにはサラと呼んでほしいと言っていたそうだ
「なんでそんな話になったかは知らないが連れていくのか?」
そう聞くと五人は頷いた
「わかった、連れていこうか、とりあえずギルドに行ってパーティ登録とクエストだな。そういえばステ「サラです!」サラは冒険者登録してるのか?」
その質問にサラはしてないと答えたので冒険者登録からすることにした
ギルドに着くと中にいたやつらは俺を見て目をそらしたが気にせずに冒険者登録のカウンターに向かうと昨日の人がいた
「こんにちはシキさん、今日はどうしたんですか?」
「新しい仲間が増えたからそいつの登録に」
そう言ってサラを前に出す
サラは受付嬢から受け取った紙に名前と戦闘スタイルを書き、渡した
「セリーさん、スタイルは魔法使いでよろしいですか?」
受付嬢は確認しサラが頷く少しお待ちくださいと言って奥に入っていったので俺たちは受けるクエストを選び始めたのだが、胡桃たちの特訓をする予定なので討伐系になるので前回と同じような内容になる
クエストを選び終え受付に戻るとちょうど受付嬢が戻ってきた
「登録は完了です、説明はどうしますか?」
「俺の方から説明しておく、あとセリーのパーティ登録も頼む」
「わかりました、ではパーティリーダーの方はギルドカードを出してください」
そう言われて俺は自分のギルドカードを渡した
「パーティ名がアルダート、リーダーはシキさんでよろしいですか?」
「大丈夫だ」
「はい、完了です。お返ししますね」
そう言ってカードを返してきた受付嬢にそのままクエストの受注を頼む
「ゴブリン、スライム、コボルドの討伐ですね、受注完了です」
それ聞いてから俺たちはギルドを出て街の外へ向かったのだが街を出るまでにすごい数の嫉妬の視線を感じたがすべて無視した
街を出て森に近づきそろそろ魔物が出始めるかというところで一度足を止め、説明を始める
「今回のクエストだが基本的にはお前たちにやってもらう、何かしらのイレギュラーが起きた時は俺が対処しようと思う」
俺がそう言うと皆はわかったと返事をしたので森の中へと再び歩き出した
次回は胡桃たちの訓練を書こうと思います
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