第24話 説明
宿に着いてすぐに俺が泊まっている部屋に全員が集まっていた、さっき冒険者ギルドで起きたことの説明のためだ
「兄様、ちゃんと説明してくださいね」
「分かってる、お前達には俺が人間をやめたときにステータスを見せたと思うがそのままの力で加減せず適当に凪を一振りして男どもを殺しただけだ」
俺が簡単にそう言うと全員が驚いていたがそのなかでもルミナスは一番驚いていた、なぜなら
「あの、シキ様、あのときあの場にはこの国で唯一のSランク冒険者がいたのですがその方はどうだったのでしょう?」
あのとき他の冒険者に紛れてSランクの冒険者が見ていたらしいのだ、だが俺はそんなやつは知らないので外見を聞いてみると短い赤い髪に赤い鎧を着ているらしい
「そいつなら確かにいたな、周りのやつらと同じく何が起きたか理解できてなかったみたいだが」
俺のその言葉にルミナスはもちろん他の四人も驚いていたが
「さすがシキ、でもシキがなにしてるか分からないのは嫌だからもっと強くなる!」
ユキが言った言葉によって五人は真剣な表情で俺の方を見てきた
「シキくん、お願いがあるんだけどいいかな?」
すると胡桃が改まって聞いてきた
「ん?どうした?改まってお願いなんて」
「実はね、今の私達じゃシキくんの足手まといになると思うの。だから少しでも強くなれるように戦い方を教えてほしいの」
胡桃達は自分たちじゃ足手まといになると思っているらしく強くなりたいと言ってきた、俺としても強くなってくれるのは嬉しいのだが今はまだ人殺しをさせるつもりはないので
「別に構わないがまだしばらくは魔物との戦い方だけだ」
俺がそう言うとありがとう!と言って胡桃が抱きついてきた。
(女の子らしい甘い香りに加えて上目遣い、加えてこの柔らかい感触はダメだ!急いで離れてもらわないと!)
そんなことを考えていると胡桃が突然
「シキくん、じゃないや、時雨くん」
「ん?」
「私は時雨くんのことが大好きだよ」
下から俺の顔を見上げてながら告白してくる胡桃は顔を真っ赤にしながらも俺の顔を見てくる
そんな胡桃の後ろで不満そうな顔をしている女性が四人、なんだ?お前らどうしたんだ?何が不満なんだ?
俺はそんなことを考えながら胡桃に向けて
「胡桃、お前頭でも…んぐっ!」
最後まで心配する言葉は言えず柔らかい感触で口を塞がれた、目の前には目を閉じて、赤くなった胡桃の可愛らしい顔があった。
キスだ、唇どうしを重ねるだけのものだが確かに時雨は胡桃からキスされているのだ
10秒程して口が解放され胡桃から
「時雨くん嘘だと思ってる顔してたよね、さっきのキスは私の気持ちだよ、もう一度言うね、大好きだよ、時雨くん」
俺はここまで言われてようやく胡桃の好意と自分の気持ちに気づいた
(そうか、俺はいつの間にか胡桃を好きになっていたのか)
俺の答えは決まったのだが一応確認しておこう
「ルミナス、この世界は重婚は認められるのか?」
「はい、大丈夫ですが」
「なら胡桃、俺もお前のことが好きだ、俺みたいなやつで良ければ付き合ってくれないか?」
「はいっ!良かったよ~、断られないか怖かったよ、で、なんで重婚がいいか確認したの?」
胡桃と付き合うことになったのだが千栄のこともあるので話すことにした
「知ってると思うが俺と千栄は本当の兄妹じゃないんだ」
それを聞いた四人はえっ!?という感じになっていた、そしてすぐに胡桃はさっきの言葉の意味を理解してくれた
「もしかして二人とも知らなかったのか?」
俺の質問に桜花は頷いた、担任も聞いていなかったということに若干驚きながらも説明を続ける
「俺は幼いときに両親を事故で亡くしたんだが父さんの方の妹で千栄の母親に引き取られて兄妹のように暮らしてきたんだが高校に入ってから問題が起きた」
俺はそこで一旦切って千栄の方を見た、千栄は目を合わせようとしなかったので説明にもどることにした
「千栄がブラコン気味になりつつあることを危惧して離れるように少し離れた高校に入ったんだが千栄が同じ高校に入ってきたんだ」
そこまで言うと千栄が喋りだした
「兄様と離れるのは嫌なんです、今まで一緒に過ごしてきたのにいきなり距離をとろうとされたので嫌われてしまったのかと思ってしまいました」
千栄はそう言うと突然泣き出してしまった、俺は慰めるために千栄を抱きながら頭を撫でていると後ろからいいなぁ~、やら私もしてほしい~という声が聞こえてきたが無視だ。とりあえず、先に言うことを言ってしまおう
「突然だが千栄、俺と付き合ってくれないか?」
今回やっと恋人を出せました
次回は千栄への想いとクエストを書こうと思います
誤字脱字等がありましたらご指摘お願いします!
またアドバイス等もしていただけたら参考にしたいと思います!
最初のちょっとシリアスなところどこいったんだろう




